現代日本で悪霊の除霊師が認知された世界を舞台に、異世界召喚で三年を過ごした青年・広瀬裕が現世へ戻ってからの除霊仕事を描くシリーズ。裕は異世界でパラディンとして邪神を倒し、神殺しの力を得たまま帰還するが、周囲にはその経緯を隠しきれない。中心には幼なじみの相川久美子や新たに加わる仲間たちがいて、神社、学校、マンション、村、アイドル周辺など、依頼先ごとに異なる霊的事件へ向き合う。異世界で得た戦闘力と現代の除霊実務が重なる構成で、怪異退治と人間関係の両方が物語を動かす。各巻は独立した依頼を軸にしつつ、裕の立場や周囲の関係が少しずつ広がっていく。続編・外伝の情報はなく、本編3巻でまとまっている。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 異世界帰りの力と除霊師としての実務がつながる設定が目を引く。
- 怨霊退治だけでなく、政治家や事務所など現代社会の要素が絡んで話が動く。
- 露骨に分かりやすい悪役や厄介な因縁が、読みやすい盛り上がりを作る。
- GS美神を思わせる雰囲気で、懐かしさと軽快さを楽しめる。
- Web版からの加筆や書き下ろしを含め、既読でも読み直す動機がある。
こんな人におすすめ
- 除霊やオカルト要素を、現代日本の社会感覚と一緒に楽しみたい人。
- 異世界帰還後の強さを活かした主人公像が好きな人。
- 分かりやすい敵役やテンポのいい展開を求める人。
- GS美神系のノリや、少し世知辛いコメディ感が合う人。
- Web版既読でも加筆分を追いたい人。
人を選ぶポイント
- 霊や怨霊の描写に加えて、ストーカーや殺害に触れる重めの事件が出る。
- 悪役や周辺人物の言動がかなり露骨で、雑味のある展開がある。
- 作品内の社会的な扱いがシビアで、明るいだけの話ではない。
- 既読者にはWeb版との差分が小さく感じられる部分がある。
- いいところで区切られる巻構成で、続き待ちになりやすい。
テンポ・読後感
- 展開は軽快で、事件が起きるたびに話が前へ進。
- シリアスな題材でも、悪役の分かりやすさで読み口は重くなりすぎない。
- 除霊の手際や周辺の騒動がテンポよく積み上がる。
- 社会のしがらみや後始末が入って、単純な勧善懲悪だけでは終わらない。
- 巻の終わりは引きが強く、続きが気になる作り。
キャラクターへの評価
- 主人公は地味な立場から実力を積み上げたタイプで、成長の積み重ねが見える。
- 悪役はおバカで分かりやすく、物語を動かす役回りとして印象に残る。
- 周囲の大人や権力側は有能さと面倒くささが同居している。
- 新しく加わる仲間は異世界由来ではない立ち位置がアクセントになっている。
- 家族や組織の事情を背負う人物が多く、キャラ同士の因縁が話の軸になる。
巻一覧
この巻のあらすじ
悪霊が実在し、それを除霊する除霊師が世間に認知されている、現代日本とは少し違う日本。 新人C級除霊師である広瀬裕は、実家の神社が管理している祠の掃除中、異世界へと召喚されてしまう。 裕は他の世界から召喚された少女らと共にパラディンとなり、死を司る邪神『死霊王デスリンガー』を三年かけて倒すことに成功する。そして無事裕は、元の世界へと戻ることになった。 ところが戻ってみたら、召喚のわずか一分後。神殺しの力を得、三年経過したにもかかわらず変化が少ない裕だったが、幼なじみにして同級生、かつ相棒の相川久美子の目は誤魔化せず、彼女に裕はすべてを語るのであった……。 そんな彼の最初の大仕事は、凶悪な霊団に占拠された高級タワーマンションの除霊! 報酬は高級タワーマンションそのもの!? 既にパラディンとして活躍済みな裕の、現世での活躍は如何に!
この巻のあらすじ
除霊師の大家、安倍一族ですら成しえなかった除霊に成功した裕は、報酬である戸高ハイムにて久美子との同棲生活を送ることとなった。久美子にとってはこの上なく幸せな生活が始まったと思っていたのだが、なぜか涼子とも住むはめになり、久美子の不満は日々山積していく。 その涼子を新たな仲間に加え、裕は何者かの尻ぬぐい的な仕事を淡々とこなすなか、さらなる厄介事が通っている学校のほうからやってくる。ある日生徒会室に呼ばれた裕たちは、学校に巣食う心霊現象を解決するために「心霊委員会」を設立しようという生徒会長の熱弁を聞かされるはめに。ところがそもそも校内に心霊現象などなく、そしてなにより、除霊師をただ同然で働かせようする身勝手さと魂胆に、裕たちは途方もなく呆れ果てるのだった……。 無能な働き者たちが続々と横行闊歩する、もらい事故多発な第二幕!
この巻のあらすじ
無限に負の力を吐き出すとされる怨念小箱を破壊すべく裕たちは行動を開始するが、強くはないものの数が尋常ではない旧山中村の村民の悪霊に苦戦を強いられる。歯ごたえのある仕事を立て続けに投下してくる菅木に、裕は除霊師使いの荒さを痛感するのだった。 そんな菅木より次なる依頼が舞い込む。内容は行ってのお楽しみらしく、出向いた先で裕たちを待っていたのは、今売り出し中のアイドル「葛山里奈」であった。彼女は何者かに睡眠を妨害されているらしく、目の下に隈ができていた。そして彼女の話を聞く限り、これは生霊の仕業なのではと裕は推測する。であれば、少しばかり厄介だとも彼は口にするのであった……。 生きている限りリスポーンを繰り返す粘着質な敵! それに抗うアイドルにまさかの才能が!? 新たな仲間が見え隠れする待望の第三幕!
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