東京都千代田区霞が関の国土交通省水管理・国土保全局の地下倉庫を舞台に、人に害なす神々を鎮める「鎮守指導係」の仕事を描くオカルトミステリーです。神に姉を殺された警察官・津々楽は、霊感に目覚めたことをきっかけに係へスカウトされ、定年後の嘱託として働く天崎志津也と組みます。津々楽は現場対応、天崎は神に関する知識と呪具・資料の扱いで支え、荒ぶる神の正体や因縁を調べながら鎮めていきます。国交省の地下にある保管庫、膨大な資料、怪しげな呪具を使う公務員組織の設定が軸で、神と人の関係を扱う事件を通して物語が進みます。1巻完結の単巻作品です。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 国交省の鎮守指導係という設定が新鮮で、開発と怪異の折り合いをつける発想が印象に残る。
- オカルト寄りの空気感が強く、土着の神や鎮守の考え方が物語の芯になっている。
- 元警察官の津々楽と、見た目と中身のギャップが大きい天崎の掛け合いが楽しい。
- 事件ごとの進行に勢いがあり、読み進める手が止まりにくい。
- キャラ立ちがはっきりしていて、バディものとしての相性の良さが目立つ。
こんな人におすすめ
- 公務員×怪異、オカルトミステリーの組み合わせに惹かれる人。
- 土着信仰や神祀りの設定を楽しみたい人。
- バディものの会話劇や掛け合いを重視する人。
- ほどよい不穏さやグロさを含む作品が苦手でない人。
- シリーズ化の余地がある作品を追いたい人。
人を選ぶポイント
- オカルト色が思った以上に強く、軽めの怪異譚を想像すると印象が違う。
- 霊的な設定や専門用語が出てくるため、最初は少し入りにくい。
- 会話の言葉遣いが場面によって分かりづらく、読み返したくなる箇所がある。
- 事件の背景や主人公側の過去がまだ整理しきれないまま残る。
- ところどころグロテスクに感じる描写がある。
テンポ・読後感
- 話の進みは軽快で、事件ごとにテンポよく読み進められる。
- 近代的な公共事業と古い神の理屈がぶつかる独特の空気がある。
- 不穏さはあるが、重苦しさ一辺倒ではなく会話の楽しさで読ませる。
- 過去と現在を行き来しながら少しずつ輪郭が見えてくる構成。
- 疾走感があり、読後は続きが気になる余韻が残る。
キャラクターへの評価
- 津々楽は霊感に目覚めた元警察官として、怒りや戸惑いが表に出るタイプ。
- 天崎は見た目と中身の差が強く、達観した雰囲気とおじいちゃん感が印象的。
- ふたりの温度差が会話の面白さになっていて、相棒感が強い。
- 津々楽の感情の揺れが、物語の緊張感を支えている。
- 天崎は謎が多く、過去や正体めいた部分への興味を引く。
巻一覧
この巻のあらすじ
東京都千代田区霞が関、国土交通省水管理・国土保全局。 その地下倉庫の中に、人に害なす神々を鎮める「鎮守指導係」はあった。 神に姉を殺された警察官・津々楽は霊感に目覚めたことから鎮守指導係にスカウトされた。 相棒は定年を過ぎ嘱託になった天崎というお爺ちゃん…のはずが人懐っこく話しかけてくる男はどう見ても十代の美青年‼ 天崎もまた神と浅からぬ因縁を持つらしく、 子どもみたいに無邪気かと思えば、老師のような圧倒的知識で津々楽を導いていく。 生真面目な津々楽と自由奔放な天崎の「神に呪われた」コンビが立ち向かう最初の難事件は──。 国交省の地下倉庫に保管された膨大な資料や怪しげな呪具を駆使し荒ぶる神の謎を解き鎮守するお仕事オカルトミステリー!
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