大正十年、文化の熱気が残る東京・上野を起点に、失踪した姉の行方を追う小野寺勇と、裏社会で「掃除人」と噂される紳士・若槻ウィリアム誠一郎が結びつく。勇は姉の手がかりを求めてウィルに依頼し、相手の大きな秘密を知らないまま、噂話、人づての情報、街の移動を頼りに調査へ入っていく。表の華やぎと裏の事情が同じ街に重なり、手がかりはやがて帝都全体へ波及する。路地裏の噂、紳士の素性、失踪の背景が絡み合い、上野から東京の別の場所へ動線が伸びていく。事件の入口は私的な捜索だが、進むほどに街の空気や人間関係の結び目が前景化していく。

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 大正十年の帝都を使った、レトロでモダンな空気感が読みどころ。
  • 姉探しから始まる依頼が、裏社会の掃除屋や新興宗教の騒動へ広がる展開。
  • 詐欺師、変装名人、退役軍人、メカニックなど、役割の立ったメンバー構成。
  • 騙し合いと種明かしが重なる、トリック重視の仕掛け。
  • 軽快に読めて、漫画原作や連ドラ向きの映像的なイメージが強い。

こんな人におすすめ

  • 大正ロマンや帝都ものの雰囲気が好きな人。
  • 探偵もの、裏社会もの、騙し合いのある物語を楽しみたい人。
  • 個性的なチームものやバディ感を求める人。
  • さらっと読める娯楽作を探している人。
  • 続編やシリーズ展開を期待しながら読みたい人。

人を選ぶポイント

  • 主人公の行動がやや考えなしに見える場面がある。
  • 仕掛けや展開は軽快だが、重厚な掘り下げを求めると物足りない。
  • かなり読みやすいぶん、印象が「無難」「可もなく不可もなく」に寄る人もいる。
  • 大正期の言い回しや独特の表記に最初は引っかかる場合がある。

テンポ・読後感

  • テンポは速く、状況が次々に動くのでハラハラ感が続く。
  • 雰囲気は明るさと怪しさが同居した、少しレトロで華やかな感じ。
  • 文章はさらっと読めて、気軽に進めやすい。
  • 騙された感や種明かしの驚きが、読後の楽しさにつながる。

キャラクターへの評価

  • ウィルは掴みどころがなく、読者の印象に残りやすい存在。
  • 勇は勢いのある行動派として見られやすく、少し危なっかしい。
  • 掃除屋の面々は個性が立っていて、チームとしての見映えがいい。
  • 変装名人やメカニックなど、役割が分かりやすく覚えやすい。
  • 美男美女寄りのキャラ配置で、映像化したときの想像がしやすい。

巻一覧

帝都上野のトリックスタア
2021年6月 ISBN 9784065237748
この巻のあらすじ

「悩める人々を救う、裏社会の掃除人がいるらしい」

大正十年、文化隆盛に華やぐ東京。姿を消した最愛の姉を捜す少年・小野寺勇はそんな噂を追い、一人の男に辿り着く。妖しく人を魅了する紳士、若槻・ウィリアム・誠一郎。勇は掴みどころのないウィルに翻弄されつつ、姉捜しを依頼した。大きな秘密を抱えながら……。そして事態は帝都を揺るがす大騒動へ発展する。

注目作家・徳永圭が講談社タイガに大正冒険譚をひっさげて初登場! カズアキ氏による妖艶な表紙イラストにも要注目。

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