『嘘つき戦姫、迷宮をゆく』は、見栄っ張りで嘘を重ねてきた貴族令嬢リルドールが、迷宮都市で冒険者として立ち直っていくファンタジーシリーズ。階層制の迷宮が広がる都市を舞台に、冒険者たちはクランを組み、討伐や資材、昇格条件をめぐる事情に向き合う。リルドールは縦ロールを武器に変える魔法を手にし、コロネル、ヒィーコ、ムドラらと迷宮を攻略しながら、仲間との距離、他クランとの関係、実家との確執を抱えて進む。迷宮そのものが都市の秩序や身分、仕事の流れと結びついており、攻略のたびに関係者の立場が動く。個人の再出発に加えて、クランの移動や利害調整、家族との再接続が同時に進む構成で、物語は探索の進展とともに都市内の事情へ広がっていく。

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    迷宮攻略やクラン抗争、貴族令嬢の成り上がりを軸にした物語を読みたい人

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作品の魅力

  • 金髪縦ロールのお嬢様が、見栄や虚勢を力に変えて進む逆転劇が強い。
  • ダンジョン探索ものとしては王道寄りで、友情・努力・勝利の熱さが読みやすい。
  • ふざけた見た目や発想に対して、設定の芯は意外と固く、勢いだけで押し切らない。
  • 敵役や脇役のキャラが濃く、会話や台詞回しの印象が残りやすい。
  • 百合っぽい関係性や姉妹的な距離感を楽しめる要素がある。

こんな人におすすめ

  • 見栄っ張りな主人公が成長していく熱血系が好きな人。
  • ダンジョン攻略やパーティー冒険の王道展開を楽しみたい人。
  • 縦ロール、貴族令嬢、百合、少年漫画的ノリの組み合わせに惹かれる人。
  • 多少の荒さより勢いとキャラの濃さを重視する人。
  • 変わった見た目のネタ設定でも、真っ直ぐな成長譚として読める人。

人を選ぶポイント

  • 世界観やルールにご都合感を覚えると引っかかりやすい。
  • 作品の説明が多めで、展開が一本道に見える巻がある。
  • 巻をまたぐと前巻の内容を覚えている前提に感じやすい。
  • 序盤は主人公の嫌な面や未熟さが前面に出て、合わないと乗りにくい。
  • ネタ要素の印象が強く、1巻の一発ネタに見えるかどうかで評価が分かれやすい。

テンポ・読後感

  • 序盤は設定説明や主人公の未熟さが目立ち、入り口はやや重め。
  • 中盤以降で熱さが増し、挫折や立ち上がりの流れで一気に盛り上がる。
  • 戦闘やボス戦は勢いがあり、少年漫画的な高揚感が強い。
  • 章ごとの引きが強く、次巻を追いたくなる終わり方が多い。
  • 奇抜な見た目に反して、読後感は王道でまっすぐ。

キャラクターへの評価

  • リルは高慢で見栄っ張りだが、弱さを抱えたまま前に進む姿が印象的。
  • 虚勢や失敗が目立つぶん、成長や覚悟が乗る場面の熱量が高い。
  • コロやヒィーコなど仲間は、支え役としての存在感が強い。
  • 敵役は信念や台詞の強さで記憶に残り、単なる悪役以上に濃い。
  • 脇役も個性が立っていて、会話の掛け合いが楽しい。

巻一覧

嘘つき戦姫、迷宮をゆく 1
2017年8月 ISBN 9784074274024
この巻のあらすじ

見栄っ張りで嘘ばかりつく貴族の令嬢リルドールは、

自分で仕掛けた決闘で敗北し、実家を追い出されてしまう。

迷宮都市で謹慎処分を受けるのだが、リルドールは挫けない。

周囲を見返すため、冒険者としての成り上がりを決意し、

街で出会った少女コロネルとともに迷宮へ挑む。

温室育ちのリルドールは自分よりも才能のあるコロネルに嫉妬し、

現実に打ちのめされ挫けそうになるも、

自分が持っている、とある「武器」に気がつく。

艶めく髪は女の命、ドリルロールは美の結晶。

女の誇りが詰まったこの髪に、貫けぬものなどありはしない。

見栄と強がりしかなかった少女が

自分の嘘を真実へと変える覚悟を決めたとき、

縦ロールは最強の武器として変化し、無敵の輝きを放つ。

これは、ただの小娘だった少女が

英雄になるまでの熱血冒険ストーリー。

佐藤 真登(サトウマト):東京都在住。『ヒロインな妹、悪役令嬢な私』にてデビュー。

霜月 えいと(シモツキエイト):イラストレーター。

『クール・エール』(プライムノベルス)、『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』など、多数のライトノベルの挿絵を中心に活躍中。

嘘つき戦姫、迷宮をゆく 2
2017年12月 ISBN 9784074291113
この巻のあらすじ

迷宮三十三階。そこは階層主たる六つ首の魔物ヒュドラーが待つフロア。

本来、訪れた冒険者にとっての試練となるはずのヒュドラーは、

謎の男によってあっさり首を斬り落とされ、人知れず蹂躙されていた。

最後に飛ばされた首は、何故か少女の形を取り、その場に残された。

やがて目を覚ました少女は「英雄の種を探す」という記憶を頼りに、迷宮を彷徨い始める。

一方、リルドールはコロネル、ヒィーコとともに順調に迷宮を攻略していた。

縦ロールを武器として動かす魔法を使いこなし、強敵を薙ぎ倒していく。

三人が迷宮を探索していると、道中で一人の少女と出会う。

服はボロボロ、そしてコロネルに抱きつくように駆け寄ってきた少女を見て

悪漢に襲われたに違いないと、三人は正義感に燃える。

ひとまず少女を保護することに決めたのだが――。

佐藤 真登(サトウマト):東京都在住。『ヒロインな妹、悪役令嬢な私』にてデビュー。

霜月 えいと(シモツキエイト):イラストレーター。

『クール・エール』(プライムノベルス)、『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』など、多数のライトノベルの挿絵を中心に活躍中。

嘘つき戦姫、迷宮をゆく 3
2018年5月 ISBN 9784074326624
この巻のあらすじ

ムドラを仲間に加え入れ、四人パーティとなったリルドール一行は

縦ロールと魔法を駆使して怒涛の勢いで迷宮を攻略していた。

だが、次の目標を確認していたリルドールは、

今の迷宮では五十階層の試練には挑戦出来ないことを知る。

五十階層主の討伐に失敗すると、とあるデメリットがあり、国が挑戦させてくれないのだという。

実力も上がり、既に上級者となっていたリルドール達は、今探索している東の迷宮から、

既に五十階層以下が解放されている南の迷宮へ、探索の場所を移すことを決める。

次の迷宮に向けて準備をしていたリルドール達は、

小さい頃にコロネルの世話をしていたという男・クルクルと遭遇する。

コロネルは偶然の再会に喜びはしゃぐのだが、

リルドールは、妹分が自分よりも懐いている男をやっかむ。

そして、四十九階層を見てから新天地へ旅立とうと、最後に東の迷宮へ向かうのだが――。

佐藤 真登(サトウマト):東京都在住。『ヒロインな妹、悪役令嬢な私』にてデビュー。

霜月 えいと(シモツキエイト):イラストレーター。

『クール・エール』(プライムノベルス)、『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』など、多数のライトノベルの挿絵を中心に活躍中。

嘘つき戦姫、迷宮をゆく 4
2018年10月 ISBN 9784074355198
この巻のあらすじ

五十階層の試練を突破したリルドールだったが、

コロネルの突然の脱退によりパーティは一時解散状態になってしまう。

現在東の迷宮では、五十階層以下が開放されたことで、

普段は南の迷宮で活動しているクラン『栄光の道』が東の迷宮に参入し、

『道化猿』率いる中級冒険者達と資材の利権争いが起きていた。

ヒィーコ達にとって普段ならば興味がない話題だが、

『栄光の道』――そのクランこそが、コロネルが移籍したクランであった。

ヒィーコとムドラはコロネルの真意を確かめに、

『栄光の道』の元へ向かうのだが――。

佐藤 真登(サトウマト):東京都在住。『ヒロインな妹、悪役令嬢な私』にてデビュー。

霜月 えいと(シモツキエイト):イラストレーター。

『クール・エール』(プライムノベルス)、『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』など、多数のライトノベルの挿絵を中心に活躍中。

嘘つき戦姫、迷宮をゆく 5
2019年7月 ISBN 9784074397013
この巻のあらすじ

クランバトルで『栄光の道』に勝利したリルドールたちはコロネルを取り戻し、

クラン『無限の灯』として慌ただしく活動を続けていた。

そんな折、リルドールは決闘で負けて追放されて以来、

一度も戻っていなかった実家から呼び出しを受ける。

そこで父親から、五十階層主討伐の褒賞として、叙勲の話が来ていると聞かされた。

リルドールは家族との確執に揺れながらも、

ようやく手にし始めた栄光に、明るい未来を思い描いていく。

叙勲式当日。華やかなドレスを身にまとったリルドールたちはそこで、

すっかり破壊され、血に塗れた会場を目にする。

呆然とする彼女たちの前に現れた男は、コロネルの育ての親のような存在、クルクルだった――。

佐藤 真登(サトウマト):東京都在住。『ヒロインな妹、悪役令嬢な私』にてデビュー。

霜月 えいと(シモツキエイト):イラストレーター。

『クール・エール』(プライムノベルス)、『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』など、多数のライトノベルの挿絵を中心に活躍中。

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