価値観の歪んだ進学校を舞台に、退学を控えた後輩・星宮胡桃と先輩の蓮が、学校への反逆として嫌がらせや破壊工作を企てる物語。二人は放課後の部室を拠点に、文化祭や夏休みの行事を利用しながら、校内の制度や空気に対して行動を起こしていく。中心にあるのは、学校に居場所を見いだせない二人の共犯関係と、そこで生まれる関係の変化。シリーズは学園内の対立を軸に、別の優等生の介入によって広がり、学校そのものの事情へと視点を伸ばしていく。全2巻で、同じ二人の反抗を中心にまとまっている。シリーズは学園内の出来事を通じて、反逆の対象と人間関係の範囲を少しずつ広げていく構成。全2巻で完結している。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 歪んだ進学校を舞台に、理不尽への反逆と復讐を描く背徳感の強い展開。
- 学校や大人の「おかしさ」が身近に感じられる設定で、共感とカタルシスを両立。
- 少しずつ仲間が増え、作戦や対立が広がっていくことで物語の勢いが増す。
- くすんだ空気の中に、青春の熱さや甘さが混じる独特の読後感。
- イラストやキャラクターの見た目の魅力も印象に残りやすい。
こんな人におすすめ
- 学園ものの理不尽さやカースト構造を題材にした作品が好きな人。
- スカッとする反逆劇や、悪に踏み込む青春ものを読みたい人。
- 善悪を単純に割り切らない、仄暗い空気感の物語が好みの人。
- 進学校、教師、生徒会などの閉鎖的な学校ドラマに惹かれる人。
- キャラ同士の共犯関係や関係性の変化を楽しみたい人。
人を選ぶポイント
- 暴言、人格否定、学力差別など、学校の描写はかなり陰鬱。
- 復讐やテロを扱うため、爽快感と同時に後ろ暗さが残る。
- 現実味の強さや設定の荒さが気になると、入り込みにくい場合がある。
- 物語の性質上、倫理的に割り切れない行動が続く。
- 作品の空気が合わないと、ステレオタイプに感じやすい。
テンポ・読後感
- 序盤から不穏で、じわじわと反逆の熱量が上がっていく。
- 作戦が進むたびに緊張感と高揚感が積み重なる。
- 文化祭や夏期講習など、学校行事を軸にテンポよく動く。
- 全体は暗めだが、要所でスカッとする瞬間がある。
- ほろ苦さ、虚無感、爽快感が同居する空気感。
キャラクターへの評価
- 蓮は、受け身から少しずつ踏み込んでいく変化が見どころ。
- 胡桃は、強い意志と行動力で物語を引っ張る存在として映る。
- 新キャラの優等生や教師側の人物が加わることで、関係性の厚みが増す。
- ただの悪役ではなく、それぞれに抱える事情や怒りがある描かれ方。
- キャラの可愛さや表情の変化も、重い題材の中で印象を残す。
巻一覧
この巻のあらすじ
「先輩、私と一緒にこの学校に復讐しませんか?」 暴言。人格否定。学力差別。価値観が歪んだこの進学校で、その後輩は突然僕に手を差し伸べた。 黒髪に隠したインナーカラーをなびかせ、悪戯っぽく微笑む彼女の名前は星宮胡桃。 「私、退学するんです。でも、逃げただけになるのは絶対に嫌ーーだから先輩、一緒に学校を壊しましょう」 有無を言わさず手を握らされ、巻き込まれる。二人ぼっちの反逆の日々。 放課後、二人きりの部室で、僕らはテロを企てる。そして、不純異性交遊に勤しむ。罪を重ね、唇を重ね、背徳的に堕ちていく。 「ねえ、先輩。キスも立派な反抗になると思いませんか?」 これは常識を捨て、優等生をやめ、大人への反逆を誓うーーそんな僕らの、悪いコのススメ。
この巻のあらすじ
文化祭でのテロを成し遂げた蓮と胡桃。しかし、腐った現実はそう簡単には変わらずーーたった数日で、最悪な進学校は元の姿を取り戻しつつあった。 そして迎えた夏休み。悪辣な夏季講習を破壊するため、二人は再びテロを企てるが── 「--君たちだよね? 学校に対して嫌がらせしてるの」 なぜか二人の犯行を知っている学年トップの優等生・七々扇奈々により二人だけの世界は破綻し始める。二人の仲間になるため大規模なテロを起こすと宣言する七々扇と、それを阻止するためさらに大きなテロを企てる胡桃たち。 二つのテロが交差する中で夏目が見た、学校の新たなる真実。悪いコでいるのも、簡単じゃない。
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