バスタード・ソードマン
- 著者
- ジェームズ・リッチマン
- イラスト
- マツセダイチ
- レーベル
- ファミ通文庫
- 刊行年
- 2023-2025
- 巻数
- 5巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- BOOK☆WALKER: 1巻まで
バスタード・ソードマンは、異世界の街レゴールで暮らす中年ギルドマン・モングレルを軸にしたシリーズ。バスタードソードを扱い、ギフトや現代知識を使えば強敵にも向き合える一方で、本人は平穏に暮らすことを選び、ギルドの仕事、料理、釣り、狩猟を続ける。春祭りや湖への遠出、冬明けの狩り、仲間のライナやウルリカとのやり取りなど、季節ごとの出来事が積み重なり、街の外では獣狩りや依頼仕事が展開する。やがて物語は、傷つけずに獲物を狩る仕事や対人戦を含む戦時任務へも広がり、生活と実務の両面からモングレルたちの関係が描かれる。大きな目的を掲げて進むというより、日々の選択が次の仕事や同行者を連れてくる形で範囲が広がる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 異世界転生でも成り上がりより、日々をほどよく回していく暮らしぶりが中心。
- 釣り、料理、道具作り、買い物などの小さな営みが積み重なって読後感がやわらかい。
- 猥談やバカ話の掛け合いがくだらなくて勢いがあり、笑いどころになっている。
- 目立たないのに実力はある主人公像が、肩の力を抜いて読める手触りにつながっている。
- 町の発展や周囲との交流が少しずつ広がり、地に足のついた異世界感がある。
こんな人におすすめ
- 大事件や強引な無双より、日常と会話の空気感を楽しみたい人。
- スローライフ系や異世界の日常ものが好きな人。
- 下ネタや猥談まじりの軽口を笑って受け止められる人。
- 冒険者稼業の裏側や下積み感のある描写が好みの人。
- じわじわ進む話でも、雰囲気の良さで読める人。
人を選ぶポイント
- 物語の大きな山場や派手な戦闘を期待すると物足りない。
- 主人公の本気の強さや隠し要素が前面に出にくく、もどかしさが残る。
- 進行はかなりゆるく、巻によっては話があまり進まない印象がある。
- 下ネタや猥談の比重が高く、好みが分かれやすい。
- ヒロイン性や恋愛要素を強く求めると合わない。
テンポ・読後感
- 基本は淡々としていて、日常の流れを丁寧に追うテンポ。
- 短編連作のような軽さがあり、気負わず読み進めやすい。
- ときどき旅行回や出来事のまとまりが入り、いつもより読み応えが出る。
- 緊張感は薄めだが、生活の中の小さな変化で飽きにくい。
- ゆるいのに退屈しすぎず、肩の力を抜いて読める空気感。
キャラクターへの評価
- モングレルは、抜けていて愛嬌のある面白おじさんとして受け止められている。
- 実力は高いのに前に出すぎず、程よく働いて程よく遊ぶ姿が好印象。
- 交友関係が広く、後輩や周囲への面倒見の良さも目立つ。
- 変な武器や道具、料理へのこだわりなど、妙な趣味性がキャラの魅力になっている。
- ウルリカやライナなど周辺人物も、掛け合いの温度感を支える存在として印象に残る。
巻一覧
この巻のあらすじ
バスタードソードは中途半端な長さの剣だ。ショートソードと比べると幾分長く、細かい取り回しに苦労する。ロングソードと比較すればそのリーチはやや物足りず、打ち合いで勝つことは難しい。何でもできて、何にもできない。そんな中途半端なバスタードソードを愛用する俺、おっさんギルドマンのモングレルには夢があった。それは平和にだらだら生きること。やろうと思えばギフトを使って強い魔物も倒せるし、現代知識でこの異世界を一変させることさえできるだろう。だけど俺はそうしない。ギルドで適当に働き、料理や釣りに勤しみ……時に人の役に立てれば、それで充分なのさ。これは中途半端な適当男の、あまり冒険しない冒険譚。 コミックスも好評発売中!
この巻のあらすじ
厳しい冬が終わり、春が近づく頃。レゴールの街はにわかに活気づいていた。その理由はもちろん、春の風物詩である『精霊祭』の開催が目前に迫っているから。精霊祭は街中がスライムで飾り付けられ、他の街から観光客や行商人もわんさかやってくる一大イベントだ。レゴールで平穏に暮らすモングレルも精霊祭には毎年欠かさず参加している。なぜなら、街の領主が気前よくタダ酒を振る舞ってくれるのだ! そんなわけでタダ酒とクラゲ料理を楽しみにしていたモングレルはある日ライナから「私も祭り、一緒に回っていースか?」と誘われてーー!?
この巻のあらすじ
春は目覚めの季節である。この時期のギルドマンたちは皆、硬くて不味い干し肉を放り投げ、冬眠から目覚めた獣を狩りに森へと出かけていくのだ。もちろんモングレルも例に漏れず新鮮な肉を求めてライナやウルリカらと共にキャンプへと繰り出し、楽しい毎日を送っていた。そんな彼にある日突然ギルド長から直々の呼び出しがかかる。なんとその要件とは「シルバーウルフを全く傷つけずに狩猟しろ」というあまりにも滅茶苦茶な仕事の依頼で……!?
この巻のあらすじ
異世界にも暑い夏がやって来た! シュトルーベの里帰りから戻ってきたモングレルはライナから、"アルテミス"と一緒にザヒア湖へ旅行に行かないかと誘われる。なんでも日頃の慰安をかねて、大自然の中で存分に水鳥狩りを楽しみに行くのだという。湖なら本格的な釣りができると考えたモングレルも二つ返事で参加を決め、自作の釣り具一式を抱えてウキウキで"アルテミス"に同行する。もちろん狙うは湖に生息する(かもしれない)幻の巨大魚! 一方、ライナはウルリカに唆され、この旅行でモングレルとの距離を縮めるためにアプローチ作戦を実行するのだがーー!?
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