玉藻は狐憑きの過去を持つ少年、ねえさんは外に出ない探偵として、現代で起こる異変の調査に向き合う。自然発火や物の怪憑き、チュパカブラのような出来事が持ち込まれ、事件のたびに怪異の見え方と手がかりの拾い方が変わっていく。そこでは超常の謎だけでなく、玉藻、ねえさん、イソラ、舞花の関係の揺れも並行して描かれる。怪異の処理と人物間の距離の変化が同じ場面で進むため、事件の解明と感情の行方が切り分けにくいまま積み重なっていくシリーズ。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- オカルト探偵ものの体裁で、事件の裏にある人間の狂気や執着を強く押し出している。
- ぶっ飛んだ会話やキャラ同士の掛け合いが強く、勢いで読ませる力がある。
- 文章のリズムや文体の個性が濃く、散文詩っぽさや疾走感を楽しめる。
- コメディ、シリアス、病み、愛情が同居していて、独特の読後感が残る。
- オカルトとトリックを軸にしつつ、シリーズ導入や構成の巧さを評価する声がある。
こんな人におすすめ
- クセの強い文体や、常識外れのキャラ造形を楽しめる人。
- オカルト、サイコサスペンス、メンヘラ系の濃い空気が好きな人。
- ミステリの論理性より、雰囲気や勢い、感情の振れ幅を重視する人。
- 前作からの流れや作者の作風を知っている読者。
- きれいにまとまった物語より、尖った読書体験を求める人。
人を選ぶポイント
- 推理の手応えは薄めで、オカルトやトリックの扱いに物足りなさを感じる場合がある。
- 文体や説明の省略が独特で、状況把握が難しい場面がある。
- キャラの病み方や暴力性、下品さが強く、人を選ぶ。
- 前巻よりコメディ感や尖りが弱まったと受け取る読者もいる。
- 属性目当てだと期待外れになりやすい要素がある。
テンポ・読後感
- 文章は速く、勢いで一気に押し切るタイプ。
- ふわふわした展開から急に重い方向へ振れる。
- 明るさと不穏さが同居していて、軽快さの中に不気味さが混ざる。
- 混乱感やドロドロ感が強く、読後はすっきりよりも余韻が残る。
- シリアス一辺倒ではなく、ギャグめいた飛び方も挟まる。
キャラクターへの評価
- イソラは強烈なメンヘラ気質と破天荒さで印象を持っていく。
- 玉藻は振り回され役として機能しつつ、淡々とした語りが目立つ。
- ねえさんは存在感と牽引力が強く、愛情の重さが物語の核になっている。
- 登場人物全体が未熟で危なっかしく、狂気の濃さが魅力になっている。
- 萌えの枠に収まらない、引くほど濃いキャラ造形が目立つ。
巻一覧
この巻のあらすじ
狐憑きの少年・玉藻と、超絶美女でヒッキーな探偵・ねえさんの、奇妙でふざけた、そして真摯なオカルト事件簿。自然発火、物の怪憑き、チュパカブラ……次々に起こる事件を通して描き出されるものは何か? オカルト×トリック×カラクリ=人間の幸福って、どんな物語だよ! 第1回『このライトノベルがすごい! 』大賞・栗山千明賞受賞の衝撃作『ファンダ・メンダ・マウス』の大間九郎の新シリーズ開幕です!!
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