大国アースガルドを舞台に、58歳で無職、離婚歴と前科もあるこそ泥カンダタが、細々と盗みをして暮らすところから始まるシリーズ。捕まれば即、闘技場送りという治安の中、彼は美少年剣士イヴァンのいる豪邸へ忍び込み、そこから王族や裁判をめぐる騒動に巻き込まれていく。続く話では、イヴァンの誘拐と公開裁判が軸になり、さらにカンダタの息子ピートがイヴァンの家庭教師に抜擢されることで、父子と王族側の事情が交差する。盗み、監獄、闘技場、家庭教師という複数の立場が同じ王国の中でつながる構成です。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 58歳のこそ泥という異色の主人公設定が強く印象に残る。
- 薄幸の少年と中年男の組み合わせが、心温まる人情話として受け止められている。
- 重めの題材でも、読み終えると不思議とすっきりする着地が評価されている。
- 途中の展開が気になって一気に読ませる引きがある。
- 体言止めの多い文体や語り口に、おとぎ話っぽさや独特のテンポを感じる。
こんな人におすすめ
- 年上の主人公や中年男性の奮闘が好きな人。
- 人情もの、救済もの、少しビターな温かさを求める人。
- 異色設定やおとぎ話風の語りを楽しめる人。
- 先の展開が気になる作品を追いたい人。
- きれいすぎない余韻のある終わり方が好みの人。
人を選ぶポイント
- 文体が読みにくいと感じる人がいる。
- 文章の荒さや構成の粗さが気になりやすい。
- 展開や設定に都合のよさを感じる場面がある。
- 虐待描写や重い要素が物語全体から浮いて見えることがある。
- 1巻で完結した印象が強く、続刊前提の流れに戸惑う場合がある。
テンポ・読後感
- 体言止め中心の語りでテンポは軽めだが、慣れるまで引っかかりやすい。
- 途中から展開が読めず、先が気になる勢いがある。
- 全体はモヤモヤや重さを含みつつ、読後感は比較的すっきりしている。
- おとぎ話や人情話に近い、少し幻想味のある空気感。
- 甘さだけで押し切らず、ビターさが残る。
キャラクターへの評価
- 58歳のおっさん主人公が珍しく、そこに魅力を感じる声がある。
- 罪人でも誰かのために動く姿が好意的に受け止められている。
- 少年キャラは薄幸さや美少年性が強く、好みが分かれる。
- いい人すぎる人物が多く、物足りなさにつながることがある。
- 一部のキャラは邪魔、目障りと強く受け止められている。
巻一覧
この巻のあらすじ
名前カンダタ。年齢58歳。無職。離婚歴、前科ともにあり。薄汚れた中年オヤジである彼は、大国アースガルドでこそ泥稼業を営む身だ。でも、最近はめっきりやりにくい。捕まれば即、闘技場送り。美少年剣士イヴァンに、ばっさり斬られてしまうのだ。ある日、カンダタは意を決して、豪邸に忍び込む。そこで目にしたのは、あの闘技場の覇者イヴァンの、予想外の姿だった……。ホワイトハート新人賞受賞作!
この巻のあらすじ
ついこのあいだまで、大国アースガルドで盗みをはたらきながら細々と暮らしていたこそ泥・カンダタ。しかし行き掛かり上、あの誰もが魅了される美少年剣士イヴァンを誘拐して逮捕され、一躍有名人に。そして、処刑を控えた公開裁判が行われるが、相手はこの国の皇太子。カンダタに勝ち目はあるのか!? たちまち話題となったホワイトハート新人賞受賞作、待望のシリーズ第2弾!
この巻のあらすじ
皇太子の息子である美少年剣士イヴァンを誘拐して、一躍有名人になったカンダタは、監獄でくつろいでいた。一方、彼の息子ピート・アドニスは、とんでもない仕事につくことになり溜息をついていた。なんと、その噂のイヴァン少年の家庭教師に抜擢されてしまったのだ。虐待の事実を知ったピートは……。たちまち話題となったホワイトハート新人賞受賞作、待望のシリーズ完結編!
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