『初恋コンテニュー』は、恋愛ゲームの世界に巻き込まれた兄妹が、ゲーム機に宿るつくも神たちと関わりながら現実とゲーム世界の両方で起こる問題に向き合うシリーズです。舞台は、古いゲーム機やソフトに意志を持つ存在が宿る、現代の日常とゲーム世界が接続した構成です。中心人物はゲームに疎い兄・海と、ゲームを大切にする妹・空で、二人は助けを求めるつくも神の依頼を受けてゲーム攻略や鎮め役を担います。物語の軸は、恋愛ゲーム由来の世界での行動と、現実世界へ及ぶつくも神の問題への対処です。シリーズは、ゲーム世界での体験を起点に、別のソフトやつくも神へと扱う対象を広げていきます。続編では、別のゲーム機とつくも神をめぐる依頼が中心になります。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- ゲーム世界に入り込んで恋愛SLGを攻略する設定が、メタ感とゲーム的な試行錯誤を両立している。
- 何度もゲームオーバーしながら進む展開が、攻略ものとしての手応えと遊び心を出している。
- 幼馴染や妹など、身近な相手がヒロイン側に回る構図が刺さりやすい。
- ツンデレ、ブラコン、クール系など、キャラ同士の掛け合いが読みどころになっている。
- 現実パートとゲーム内の影響がつながる仕掛けに、続きへの期待が集まっている。
こんな人におすすめ
- ギャルゲーや恋愛SLGの作法を知っていて、攻略の理不尽さも含めて楽しめる人。
- 幼馴染ヒロインや妹キャラ、ツンデレ系のやり取りが好きな人。
- ルート分岐や周回、試行錯誤のあるゲーム的展開をラノベで読みたい人。
- メタ設定や現実とのリンクを含むラブコメに惹かれる人。
- さくっと読める軽めのボリューム感を求める人。
人を選ぶポイント
- 1巻と比べて新鮮味が薄いと感じやすく、構造の繰り返しが目立つ。
- 設定の面白さに対して説明や掘り下げが足りず、消化不良に見える部分がある。
- ヒロインや伏線の一部が本編で十分に回収されず、投げっぱなしに感じやすい。
- 恋愛ゲーム経験があるほど攻略の理不尽さが弱く見える場合がある。
- 物語の緊張感や切迫感は控えめで、深いドラマを期待すると物足りない。
テンポ・読後感
- さくさく進む軽快さがあり、ゲーム攻略のテンポで読める。
- 周回や失敗を挟みつつも、全体はコミカル寄りで重すぎない。
- 終盤に少し黒さやえぐさが入り、単なる明るいラブコメだけでは終わらない。
- 読後感は爽やか寄りだが、設定の粗や説明不足が気になると引っかかる。
- 1巻より落ち着いた印象で、驚きよりもキャラ回の面白さが前に出る。
キャラクターへの評価
- 空は兄思いで、クールを装いながら感情がにじむところが強く支持されている。
- ユウヒはツンデレ幼馴染として人気が高く、攻略回を待たれている。
- 小雨は出番が少なくても印象が強く、もっと掘り下げてほしい対象になっている。
- アサヒは元気な野球少女として、かませ役でも存在感がある。
- 兄の海は鈍感寄りだが、攻略役として動く場面に好感が集まっている。
巻一覧
この巻のあらすじ
萌えて燃えれるデスゲーム風ラブコメ!?
「助けて……兄さん……ゲームが……」 珍しく妹の空の起床が遅いので、起こしにきたらいきなり寝言を言われ、兄である海は想う。空はどれだけゲームが好きなんだ。 一方の海はゲームに疎い。 だから助けて欲しいと言われても、攻略の手伝いなんてできない。夢の話だろうけれど。 プレイ中に寝てしまったのだろう、電源が点いたままだった。 それにしてもゲーム画面も、ゲーム機本体のフォルムも古臭い感じのするゲームだと思った。そして気づけば、海はコントローラを握りしめていた。なぜだろう。あまり時間がないというのに。このコントローラは空が持っているものとは違う。いわゆるツーコンというやつだ。 だから動くのか知らないが、試しにボタンを押してみる。 効果音が鳴り、大音量に驚いた。その瞬間、脳を殴られたような、心臓を鷲づかみにされたような、魂を根こそぎ持っていかれたような感覚に陥り、海の意識はそこで途切れた。
助けてという妹の表現が比喩でもなんでもないことに、海は気づく────────ゲームスタート。
『星空のメモリア』などで知られるPCゲームライター、なかひろの小説デビュー作!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
ゲーム世界から戻った二人に新たな問題!?
恋愛ゲームの世界に閉じ込められるという思いもよらない体験をした海と空。現実世界にもどったふたりは以前と同じように日常を過ごしていた。 しかし、学校から家に帰るとそこにはゲーム機〈コミカルステージ〉のつくも神・パーシィがいた。 海は困惑する。ドリメモはもうクリアしたはずなのに。 するとパーシィは海と空に助けを求めてきたのだ。 ――他のコミステのソフトにもつくも神が宿っていて、ぞんざいに扱われていたせいで人間に恨みを持つ者が多い。 ――そんなつくも神を放っておけば、現実世界で悪さをするかもしれない。ドリメモのつくも神が行動を起こしたことで、他のつくも神も目覚め始めている。時間はない! 「つくも神を鎮めたことのあるふたりにしか、この役割は頼めないんだ!」 パーシィの頼みに、海は迷う。 それにゲーム世界に入ったらクリアするまで出られないどころか存在が消えてなくなる可能性だって……。しかし空に迷いはなかった。空にとって、コミカルステージは大切な宝物。だから空は、コミステのつくも神が困っているなら助けてあげたい。その想いを告げられた海は、空だけを危険にさらせないとゲーム攻略を誓うのだった。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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