現代のアイドル業界を舞台に、女性恐怖症の青年と“完全無欠”のアイドル瀬在麗が、握手会の夜をきっかけに疑似恋人として過ごすシリーズ。青年は推しへの憧れと女性への恐れを抱え、麗はステージ上の顔だけでは見えない事情と別の目的を抱えて近づく。物語は、二人の関係を軸に、アイドルとしての活動、私生活、マネジメントの役割がどう噛み合うかを追っていく。二巻では、裏接待問題をめぐる動きの先で、元メンバー杏樹の再始動とユニット再結成の話が進み、真央や優羽も交えて関係の輪が広がる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- アイドル業界の表と裏を、ファン目線と当事者目線の両方から描く切り口が新鮮。
- 完全無欠に見えるヒロインのオフの顔や、危うさを抱えた人間味が強い印象を残す。
- 疑似カップルから始まる関係が、恋愛よりも「推し」と「支える側」の熱量で動いていく。
- ライブや再結成に向かう場面の熱さが強く、感情の盛り上がりが読みどころ。
- 業界の闇を扱いながらも、夢や覚悟を真正面からぶつける展開が刺さる。
こんな人におすすめ
- アイドルもののキラキラ感だけでなく、裏側の現実味も読みたい人。
- 推し活の感情や、ファンとしての一途さに共感したい人。
- 甘いラブコメより、緊張感のある関係性や熱い対立を楽しみたい人。
- 夢を追う姿勢や再起の物語に弱い人。
- しめさば作品の、感情を強く揺らす青春ドラマが好きな人。
人を選ぶポイント
- アイドルの裏事情や業界の暗さがかなり生々しく、軽いノリだけを期待すると重い。
- ヒロインの言動はかなり癖が強く、好みが分かれやすい。
- 恋愛一直線の物語ではなく、関係性の中心は推しと支え合いのドラマ寄り。
- 事件や因縁の全容はぼかされる部分があり、すっきり完結を求めると物足りない。
- 1巻ごとに大きな区切りはあるが、続き前提の引きが強い。
テンポ・読後感
- 序盤は設定説明と関係づくり、中盤から一気に熱量が上がる構成。
- 追い詰められた状況から立ち上がる流れで、全体に緊張感がある。
- ライブや対話の場面で感情が爆発し、読後感はかなり熱い。
- シリアスな闇と、キャラ同士の掛け合いの軽さが同居している。
- 物語の勢いは強いが、細部は次巻へつなぐ余白も残す。
キャラクターへの評価
- 瀬在麗は、完璧さとだらしなさが同居するギャップで強く印象に残る。
- 沖田優羽は、推しへの一途さと自分の芯の強さが評価されている。
- 真島杏樹は、劣等感や迷いを抱えた再起役として共感を集めやすい。
- 真央やアンナなど脇役も、物語を支える存在として存在感がある。
- 登場人物はみな一筋縄ではいかず、善悪で割り切れない人間味がある。
巻一覧
この巻のあらすじ
推しアイドルとの疑似カップル生活!?
“完全無欠”のアイドル瀬在麗。 『彼氏発覚』『嫌がらせ不祥事』など、推したアイドルがことごとく引退していった僕の、最後の希望が、麗だ。 彼女が、僕の推す最後のアイドル。そう決めていた。 女性恐怖症を患い、女性と物理的距離が近づくと身体に不調が出てしまう僕が、勇気を出して参加した麗の『握手会』。 しどろもどろになりながら言葉と握手を交わしたその夜に、麗は何故か、僕の家に押しかけてくる。
「君さ、あたしの彼氏になってくんない?」
麗のその言葉から、僕の日常は急変した。 ステージの上に立つ麗しか見たことのなかった僕に次々と開帳されてゆく彼女の『オフ』の姿。 そして、麗が僕に近づいてきたことにも、「恋人になる」のとは別の目的があり……。 ただ憧れていただけのアイドルと共に過ごすことで、そのまばゆい輝きと、その下にぽっかりと口を開いた“深淵”を見つめることとなる。 女性を恐れながら、同時に憧れる僕。そして、アイドルとして輝きながら、どこか破滅に向かっているように見える麗。 二人の“恋人ごっこ”が向かう先にあるものとは。
“アイドル”を巡る、新たなる闘いの物語。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
ripqle再結成!?もう一人のアイドル。
「あたし……やっぱりripqleを再結成したい」
裏接待問題の一部を暴いたことによって、麗の目標は再び杏樹とのペアユニット再開へと向かい出す。 「マネージャーのマネージャー」として真央のアシスタント業務を請け負うこととなった優羽。 麗のマネジメントで手一杯な真央の代わりに、杏樹の再スタートのための足掛かりを、優羽は少しずつ探り出す。 杏樹を追い詰めた諸悪の根源は取り除かれ、彼女は麗の元へ戻ってくるのかと思われたが……。
「私……本当は、アイドル業界から逃げたんじゃない」
アイドルに戻ってほしいと告げた優羽に、杏樹が言い放ったのは衝撃的な一言だった。
「麗から逃げたんだよ」
杏樹の柔らかな表情の奥、その相貌には、昏い影がかかっている。
「だから、私はもう、ripqleには戻れない」
コンビを再結成したい麗、自分にはアイドルの資格がないと言う杏樹、そして、その両方の気持ちの間で揺れる優羽。 “瀬在麗”というアイドルの闘いであった『伝説のライブ』のその後、もう一人の少女の闘いが――始まる。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
星評価・感想
構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。 構造レビューを書く
感想を投稿するにはログインしてください。
まだ感想はありません。
