女が舞台に立つことを禁じられた国を舞台に、街角で舞を披露していた少女・燦珠が、後宮にある女だけの劇団秘華園へ招かれるところから始まるシリーズ。燦珠は舞台役者を志しながら、秘華園の仲間や妃嬪、後宮の人々と関わり、芸を続ける場を守るために動くことになる。舞の技量だけでなく、演目の扱い方や後宮内での立場が問われ、個人の夢と制度の制約が重なる。新人として頭角を現す過程も含め、街の舞から後宮の舞台へと活動の場が移る。背後では今上帝による華劇の廃止方針や、先帝の息子を名乗る男の出現があり、舞台芸の在り方が宮廷の政治と結びついていく。演目づくりと権力争いが同じ場で進む構成で、後宮の中に芸能の居場所を作る流れがシリーズ全体を支える。
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この巻のあらすじ
街角で舞を披露し、人気を博する少女・燦珠は、舞台役者になることが夢だ。しかしこの国では女が舞台に立つことは禁じられていた。ある日、妖しい美しさを持つ男が現れ、後宮にある女だけの劇団・秘華園へと誘う。喜ぶ燦珠だが、即位したばかりの今上帝は、秘華園だけでなく、華劇自体を廃そうと考えていて……。天賦の才を持つ少女は、役者への道を切り開き、舞台という皆の楽しみを守れるのか? 胸躍る後宮ファンタジー、開幕! 一章 梅花、おのずから匂い立つ 二章 燦珠、乱麻を断つ 三章 秘華、輝きに翳の落つ 四章 宝珠、闇を照らす標となるか 五章 鳳翼一閃、暗雲を払う
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