ランペルージ王国の東方辺境伯家の跡継ぎディンギル・マクスウェルは、女癖の悪さを欠点に持ちながらも、隣国との戦で手柄を重ね、内政にも通じた若き貴族として周辺諸国に名を知られていた。ところが、婚約者と王太子サリヴァンの密通をきっかけに、不当な婚約破棄と故郷、戦士としての誇りへの侮辱を受ける。失望したディンギルは、裏切者たちからすべてを奪い返すため、軍事・政治・婚姻関係を手段に謀略を進める。王太子との対立は辺境伯家や王国中枢の思惑を巻き込み、個人的な報復が王国全体の権力関係を揺るがす騒動へ広がっていく。戦場で得た実績と内政の知識が、復讐のための武器として扱われる。
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この巻のあらすじ
ランペルージ王国・東方辺境伯家の跡継ぎ、ディンギル・マクスウェル。彼には女癖の悪さという欠点こそあるが、隣国との戦ではいくつもの手柄を立て、内政にも明るい。「マクスウェルの麒麟児」という異名とともに、その天賦の才を周辺諸国にまで知らしめていた。順風満帆な人生を送るディンギルにある日、一つの転機が訪れる。サリヴァン・ランペルージ王太子がディンギルの婚約者と密通していたのだ。サリヴァンはディンギルに不当な婚約破棄を言い渡し、あろうことか故郷や戦士としての誇りを侮辱する。愚かなサリヴァンに失望したディンギルは、裏切者達から全てを簒奪することを決意。謀略の限りを尽くしてサリヴァンをどん底に追い詰めていく。やがて婚約破棄から始まった騒動は、王国の根幹を揺るがす大事態へと発展しーー!? 最強クズ君主の成り上がり英雄譚、ここに開幕。
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