ヒトと神々が近しく存在する時代を舞台に、禍津神を封じるための聖器「鎮矛」「絶盾」「咤魔玉」をめぐる騒乱を描く和風伝奇ファンタジー。陽津神を崇める邑が、乱心した巫女と泥の化生の襲撃で危機に陥り、突き刺さったままの鎮矛を前に正当な血筋の若長も力を発揮できない。そこへ現れた一人の男が鎮矛を抜き、化生を打ち払いながら事態を動かしていく。神と邪、血筋と実力、封印と暴走がぶつかる構図で進み、聖器の由来と禍津神封じの仕組みが物語の軸になる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 神話・伝奇っぽい骨格に、強烈な言葉遊びと下ネタ当て字を重ねた異様な作り。
- 男たちの戦い、信念のぶつかり合い、成長の流れが熱く読める。
- バトルの見せ場や歌、挿絵の入り方まで含めて勢いがある。
- ふざけて見えるのに、根っこは真っ直ぐで重厚さもある。
- 「怪作」「奇書」寄りの刺激を求める読書体験として印象が強い。
こんな人におすすめ
- 変わったラノベや言語感覚のズレを楽しみたい人。
- 神話・伝奇・ダークファンタジーの要素をまとめて浴びたい人。
- 熱いバトルや男同士の信念の衝突を重視する人。
- ネタの密度が高い作品や、勢いで押し切る作品が好きな人。
- クセの強さ込みで「読んだ体験」を楽しみたい人。
人を選ぶポイント
- 下ネタ由来の当て字や語感がかなり多く、合わない人にはきつい。
- 文体やノリの癖が強く、読みづらさを感じる人がいる。
- コメディにもシリアスにも振り切りきらない印象を受ける場合がある。
- 物語の狙いがネタ寄りに見えて、消化不良と感じる人もいる。
- まっすぐな王道感より、怪しさや過剰さが前面に出る。
テンポ・読後感
- 冒頭から勢いがあり、どんどん読ませるテンポ。
- バトルや歌、挿絵の配置が効いていて、場面転換にリズムがある。
- ふざけた語感と熱い展開が同居していて、読後感は強烈。
- まじめさと不真面目さが混ざった、独特の高揚感が続く。
- 直球の熱さに加えて、言葉のインパクトで押してくる。
キャラクターへの評価
- 主人公は欲や意思を貫くタイプとして受け取られている。
- 男たちの戦い方や信念のぶつけ合いが印象に残る。
- 人間が成長していく流れが見える。
- キャラそのものより、関係性や戦う姿勢の熱さが目立つ。
- 神話的な存在や巫女、禍津神まわりの雰囲気が強く残る。
巻一覧
この巻のあらすじ
鎮矛(チンホコ)ついに勃つーー。
ヒトと神々が、未だ近しき世の話?? 邪なる禍津神を討ち果たすべく、ヒトを護りし陽津神は三種の聖器を誂うなり
即ち其、鎮矛(チンホコ) 即ち其、絶盾(タテタテ) 即ち其、咤魔玉(タマタマ)
三種の聖器、禍津神を討つに至らず 鎮気(チンゲ)溢るる地に封ずものなり
そして??
ヒトを護りし陽津神を崇める“陽つ矛”の邑は、危機に晒されていた。 ヒトを害する禍津神を封じる“廻つ盾”の巫女“祓妻”が乱心し、自ら禍津神を蘇らせ、泥の化生を操る邪悪と成り果て、“陽つ矛”に攻め入った。
ところが、神滅必討の聖器“鎮矛”は、天牙(テンガ)の大岩に突き刺さったまま。 正当な血筋、陰補(インポ)の若長が扱こうと、決して勃とうとしないのだ。
絶体絶命の最期、娘の嫋やかな祈りは、ひとりの偉丈夫を引き寄せた。 彼は鎮矛を軽々勃てるや、絶臨の聖益で祓妻と化生を打ち払う。
「鎮矛から飛ぶ斬撃!? 白いッ!!」
その姿、神か邪か。 戸惑う“陽つ矛”を見下ろし、男はしかと呟いた。
「俺は男。ただの男。俺を呼ぶなら男と呼べ」 「それ以外に俺を語る言葉など、どこにもありはしないのだ??」
噎せ返るほどの侠気を、鬼才・昼寝の装画が彩る。 本格ダークファンタジー、推参。
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