19世紀後半のボストンを舞台に、ロマンス小説を好む少女エリザが、父の急死と借金、見知らぬ青年ギリアンの求婚に向き合う物語。骨董を趣味にする父の暮らしに、狂犬病の流行や降霊会、魔女の素質といった要素が重なり、日常の場面に怪異が入り込む。エリザを中心に、ギリアン、警部ジェイク、ナンシーなどの人物が関わり、恋愛の気配と不穏な出来事が並んで進む。家の事情、病、霊的な場、警察の視点が交差し、人物同士の距離や呼び名、見舞い、帰り道の襲撃などの細かな場面を通して話がつながる。ほかのあらすじでは、降霊会や不吉な予言、ジェイクとナンシーをめぐる場面も扱われる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 20世紀初頭のボストンを舞台にした、ゴシック寄りの怪奇・ミステリー要素が新鮮。
- エリザとジェイクの掛け合いが軽妙で、喧嘩腰でも気になる距離感が楽しい。
- 魔女、ゾンビ、ネクロマンサーなどの要素が出てきても重くなりすぎず、ユーモアを感じる。
- 既刊を通してテンポよく読めるうえ、続きが気になる引きがある。
- イラストや表紙の雰囲気が作品世界に合っていると受け取る声がある。
こんな人におすすめ
- ゴシックホラーや怪奇小説の空気感が好きな人。
- ラブ要素よりも、掛け合いの面白さやキャラの相性を楽しみたい人。
- 軽快に読める少女小説、コバルト系の読み味が好みの人。
- 魔女・ゾンビ・ネクロマンサーなど、少し変化球のファンタジー設定を楽しめる人。
- 先の展開を追いかけるのが好きで、シリーズものを待てる人。
人を選ぶポイント
- 恋愛の進展はかなりゆっくりで、甘さを強く期待すると物足りない。
- 事件や設定の説明が足りないと感じる箇所があり、細部の整合性が気になる場合がある。
- 挿絵のイメージが本文描写と合わないと感じる人がいる。
- 1冊ごとのボリュームやエピソード量が薄めに感じられることがある。
- シリーズの続刊が長く空いているため、未完感を気にする人には向きにくい。
テンポ・読後感
- 全体にテンポがよく、すらすら読める軽快さがある。
- 怖さ一辺倒ではなく、掛け合いの可愛さや笑いが混ざる。
- 物語はサラッと進む一方で、設定や能力の広がりに引っかかりが残る。
- きらびやかさより、少し不穏で懐かしいゴシック調の空気が強い。
- 追いかけたくなる引きはあるが、1巻ごとの密度はやや控えめ。
キャラクターへの評価
- エリザは元気で可愛く、能力が強くなるほど頼もしさも増す印象。
- ジェイクは堅物でぶっきらぼうだが、優しさや不器用さが魅力になっている。
- 2人は素直になれず喧嘩しがちだが、その距離感が見どころになっている。
- ギリアンは不気味さと妙な愛嬌が同居し、動きがあると印象に残る。
- 脇役やライバルの追加で、関係性の変化を楽しむ読み方が合う。
巻一覧
この巻のあらすじ
19世紀後半のボストン。ロマンス小説が大好きな少女エリザは、骨董が趣味の父親と暮らしている。その父が、ある日突然亡くなった。最近、発症者が続けて出ている狂犬病だという。悲しむ間もなく、父の借金が明らかになり、途方にくれるエリザ。そこへ援助を申し出てくれたのは、金髪の美青年ギリアンだった。父が亡くなる直前に知り合ったばかりの彼は、なんとエリザに求婚してきて……?
この巻のあらすじ
降霊会で不吉な予言を聞いた警部ジェイクは、魔女の素質に目覚めた少女エリザを心配し駆けつけた。しかしエリザの無事に安心したのも束の間、ジェイクは何者かに襲われ倒れてしまう。報せを受けてお見舞いに訪れたエリザは、ジェイクと名前(ファーストネーム)で呼び合う娘ナンシーとすれ違った。落ち着かない気持ちのままジェイクの部屋を後にしたエリザだったが、その帰り道何者かに襲われて――!?
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