ネット上のチャット参加型推理ゲーム《探偵殺人ゲーム》を軸に、車椅子の少女・月見月理解と、彼女に協力する都築初が事件と対峙するシリーズです。舞台は現代の学校や月見月家の管理する孤島、閉鎖空間のシェルター、豪華客船などで、各所にゲーム形式の推理と対立が持ち込まれます。初は理解や星霧交喙、月見月家の人物たちと関わりながら、家同士の因縁や《探偵殺人ゲーム》の仕組みに巻き込まれていきます。物語は、参加者の思惑が交錯する事件、閉鎖空間での駆け引き、ゲームの主催者や関係者をめぐる対立へと広がっていきます。5冊を通して、学園から一族の内部抗争、コミュニティ由来のゲーム、船上の決勝戦まで、推理と心理戦の舞台が段階的に拡張されます。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 探偵殺人ゲームのルールや駆け引きが独特で、頭を使う読み味がある。
- 嘘と真実、悪意と信頼の揺れを軸にした、重めで刺激の強い展開が印象に残る。
- 月見月理解の尊大さや毒舌、初との掛け合いが作品の大きな見どころになっている。
- 伏線回収や真相のつながり方に手応えがあり、読後の納得感を評価する声が目立つ。
- 人狼系のネットゲームやクローズドサークル的な空気を楽しめる構成になっている。
こんな人におすすめ
- ルールの複雑さより、言い合いと心理戦の緊張感を楽しみたい人。
- 狂気寄りのヒロインや、癖の強いキャラ同士の応酬が好きな人。
- 伏線回収やどんでん返しのあるミステリ風ラノベを読みたい人。
- 人狼、ディベート、駆け引き中心の作品に惹かれる人。
- ライトな推理より、キャラの関係性と物語の濃さを重視する人。
人を選ぶポイント
- ルール説明が難しく、細部まで完全に追うのは大変。
- 推理要素より会話劇や能力バトル寄りに感じる場面がある。
- 登場人物が無造作に退場していく展開に重さや引っかかりが残りやすい。
- 主要人物以外の活躍が薄く、物足りなさを覚える巻がある。
- 一般的なミステリの感覚で読むと、期待とのズレが出やすい。
テンポ・読後感
- ルール把握に時間がかかる一方、展開自体は引きが強く読み進めやすい。
- 言葉の応酬や心理戦が中心で、テンポは会話と駆け引きで押していくタイプ。
- シリアスで不穏だが、キャラの毒舌や掛け合いに軽さも混ざる。
- 追い詰められる感覚と、真相が見えた時のすっきり感が同居している。
- 巻が進むほど対人関係やシリーズ全体の構図が濃くなっていく。
キャラクターへの評価
- 月見月理解は不遜で強気、探偵役らしい存在感が強い。
- 初は振り回される側としての立ち位置がはっきりしていて、相棒役として見やすい。
- 交喙や妹の遥香は可愛い、健気、印象的と受け取られやすい。
- 宮越は一般人として巻き込まれる不憫さが目立ち、印象に残りやすい。
- 連理やグラウンド・ゼロなど、能力持ちの相手は強敵感とズルさが際立つ。
巻一覧
この巻のあらすじ
「どうしたんだ、暗い顔して。またちゅーでもしてやろうか?」「全部君が原因だよっ!」 都築初のクラスに車椅子の少女が現れた。唯我独尊な態度で周囲を圧倒する、その美しい少女の名は月見月理解。彼女は、ネット上のチャット参加型推理ゲーム《探偵殺人ゲーム》の伝説的なプレイヤーにして、大財閥・月見月家の探偵でもあった。 「この学校に、人殺しがいる」 理解は、初に調査の協力を求めると共に、無視できない、ひとつの勝負を持ちかけてきた! 第1回GA文庫大賞・奨励賞、一番の問題作が登場! 「ならば今度も俺様を殺してみるがいい。それでは――《探偵殺人ゲーム》を始めよう」 ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
この巻のあらすじ
「だから、わたしの共犯者になって、いただけないでしょう、か?」 初の前に現れた少女、星霧交喙。彼女の姉、花鶏が初の父の仇であるという。そして、その花鶏を殺すことが目的とも……。時を同じく、理解が再び現れ、彼女も花鶏を捜索中と語る。「何度捕まえても殺しても現れる不可解な存在、故に《ドッペルゲンガー》という通り名がついている」花鶏を追う初たちは洗脳心理学者・上坂教授のシェルター《ノアズ・アーク》に閉じこめられてしまう! 脱出ゲームの冷徹なルールの中、殺されていく漂流者たち……。閉じこめられた《ノアズ・アーク》の中で、理解の審判がはじまる! 「化かし合いは、これからだぞ!」※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
この巻のあらすじ
「今回の事件は解決の予定なんてねーのさ」「おい、れーくん。オイル塗ってくれよオイル。どさくさに紛れて変なとこ触ってもいーからさ」夏休み、理解に誘われて初は、交喙と共に、月見月家の管理する孤島にやってきた。そこには月見月家の眷族たちが集まっていた。不老不死と自称する金髪碧眼の少年『情報屋』月見月久遠。盲目の少女『暗殺者』月見月真理。そして《死霊招きの呪歌》という、精神感染する殺人衝動ウィルスを持つと恐れられる『魔物』月見月悪夢。海辺で休暇を楽しむ初たちだったが、外界から断絶された孤島の別荘で、理解は初に告げる――「事件を起こすのは君だ。今回は、そう――君に犯人になってもらう」月見月家の別荘で繰り広げられる事件の真相とは!?シリーズ第3弾! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
この巻のあらすじ
「兄貴は、ほんとは私のことなんか嫌いだよね?」 その《探偵殺人ゲーム》に勝てば、全てが叶う……。《探偵殺人ゲーム》のコミュニティ『黒の箱庭』。そこは、勝つと願いが叶う、と言われている一方、参加者に行方不明者が出ているという噂があった……。そんな『黒の箱庭』に初の妹、遥香が興味を見せているという。遥香を心配する初だったが、その『黒の箱庭』の創始者こそが、月見月家に因縁のある《グラウンド・ゼロ》だった! さらに交喙の追う《ドッペルゲンガー》も関わっているという。遥香を追い、ゲームに参加する初、それぞれの思惑が交錯する中、《探偵殺人ゲーム』は幕を開ける! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
この巻のあらすじ
「一番の嘘つきは君だよ、れーくん」 月見月家の豪華客船『ナグルファル』。この船で『黒の箱庭』の≪グラウンド・ゼロ≫が主催する≪探偵殺人ゲーム≫の決勝戦が始まる! しかし、果無連理を迎えた月見月家が敵となってしまい、理解の能力である≪無数に扉のある高座≫も連理によって奪われ、消失してしまう! ≪災禍の中心≫を持った連理と対峙する理解、≪グラウンド・ゼロ≫と化した≪ドッペルゲンガー≫を追う交喙、生き残るのは誰か? そして、秘密を宿した『二羽の鴉』、全てが叶う『願いの箱』は誰の手に!? 「教えてやろう……この俺様の前では、お前の言う『真実』なんて何の役にも立たないということをな!」 ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
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