高校二年生の染野翼は、恋人の一ノ瀬千夏を病気で失い、不登校気味のまま空虚な日々を送る。物語は、千夏が生前に用意した公式アカウントの自動返信や、特定のキーワードで届く動画を手がかりに、翼が彼女の残した言葉を追っていく構成で進む。舞台は函館で、ギターや作曲動画の投稿、幼馴染の永戸真一、千夏の声に似た歌い手の動画が物語の接点になる。喪失のあとに残された記録、メッセージ、音楽を軸に、翼が千夏の隠しメッセージへ近づいていく。1巻完結の物語として、現在の生活と過去の記憶が交差する形で展開する。1巻完結の構成です。続編・外伝・短編の情報はありません。
構造レビュー
こんな人におすすめ
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AI分析(あらすじ)
- 喪失と記憶を軸にした現代恋愛小説が気になる人 - SNSや動画が物語の鍵になる作品を読みたい人 - 函館を舞台にした青春物語に関心がある人
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 失った恋人への思いを軸に、止まっていた日常が少しずつ動き出す流れが強く響く。
- 音楽や歌い手の動画が物語のきっかけになり、感情の再生とつながっている。
- 千夏が残したメッセージや隠し動画の存在感が大きく、印象に残りやすい。
- 函館の街並みや名物が物語に入り、青春ものとしての空気感も楽しめる。
- しんどさだけで終わらず、前を向くための努力や成長が読後感を支えている。
こんな人におすすめ
- 喪失や再生を描く切ない青春ラブストーリーが好きな人。
- 音楽や歌い手、メッセージアプリの要素がある物語に惹かれる人。
- 学校生活や人間関係の悩みを抱える登場人物に寄り添いたい人。
- 『よめぼく』シリーズの雰囲気を別の形で味わいたい人。
- 函館を舞台にした作品や、街の空気感も楽しみたい人。
人を選ぶポイント
- 冒頭から恋人の死が扱われるため、重いテーマが苦手だと入り込みにくい。
- いじめや視線恐怖症など、心の傷に触れる描写がある。
- 似た構図のシリーズ作品を読んでいると、展開に既視感を覚える場合がある。
- 感情の揺れが大きく、明るい恋愛ものを求めると温度差がある。
- 泣ける場面が多く、感傷的な物語が負担になる人には重め。
テンポ・読後感
- 序盤から一気に感情を引き込む立ち上がりで、静かな重さが続く。
- 立ち止まりながら進む展開で、派手さより心の動きが中心。
- 音楽やメッセージのやり取りが、切なさの中にやわらかさを足している。
- 読後は苦しさだけでなく、少し前向きになれる余韻が残る。
- 函館の風景が入ることで、しっとりした青春感が強まっている。
キャラクターへの評価
- 翼は喪失の痛みを抱えながらも、少しずつ外へ向かおうとする姿が印象的。
- 小晴は視線恐怖症やいじめの影響を抱えつつ、歌を通して踏み出す存在として見られている。
- 千夏は不在になってからも物語を動かす中心で、残した言葉の強さが際立つ。
- 2人の傷ついた心が重なり合い、支え合う関係性に惹かれる声が多い。
- 脇役よりも、翼・小晴・千夏の3人の感情の結びつきが強く印象に残る。
巻一覧
この巻のあらすじ
Netflixにて大人気配信中の映画「よめぼく」の森田碧が放つ、渾身の最新作!
高校二年生の秋、染野翼は夜の函館山でのデートを最後に、恋人だった一ノ瀬千夏を病気で亡くした。千夏を失ってから、不登校気味になった翼は空虚な日々を過ごし、趣味のギターや作曲した動画の投稿もできないでいた。心の支えはひとつーー彼女が残した"公式アカウント"。千夏は残される翼を想って、自分にメッセージを送ると自動返信されるよう、いろいろな言葉を設定していた。さらに、あるキーワードを送ると動画が届くらしい。翼はそれを探そうと毎日彼女にメッセージを送っていた。 そんな中、幼馴染の永戸真一が面白い動画を見つけたと家を訪ねてくる。それは、千夏の声にそっくりな、レモンティという顔を伏せた高校生の歌い手の動画で……? やがて、たどり着いた千夏の隠しメッセージとはーー。 心が震えて涙が溢れる、「よめぼく」シリーズの森田碧が放つ、渾身の最新作! 函館が舞台。 装画:飴村
■著者プロフィール 森田碧(もりた・あお) 北海道出身。2020年、LINEノベル「第2回ショートストーリーコンテスト」にて「死神の制度」が大賞を受賞。2021年に『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』(ポプラ社)でデビューし、2022年には「第17回 うさぎや大賞」入賞。「よめぼく」シリーズは累計55万部を突破し、2024年にNetflixにて映画化され、大人気配信中。
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