『悪魔のミカタ』は、宇宙人に妹をさらわれた過去を持つ高校生・堂島コウが、自称悪魔のアトリと契約し、悪魔の味方として怪事件に関わる学園伝奇シリーズ。舞台は日炉理坂高校と和歌丘周辺で、知恵の実と呼ばれる不思議な力、見鬼、吸血鬼、悪魔などの超常要素が現代の学校生活に入り込む。コウは消失事件や交渉、デートの約束、体育祭、文化祭、拉致された友人の奪還などに巻き込まれ、舞原姉妹や小鳥遊恕宇、真嶋綾らとの関係も交錯する。物語は一つの事件を解きながら、人物関係と勢力図が少しずつ増えていく。別巻として『魔法カメラ』があり、後半は『666』として冬月日奈の復活をめぐる流れへつながる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 長編に散らばった伏線や設定が収まり始める段階の爽快感。
- 笑い・涙・熱血・下ネタが混在する、シリーズらしい温度感。
- 演説調の台詞や知恵の実を巡る知能バトルなど、筆致への高い評価。
- 日常イベントが異様な熱量で盛り上がる独自の演出。
- 番外編でも一話完結の完成度が高く、単体でも読めるエピソード。
こんな人におすすめ
- 18巻規模の長編で伏線回収を追いかける読み方が好きな人。
- ハーレム・恋愛要素と悲哀が同居する物語を求める人。
- 主人公以外の視点や間接描写で描かれる群像劇が好みの人。
- 吸血鬼譚やループものなど、ジャンル横断のギミック勝負を楽しめる人。
- 準備巻や静かな「引き」章も含め、シリーズ全体の流れで読む人。
人を選ぶポイント
- 純粋なミステリーとして練り上げられた話を期待すると物足りなさを感じやすい。
- 一冊だけでは大きな事件が少なく、準備やプロローグに徹する巻がある。
- 主人公の性格や魅力が読み取りにくく、周囲の人気とのギャップを指摘する声。
- 説明なく世界観や設定が追加され、違和感や不気味さを覚える場面がある。
- 上下巻構成や長期休載後の再開があり、文脈把握のために読み直しを勧める声。
テンポ・読後感
- 山場となる巻と、その準備に徹する巻がはっきり分かれる印象。
- 大事件より人物同士の会話や思惑の描写に終始する章も多い。
- 静かな語り口のなかに不安が漂う「引き」として機能する巻がある。
- 刊行間隔の空き後も、情報量・密度が増した章がある。
- 派手なアクションから日常の熱血化まで、巻ごとにテンポの幅が大きい。
キャラクターへの評価
- 堂島コウ:周囲から人気だが、読者によっては魅力や特徴が伝わりにくい。
- 真嶋綾:コンプレックスを抱えつつ、知恵の実として活躍する印象。
- 冬月日奈:コウの想いの中心であり、恕宇の過去編でも重要な存在。
- サクラ:個別エピソードで深まり、メイド達とともに知能バトルに関与。
- ノットB:日奈への想いと「生」への執着が物語を攪き混ぜる存在。
巻一覧
この巻のあらすじ
“宇宙人に妹をさらわれた”と言うちょっと変わった過去を持つ高校生・堂島コウ。その彼のもとに突然現れたのは色とりどりのエナメルのベルトを要所要所に巻いただけと言う奇抜(?)なファッションの少女で、しかも“自称”悪魔だった。さらにその“自称”悪魔の言うことには「一昨日あなたの望みは叶えられました。その魔力を感知して、あたしは来ました。契約を履行し、魂をいただくために」 まったく身に覚えのないコウは果たして、自らの無実を証明できるのか!? それとも……。 第8回電撃ゲーム小説大賞銀賞受賞のファンタジックミステリー、登場!
この巻のあらすじ
“悪魔のミカタ”として悪魔の味方をすることになった堂島コウ。「悪魔見習い」から「見習い悪魔」に昇格したアトリらとともに最初に扱うのは“マリア・ドール”消失事件で、これは郵送中の大理石の像がトラックの中から突然消失するというきわめて不可解な事件である。契約完了魔力の発生から、インヴィジブルエアという名の“知恵の実”が関係していることはわかったのだが……。 インヴィジブルエアの、物体を透明に換える能力が大活躍! 第8回電撃ゲーム小説大賞銀賞受賞シリーズ第2弾!!
この巻のあらすじ
“悪魔のミカタ”への協力の代償として、舞原姉にデートを申し込むことになった堂島コウ。だが、妹を宇宙人にさらわれたという過去を持つコウをもってしても(?)、気後れしてなかなか舞原姉を誘うことが出来ない。しかも舞原姉の理想は「初めてのデートで、初めてのキス」なのだという。つまりデートのみならずキスもしなければならないわけで、ますます気後れし、にもかかわらず舞原妹からは矢の催促をされ、さんざん思い悩んだコウの結論は!? 第8回電撃ゲーム小説大賞銀賞受賞シリーズ第3弾。
この巻のあらすじ
ついに舞原姉とたどり着いた和歌丘タワーワールド。総面積約十五平方キロメートルの園内は、『緑の国』『風の国』『水の国』『闇の国』、と四つのエリアに分けられ、四つのエリアには当然のようにそれぞれ特徴ある絶叫マシンが揃えられ、舞原姉に望まれるまま、堂島コウは次々と苦手なそれらに乗ることになる。しかもこれは舞原姉の初デートで、予定通り進めば初キッスの舞台となるはずで……。一方、舞原家の実働部隊『スタッフ』のトップは不穏な動きを始め、さらに〈知恵の実〉まで関わってきて――。 ……果たしてコウの運命は!? 人気シリーズ第4弾、登場!!
この巻のあらすじ
みークルのメンバー真嶋綾は夢を見ていた。こういう場合、見ている夢はたいてい嫌な夢で、実際真嶋綾が見ていたのも嫌な夢だった。もっとも夢にはたいてい終わりがあり、幸い、真嶋綾も目覚めることが出来た。悪夢の終了。…ところが目を覚ました綾を待っていたのは、“悪夢のような現実”だった―! 腕輪型の「知恵の実」に取り付かれていた真嶋綾の運命は…!? 一方、真嶋綾を救わねばならないみークルの面々であるが、真嶋綾を“狙う”ボクシング部の一年生―高虎穂浪の登場で決闘騒ぎが巻き起こり…! 超人気のファンタジックミステリー第5弾。
この巻のあらすじ
新鷹神社の宮司の養女であり、巫女であり、『見鬼』である小鳥遊恕宇は、断じて普通の人間ではない。したがってそもそも普通の人間が気軽に声をかけていい存在ではない。にもかかわらずそんな恕宇の居眠りに腹を立て注意する教師に対して、恕宇は報復することにした。方法は一つ―『見鬼』としての力を使って、である。だが、その目論見はとある人物によって邪魔され…! 小鳥遊恕宇と冬月日奈のファーストコンタクトが分かる! 超人気ファンタジックミステリーが番外編で登場!
この巻のあらすじ
初めて友だちが出来、小鳥遊恕宇は周囲に対して優しくなった。だが、まだ恕宇はその友だち―冬月日奈に対する報復をあきらめたわけではない。だから日奈を前にこんなことを考えている―冬月日奈、お前は気づいていないだろうが、こうしている一分一秒の間にも、お前は私に観察され、弱点をさらけ出し、破滅への道を歩んでいるのだ。そうとも、あたしはそのために、あえてお前(ら)と友だちのふりをしているのだ…。ふっふっふ、と恕宇は冬月のお泊まり(!)を想像し、邪悪な(…と、自分では思っている)笑みを浮かべる―。果たして日奈の運命は…!?『ストレイキャット』完結編。
この巻のあらすじ
堂島コウとアトリが近所で偶然出会った相手は、よく知っている人物で、しかもあまり追われたくないある団体の人たちに追われていて、当然のようにその逃走劇に巻き込まれた堂島コウは…!一方、かつて“It”を所持していた男―ランドール・コーンウォークが動き出した。彼の持つ“タイムタイム”の能力とは…!!というわけでお待たせしました。シリーズ第8弾です。
この巻のあらすじ
堂島コウとアトリ、そして部長こと三束元生と前部長こと縹美樹の四人は、組織に拉致された友人を奪還するため、行動を開始する。とはいっても、相手は組織、こちら側にも相応の準備が必要なわけで…!一方、堂島コウを狙うランドール・コーンウォークは、コウと三束元生とを取り違えたまま、なんとなく気になる“あの娘”も助けたい、と思っちゃったりしており…!飛び交う大量の銃弾の向こうに答えはあるのか!?混乱を深めたまま、超人気シリーズ第9弾、登場。
この巻のあらすじ
小鳥遊恕宇のもとに受験勉強をしに訪れた真嶋綾。二人きりの部屋の中でなにやら微妙な雰囲気が醸成され始め…一方、朝比奈菜々那は一人ケーキの箱を持って彷徨い、そこで出会ったのは…一方、『烏羽』を携えてジィ・ニーは捻式居合の師匠のもとを訪ねふんどしについて語り合い…一方、舞原イハナは悪魔のミカタの全てを解き明かすため、危険を承知で対策班のリーダーにして仮説『キングダム』を提唱した男―『ザ・ワン』を呼び出したのだが…!人気シリーズもついに第10巻。
すべての巻を見る(全19巻)
この巻のあらすじ
《It》の秘密を知るという吸血鬼――『ザ・ワン』はまんまと和歌丘に侵入した。その存在にいち早く気づき、吸血鬼から人々を護るために立ち上がったのは日炉理坂の有力者のなかでも第二位に位置する三鷹家、その長男である三鷹昇! 問題は、彼がまだ小学五年生に過ぎないという事実にあるわけで……。“堂島コウ”についてのレポートを記録したメモリーカードを手に、三鷹昇はどうやって『ザ・ワン』に立ち向かうのか!? 2000歳(推定)VS11歳の戦いの行方は――!? 息をつかせぬ展開で、人気シリーズ第11弾、登場!
この巻のあらすじ
和歌丘の町は、吸血鬼『ザ・ワン』によって完全に封鎖されてしまった。だが、いまだに予断を許さない。なぜなら“なんでもあり”の舞原家が介入してくるかもしれず、そうなると、和歌丘ごと殱滅されかねないのである。そんな事態を避けるべく、舞原家(=舞原イハナ)を抑える切り札―舞原サクラ(家出中)を手に入れたい吸血鬼たちなのだが、なかなかどうしてサクラとその周囲は一筋縄ではいかず…。一方、三鷹昇はいまだカンバり中なのだが、こちらもなかなかどうしてそう簡単ではなく…。人気シリーズ第12弾、登場。
この巻のあらすじ
吸血鬼の手から逃れたサクラと美里はなんだか微妙なサバイバル生活中。女の子二人が裸同然で暮らしていると、いろいろと、その……あるわけで……。 緊迫感があるようなないような感じで、《It》編もついに完結! 吸血鬼の運命は? 和歌丘はどうなるの? そしてすっかり影の薄い堂島コウの出番はあるの? それら多くの疑問を全て解決してくれるシリーズ第13弾、ついに登場!
この巻のあらすじ
666―それは『黙示録』に語られる『獣の数字』。その数字の示す存在が現れたとき、世界は崩壊し、竜の権威を代行する獣の王国が誕生する―。ザ・ワンを倒し、自らの願いをかなえるのに十分な程の、莫大な魂エネルギーを手に入れた堂島コウ。その後、ある異常な状態に陥ったコウには秘密のうちに、アトリは三人の少女を召集し、あることを告げる。アトリが語る三つの“制約”―それを聞き、綾は何を思うのか。小鳥遊は何のために動くのか。イハナが下した決意とは―新たな局面を迎えた「悪魔のミカタ」が、ついに二学期の始業式を迎える。
この巻のあらすじ
“死んだ恋人・冬月日奈を生き返らせる”―堂島コウの願いが叶うかどうかは、皮肉なことに『イブ』と呼ばれる異性の存在にかかっていた! 悪魔ベルゼバブからその事実を聞いた小鳥遊恕宇、真嶋綾、舞原イハナ―『イブ』候補の資格を持つ三人の少女たちは、それぞれの決意のもと、三日間、順番に、コウにアプローチをかけることになったのだが…。一方、全ての事実をナイショにされた堂島コウ。己の身体の異常に加え『イブ』候補たちの“本気”のアプローチを前に、さすがの『悪魔のミカタ』もとうとう我慢の限界か―!? 人気シリーズ、新章第2弾。
この巻のあらすじ
知恵の実“グレイテストオリオン”の影響で、“熱血化”傾向にある日炉理坂高校の生徒たち。そんな中、みークル部長・朝比奈菜々那の提案によって、急遽、舞原イハナと菜々那の次期生徒会長の座を賭けた体育祭―『紅白祭』が開催されることになった。多数の票を集め、白組・イハナに約二倍の戦力差を付けた赤組・菜々那。真嶋綾と小鳥遊恕宇の二人も赤組となり、堂島コウの動向に注目が集まるが…? たまった欲求はスポーツで発散だ!? 今ここに、日炉理坂高校史上かつてないイベントが幕を開ける! 人気シリーズ、新章第3弾。
この巻のあらすじ
知恵の実“グレイテストオリオン”の影響で、“熱血化”傾向にある日炉理坂高校の生徒たち。そんな中、みークル部長・朝比奈菜々那の提案によって、急遽、舞原イハナと菜々那の次期生徒会長の座を賭けた体育祭―『紅白祭』が開催されることになった。白組リーダー・イハナの策略や、赤組・小鳥遊の活躍もあって、白熱する後半戦の試合展開。生徒たちの“熱血化”にもますます拍車がかかり、それはやがて…。そして、堂島コウと葉切洋平の決着の行方は―? 人気シリーズ新章第4弾! スコルピオン編もいよいよクライマックス。
この巻のあらすじ
『ノットB』の誕生により、日奈復活に必要なエネルギーの半分を奪われてしまった堂島コウ。己の無力さを思い知ったコウは、自分を支えてくれた舞原イハナに告白し、二人は付き合うことになった。そこで問題になってくるのが、コウの「公式の恋人」であるイハナの姉・サクラの存在―海外に出かけていた彼女が、文化祭を前についに帰ってくることに。イハナのため、自分にけじめをつけるため、コウはサクラに別れを告げようとするが…。一方、町では奇妙な体験をする人たちが増えていた。それはまるで、なにかの“前触れ”であるかのように―人気シリーズ、新章第5弾。
この巻のあらすじ
頻繁に現れる幻覚に、だれもがかけているメガネ―文化祭開催を目前にひかえ、街全体で奇妙な出来事が起こっている日炉理坂。その裏側で、『ノットB』の所在を突き止めた日本政府『内閣情報調査室/別室』は、いよいよ接触を試みようとしていた。二つに分かれた“It”とともに、冬月日奈復活の鍵となる魂エネルギーの半分を持ち去った『ノットB』。堂島コウが信念を貫けず、失意のどん底にある一方で、その“分身”である『ノットB』は、いったい何を思うのか?ますます目が離せない、人気シリーズ新章第6弾。
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