『月蝕紀列伝』は、黒衣の剣士フレオリックを軸に、盗賊の少女ピュティア、異端の魔道士セイル、元百人隊長シャインデル、貴婦人サイベルらが各地で動くヒロイック・ファンタジーシリーズです。賞金首、教団、反乱軍、諸国の思惑が交差するエレネイの世界を舞台に、剣と魔法、政治的な駆け引き、旅と戦いが連なっていきます。物語は、フレオリックとピュティアの旅を起点に、複数の人物の視点へ広がり、各地の事件や戦場を通して世界の構図を少しずつ見せていきます。短編集『氷剣悲歌』では、ふたりの関係を軸にした複数の物語がまとまっています。最終巻では、月蝕の刻をめぐる局面へ収束します。続編・外伝・短編としては、短編集の収録形態があり、シリーズ本編とは別に人物関係を補う構成です。

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  • AI分析(あらすじ)

    - 剣と魔法の架空世界を舞台にした物語が気になる人 - 賞金首、暗殺、反乱軍、教団支配といった題材に関心がある人 - 複数人物の視点で進む長編シリーズを探している人

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月蝕紀列伝 1 氷刃のフレオリック
1996年8月 ISBN 4829126957
この巻のあらすじ

盗賊の少女ピュティアは見た―その男が、半獣人と化した賞金稼ぎを真っ二つに切り裂くのを。黒衣を纒ったその男は、冷めた表情のまま、剣を収めた―氷の刃を持つ剣を。彼の名はフレオリック。何の罪を犯したのかはわからないが、その首には金貨三千枚がかけられているという。「冗談じゃない!あの剣の腕さえあれば、その十倍は軽く稼げるってもんさ!」ピュティアは、この男―フレオリックに付いていくことを決心した。だが、彼女はまだ知らない。それがどんなに苛酷な旅になるかを…。本格的ヒロイック・サーガ、ついに登場!果てしなき冒険が今はじまる。

月蝕紀列伝 2 暗殺者フレオリック
1997年8月 ISBN 482912749X
この巻のあらすじ

その首に懸けられた賞金、金貨三千!ヤーバシアの元国王であり、剣聖ロヴァルに師事した天才剣士としても知られる男―黒衣のフレオリック。だが今は、妻と弟を殺して国を捨てた賞金首として、その名はエレネイ全土に轟いていた。そんな彼を狙うのは、賞金目当ての追手だけではない。その剣士としての凄腕を利用しようと企む者もいる。そう、この自由都市ユガにも…。フレオリックの相棒の少女ピュティアを人質にして、敵対する隣国の太主暗殺を命じるユガの参事会。しかも、彼に与えられた時間はわずか二日間。それまでに太主の首を持ち帰らねば、ピュティアの命はない!フレオリックは隣国へと急ぐ。暗殺者としての使命を果たすために―。本格ヒロイック・ファンタジー第二弾。今、冒剣は君の手に。

月蝕紀列伝 3 異端の魔道士セイル
1998年1月 ISBN 4829127910
この巻のあらすじ

焼け焦げた多数の人骨が散らばる森の中、古びた木製の棺の上に金髪の美青年が死んだように横たわっていた…。青年の名はセイル・グレイ。かつては「至神智教団」より最高の魔道士の証であるマギの杖を授かったという。だが今は、とある事情から異端の烙印を押され、教団から追われる身となっていた。セイルを介抱した気のいい旅芸人の一座は、そんな事情を知りながら、彼を仲間として受け入れてくれる。こうして、セイルの新たな生活がスタートした。しかし、平和な時も長くは続かなかった。一座が訪れた港町もすでに「至神智教団」の支配下にあったのだ。

月蝕紀列伝 4 決闘者フレオリック
1998年6月 ISBN 4829128216
この巻のあらすじ

ヤーバシアの元国王であり、その首に金貨四千の賞金を懸けられた黒衣の男フレオリック。彼は、立ち寄った小さな町で謎の刺客に襲撃された。彼が泊まる宿に炎の塊が撃ち込まれる!その時、炎上する宿の上空で小さな炎の群れが踊り、一定の形を描いた!―タレントゥムに近づくな―。まるで誘うような炎の文字を見たフレオリックは、招待を受ける決意をする。折しもタレントゥムでは、妖剣と噂されるアクーザルを懸けた決闘大会が開かれていた。彼はその決闘に、否応なしに巻き込まれていく…。フレオリックを招くのはいったい何者なのか!?本格ヒロイック・サーガ第四弾!フレオリックの行く手に修羅が待つ。

月蝕紀列伝 5 放浪者フレオリック
1998年9月 ISBN 4829128372
この巻のあらすじ

魔剣アクーザルによって、フレオリックの愛剣グリードが折れてしまった!噂は駆け巡り、今こそフレオリックを倒して賞金をせしめようとする者どもが、次々とフレオリックに襲いかかる。なんとか折れたグリードを修理したいピュティアは、偶然耳に入った妖精族の消息を頼りに、一人で北の山奥へと向かった―。一方、『ティーズの驚異の一座』の女占い師アマラは、賞金稼ぎのダル・ハーとともに、タンヘルという街にいた。食べて行くために仕事を探していた彼女たちは、そこで意外な男に出会う…。好評本格ヒロイック・サーガ第五弾!フレオリックの行くところ勇者が集う。

月蝕紀列伝 6 炎狼のシャインデル
1998年12月 ISBN 4829128585
この巻のあらすじ

時は魔道士セイル・グレイが『ティーズの脅威の一座』の前に現れる一年前。主君を殺し、金貨五千の賞金首となったアゼラの元百人隊長シャインデルは、カデロンの監獄に幽閉されていた。そんなシャインデルの牢に、カデロンの太主ゲレオンが現れた。ゲレオンは、隣国ザモーラとの国境に位置する、ノイストリエンの森をザモーラから守って欲しいと言ってきたのだ。ところが……。「俺をからかっているのか?」シャインデルに与えられたのは、ノイストリエンに住む民、百四十人!対するのは、ザモーラの精兵およそ一万人!!この圧倒的な兵力差を、シャインデルは覆すことが出来るのか!?絶好調の本格ヒロイック・サーガ第六弾!炎の杖が悪を討つ!!

月蝕紀列伝 7 迷宮のフレオリック
1999年5月 ISBN 4829128860
この巻のあらすじ

簡単な仕事―のはずだった。ふとしたことから知り合った少女リニエールに、銀加工の街ブレーグまでの護衛を頼まれたフレオリックとピュティア。行程10日ほどの楽な依頼。だが、目的地ブレーグで凶々しい罠が密かに蠢いていることを、彼らは知る由もなかった!!迷路のように入り組んだ街で、ミシュハバード三神官の放つ刺客がリニエールを、そしてフレオリックを捕らえる!はかなげな少女の影に隠された驚くべき真相が明かされたとき、血塗られた陰謀劇もその幕を上げようとしていた!!本格ヒロイック・ファンタジーシリーズ、早くも第7弾。

月蝕紀列伝 8 紅の貴婦人サイベル
1999年8月 ISBN 4829129093
この巻のあらすじ

内乱の影覆う港町アムサール。ミシュハバードへ向かうため、フレオリックとサイベルは市民反乱軍と共に領主ワズガの拠点に挑んだ。狙うは難攻不落の要塞アラアト・アル・ガバル。だが、士気あがる反乱軍の行くてを、最後の三神官、黒竜の剣士オリヴィエが阻む!オリヴィエの猛攻に、駿剣を達することすらままならぬフレオリック。息詰まる死闘に、その時、サイベルが飛び込んでいった!「ごめんなさい。ヤツだけは譲れないの…」。心に秘めた憎しみに身を任せ、サイベルは黒竜の剣士へと捨て身の攻撃を仕掛ける。空を斬る悲鳴と吹きあがる血潮―そして断末魔を告げる剣が振り下ろされようとしていた!!壮大なるヒロイック・サーガ第8弾。魂の指輪が、復讐の喜びに震える。

月蝕紀列伝 氷剣悲歌
1999年11月 ISBN 482912928X
この巻のあらすじ

「私を買ってください」。ひとりの少女の言葉。それは黒衣の剣士フレオリックと自称相棒のピュティアを、街の闇に蠢く醜悪な影へと誘う招待状であった。謎の黒装束の刺客がフレオリックを襲い、奇怪な怪物がその行く手を阻む!やがて、凄惨な死闘の果てに、彼らは悲しい結末を迎えようとしていた!!(「斬月」より)。冷酷な剣鬼フレオリックと元盗賊のピュティア―出会うべくして出会ったふたりの強い絆を、10作の物語が描き出す。脅威の書き下ろし7作!月蝕紀列伝シリーズ初の短編集。

月蝕紀列伝 9 終焉の叛逆者 (上)
2000年1月 ISBN 482912945X
この巻のあらすじ

天空に浮かぶ奇怪な巨岩が、ミシュハバード太主の宮殿を呑み込んだ。怒号と悲鳴が交錯するなか“名を秘すべき神”の三神官は降り立ち、恐怖をもって統治する。民は畏怖をこめて、大岩をこう呼んだ。“悪魔の胎”と―。“悪魔の胎”降臨から4年。混乱のミシュハバードで、フレオリックたち一行は太主家の生き残りニン姫と出会った。穢れなき魂、高貴なる処女。月蝕の生け贄として狙われるニンを救うため、彼らは三神官と戦うことを決意する。だが、尋常ならざる強敵を前に、彼らを待っていたものはフレオリックの裏切りという最悪のシナリオであった!!本格ヒロイック・ファンタジーシリーズ。感動のクライマックスへ向けて、ドラマははしる。

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月蝕紀列伝 10 終焉の叛逆者 (下)
2000年2月 ISBN 4829129506
この巻のあらすじ

凶相を宿し、月蝕の刻が迫る。世界はおののき、恐怖にうち震えていた―。ついにミシュハバードの三神官の、猛攻が始まった。フレオリックの加勢を得た三神官の前に、セイルたち反乱派はなす術もなくニン姫を奪われてしまう!「命にかけても…生け贄になんてさせはしない!」強い決意を胸にセイル、シャインデル、サイベルは、ニン姫救出のため敵地“悪魔の胎”へと挑んでいく!非情の天才剣士・フレオリックの裏切りという窮地の中、彼の抜けた神託の戦士たちはニンを救い出せるのだろうか!?運命の日まであとわずか―。3年以上の歳月をかけて語られた壮大な物語が今、幕を閉じる。南房秀久のヒロイック・ファンタジー・サーガ、深い感動に包まれて、ついに完結。

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