砂塵という有害物質で文明が一度崩れた近未来を舞台に、砂塵を取り込んで異能力へ変える人々が存在する都市社会を描く一巻完結のSF復讐譚です。主人公チューミーは、因縁の相手スマイリーの行方を追いながら偉大都市で暮らしており、治安維持組織・粛清官との接触をきっかけに、シルヴィと組んで動くことになります。復讐の追跡、組織の任務、都市内の勢力関係が重なり、個人の目的と秩序側の論理が交差する構成です。砂塵能力者、教会、粛清官、偉大都市といった要素を軸に、近未来社会の仕組みと人物関係を組み合わせて展開します。第13回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作です。※外伝・続編情報は本文にありません。※アニメ化等の記載はありません。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 砂塵で文明が崩れた近未来という舞台設定が強い。
- マスクや異能、格差社会まで含めて世界観の作り込みが細かい。
- 復讐劇とバディものが噛み合っていて、関係性の変化が読みどころになる。
- 戦闘シーンが映像的で、アクションの見せ場がはっきりしている。
- 伏線や人物背景の見せ方に工夫があり、読後感がまとまりやすい。
こんな人におすすめ
- ダーク寄りのSFアクションやポストアポカリプスが好きな人。
- 復讐を軸にした重めの物語を読みたい人。
- バディの掛け合いや、少しずつ距離が縮まる関係性が好みの人。
- 設定の細かさや世界観の独自性を重視する人。
- ラノベでも映画的な展開やバトルの迫力を求める人。
人を選ぶポイント
- 冒頭は設定説明がやや多く、入りにくく感じる場合がある。
- 既視感のある要素もあり、設定の新鮮さを最優先する人には弱め。
- 全体に暗さや過酷さがあるため、軽快で明るい作品を求めると重く感じる。
- 擬音や一部の表現の好みは分かれやすい。
- 続刊前提で見ると、単巻での満足度と今後への期待が分かれる。
テンポ・読後感
- 物語は比較的まっすぐ進み、復讐の目的に向かってテンポよく読める。
- 中盤以降はバトルと追跡劇が前に出て、緊張感が続く。
- 全体の空気は退廃的でダークだが、読後感は意外とすっきりまとまる。
- 展開は派手すぎず、細かな応酬や積み重ねで盛り上げるタイプ。
- 映像を思わせる場面運びで、アクションの見え方がはっきりしている。
キャラクターへの評価
- チューミーは過去の重さが効いていて、復讐の動機に納得しやすい。
- シルヴィはバディとしての相性がよく、やり取りが物語の温度を上げる。
- スマイリーは異常性のある敵として印象が強く、復讐劇の軸を支えている。
- 味方も敵もキャラが立っていて、関係性の違いが見えやすい。
- 仮面や素性の見えにくさが、人物の印象を独特にしている。
巻一覧
この巻のあらすじ
スタイリッシュな近未来SF×復讐譚。
第13回小学館ライトノベル大賞 優秀賞受賞作!!
砂塵という有害物質による“塵禍”で文明が一度滅びた近未来。 砂塵を取り込んで異能力に変換できる“砂塵能力者”が力を持つようになっていた。 ここ偉大都市において、チューミーは、因縁の復讐相手“スマイリー”の行方を探りながら、復讐のためにその日暮らしの生活を送っていた。 情報を追って踏み込んだとある教会で、チューミーは治安維持組織である“粛清官”の大物、ボッチ・タイダラに身柄を拘束されてしまう。 絶体絶命のチューミーだったが、ボッチからの意外な提案を受け、一時的に粛清官に協力することに。パートナーとしてあてがわれたのは「これまでバディを解消されてばかり」というワケありのシルヴィ。正反対の性格と出自を持つ二人は、はじめは反発し合うのだが……。
小気味よい筆が紡ぎ出す、唯一無二で圧倒的な世界観!!
バディものの王道でありながら、「異端」である二人を見事に描き出し、斬新なキャラ設定には舌を巻くこと間違いなし! 実力派新人による近未来SF復讐譚をお楽しみあれ!!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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