まほろばの鳥居をくぐる者は

判定なし
基本情報
著者
芦原瑞祥
イラスト
刊行年
2021
巻数
1巻
アニメ化
属性

神社の娘・宮子は、幼い頃から“視える”力を持ち、幽霊を友達として受け止めてきた。母を凄惨な事件で失った修験者の弟子・寛太と出会い、宮子は死者と生者の境目や、魂を【あるべき姿】に戻すという考え方に向き合う。互いに“視える”ことで感覚を共有しながら、喪失、戒律、後悔、憎しみが絡む関係が変化していく。神社、修験、霊、判決の余波が一つの舞台に重なり、二人の距離と死者への向き合い方を中心に進む全1巻の物語。宮子は友達である魂の扱いに迷い、寛太は女人に触れない戒を課して自分を縛る。人と霊の線引きが、日常の会話や触れられない距離として現れ、宗教的な作法と超常の感覚が並ぶ。

構造レビュー

こんな人におすすめ

  • AI分析(あらすじ)

    神社や修験、幽霊との関係、喪失を抱えた人物同士の関係を軸にした物語を読みたい人

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 奈良の神社や修験道を背景にした、神道・仏教の知識が自然に織り込まれた世界観。
  • 霊視できる少女と、重い過去を抱える少年が支え合いながら進む関係性。
  • 不思議な出来事を追いながらも、押しつけがましくない語り口で読める現代ファンタジー。
  • 重さのある題材でも、前を向く気持ちや希望を残す読後感。
  • 神社や奈良の風景に惹かれて、実際に訪れたくなる空気感。

こんな人におすすめ

  • 神社・修験道・宗教モチーフの物語が好きな人。
  • 霊感や見えない世界を扱う、静かな現代ファンタジーを読みたい人。
  • 少女と少年の成長や、互いに影響し合う関係を楽しみたい人。
  • 重い過去や心の傷を、丁寧に描く作品が好みの人。
  • 説教臭さの少ない、読みやすい不思議譚を探している人。

人を選ぶポイント

  • 序盤は神仏や修験道の用語が多く、馴染みがないと少し読みづらい。
  • 霊的な題材でも軽い雰囲気ではなく、かなり重い出来事や心の痛みが中心。
  • 過去の傷や憎しみ、後悔に向き合う描写が続くため、明るい展開だけを期待すると違う。
  • YAらしい軽快さより、しっとりした空気と内面描写が強め。
  • 物語のテンポは派手さよりも、じっくり積み上げるタイプ。

テンポ・読後感

  • 前半は世界観や用語の説明が入り、ややゆっくりした立ち上がり。
  • 中盤以降は寛太の内面や二人の関係が深まり、引き込まれやすい。
  • 全体に静かで清々しい雰囲気がありつつ、芯には重さがある。
  • 不穏さを抱えながらも、最後は光や希望を感じる読後感。
  • 派手な展開より、丁寧な心情の積み重ねで読ませる。

キャラクターへの評価

  • 宮子は優しく行動力があり、迷いながらも真っ直ぐ進む芯の強さが印象的。
  • 寛太は大人びて見える一方で、年相応の弱さや痛みを抱えた人物として受け止められている。
  • 二人とも「視える」力を持つことで、特別さと孤独を同時に背負っている。
  • 宮子の寄り添い方と、寛太の抱える闇の対比が物語の軸になっている。
  • 周囲の人々もそれぞれ事情を抱えつつ、前を向こうとする姿が印象に残る。

巻一覧

まほろばの鳥居をくぐる者は
2021年6月 ISBN 9784047366633
この巻のあらすじ

神社の娘、宮子の初めての友達は、『幽霊』だった。 幼い頃から“視える”力を持つ宮子にとって、それはごく自然なことだったのだ。 ある日宮子は、母親を凄惨な事件で亡くし、壊れそうな心と向き合うため修験者の弟子となった少年・寛太と出会う。

「あいつは死んでいる。お前ももう、わかっているんだろう?」

寛太に現実を突きつけられた宮子は、この世に未練を残す魂ーー友達を【あるべき姿】に戻すことを決意するのだった。 以来、互いに“視える”ことで感覚を共有し、“正しく”心を育てる寛太に惹かれていく宮子。 そんななか、寛太の母親を殺した犯人の判決が下される。 宮子は憎しみと後悔で揺れ動く寛太の救いになりたいと願うが、寛太は「女人に触れない」というさらに厳しい戒を己に課してしまいーー!?

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