片付かないふたり

判定なし
基本情報
著者
村崎 なつ生
イラスト
刊行年
2025
巻数
1巻
アニメ化
Audible
1巻
属性

片付けコンサル会社で働く鷲澤憂は、何かを選ぶのが苦手で周囲に合わせてばかりの女性。無駄なく効率よく生きる上司・奈々に心酔し、服装や髪型まで真似した末、恋人との同棲を解消して効率のいい部屋を手に入れる。だが泥酔して帰宅した翌朝、部屋に見知らぬ青年すずりが現れ、「おれを片付けてよ」と頼まれる。仕事の場で身につけた価値観、部屋の整理、他人に合わせてきた生き方、そしてすずりの隠された過去が結びつき、二人の同居を通して自分らしさを探る。一冊に収まる構成で、生活空間と人間関係の整理が並行して描かれる。

構造レビュー

こんな人におすすめ

  • AI分析(あらすじ)

    現代の同居劇や、仕事と私生活が重なる人物関係に関心がある人。

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 片付けや断捨離を軸に、選ぶことの苦手さや執着の手放し方を考えさせる内容。
  • 見知らぬ相手との奇妙な同居から始まる関係性が、静かなのに先が気になる。
  • 自分らしさや理想像との距離を見つめ直す流れが読みやすい。
  • 片付けの実践や人間関係の整理に、ちょっと背中を押される感覚がある。
  • 文章がすらすら読めて、派手さよりも丁寧さで引っ張るタイプ。

こんな人におすすめ

  • 断捨離やミニマルな暮らしのテーマに関心がある人。
  • 自分の選択に迷いやすく、他人に合わせがちな主人公に共感しやすい人。
  • 静かめの青春小説や自分探し系の物語を読みたい人。
  • 生活感のある会話劇や、少し不思議な同居設定が好きな人。
  • 読後に気持ちや部屋を少し整えたくなる本を探している人。

人を選ぶポイント

  • 大きな事件や強い山場を求めると、やや静かに感じる。
  • テーマは身近だが、主人公の片付けへのこだわりには距離を感じる人もいる。
  • 効率重視や断捨離の考え方が、少し怖く映る場面がある。
  • 文体は長めで、ブログ的・エッセイ的に感じる人もいる。
  • 物語の展開より、心理や空気感を味わう読み方が合う。

テンポ・読後感

  • 序盤から終盤まで落ち着いたテンポで進。
  • 日常の延長にある不思議さがじわじわ効いてくる。
  • さらっと読める一方で、考え始めると余韻が残る。
  • 片付けの話題が軽やかさと少しの息苦しさを同時に出している。
  • 静かでリアル寄り、でも設定には独特の引っかかりがある。

キャラクターへの評価

  • 主人公は優柔不断で周囲に流されやすく、憧れを真似してしまう危うさがある。
  • 上司は効率と合理性が強く、頼もしさと同時に圧の強さもある。
  • 同居相手は掴みどころがなく、物語に自由さと不穏さを足している。
  • 登場人物それぞれの「手放し方」に性格が出ていて印象に残る。
  • 主人公の気持ちの揺れが丁寧で、人物の内面を追う楽しさがある。

巻一覧

片付かないふたり
2025年5月 ISBN 9784086806268
この巻のあらすじ

片付けコンサル会社で働く鷲澤憂(わしざわうい)は、何かを選ぶのが苦手な性格でいつも周りに合わせてばかり。自分とは対照的にサバサバと物事を判断し、“無駄なく、効率よく生きる”ことを信条とする上司の奈々さんに心酔している。 心酔するあまりに服装も髪型も何もかも奈々さんの真似をし、恋人と同棲中の部屋の家具を次々に捨て、ついには恋人自体も捨てることで“効率のいい部屋”を手に入れた憂だったが、ひょんなことから泥酔して帰宅した翌朝、目覚めると部屋に見知らぬ青年がおり仰天する。 すずりという名の青年は「おれを片付けてよ」と憂に依頼し、その日から二人の奇妙な同居生活が始まるが、すずりにはとある隠された過去があり……。 「自分らしさ」が何なのか分からないまま、生きづらさを抱える男女。友情でも恋愛でもない関係性。奇妙な同棲生活を、繊細な筆致で描く、2024年集英社ノベル大賞〈準大賞〉受賞作。

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