精霊の力で支配が成り立つ国を舞台に、精霊を宿さず生家を追われた少年・晶が、化生退治や陰陽師との関わりを通じて自分に備わった別の加護と向き合う和風伝奇ファンタジー。晶は呪符や刀、儀式、守備隊の任務を通じて各地の怪異や陰謀に関わり、都へ向かう流れの中で土地神や神々、百鬼夜行、客人神などの存在に触れていく。物語は、追放後の立場から始まり、部隊任務、異国勢力との対立、学院や央都での動きへと広がる。シリーズ全体では、神・精霊・妖怪・陰陽の要素が重なりながら、晶の出自と加護の正体を軸に展開する。続巻では守備隊、学院、央都結界をめぐる局面が順に拡大していく。続編・外伝・短編の情報は現時点で確認できない。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 明治〜文明開化風の和風異世界と、神・精霊・ケガレが絡む独自の世界観が強い。
- 華族や貴族のしがらみ、追放からの巻き返しが物語の軸になっていて先が気になる。
- 専門用語や情報量は多いが、設定の組み立てが巧みで読み進めるうちに引き込まれる。
- 書籍版はWeb版からの加筆や展開差があり、既読でも新鮮に楽しめる。
- 伝奇寄りの雰囲気や神道的な要素が好みに刺さる読者が多い。
こんな人におすすめ
- 和風ファンタジーや近代日本風の異世界設定が好きな人。
- 追放・下剋上・覚醒系の物語を読みたい人。
- 神、精霊、陰陽師、伝奇要素のある作品に惹かれる人。
- 世界観の作り込みや設定の重厚さを重視する人。
- Web版既読でも書籍版の違いを楽しみたい人。
人を選ぶポイント
- 序盤は用語や国・家の構造の把握に時間がかかる。
- 地の文に癖があり、最初は読みにくさを感じやすい。
- 情報量が多く、軽い読み味を期待すると重く感じる。
- いわゆるチート系・下剋上系の型に近い部分がある。
- 物語の進行は序章寄りで、続巻前提の印象が強い。
テンポ・読後感
- 序盤は説明と世界観の提示が厚めで、立ち上がりはややゆっくり。
- 中盤以降は儀式や事件を境に面白さが増し、勢いが出る。
- 重厚で硬質な空気感がありつつ、主人公の状況が動くとワクワク感が強い。
- 緊張感のある伝奇・神秘寄りの雰囲気が続く。
- 書籍版は展開の変化があり、既読でも読み味に新鮮さがある。
キャラクターへの評価
- 主人公は不遇からの巻き返しが印象的で、状況を自覚しきれていない初々しさがある。
- 周囲の家族や貴族側は理不尽さや無理解が目立ち、反発を呼びやすい。
- 神や精霊の存在は圧が強く、執着や感情の濃さが怖さと魅力の両方を生。
- 令嬢や味方側のキャラは描写が増えるほど好感度が上がりやすい。
- 脇役も含めて人間関係が広がっていく点が今後の楽しみになっている。
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巻一覧
この巻のあらすじ
精霊の力でこの国を牛耳る貴族、八家のひとつに生まれた晶。だが、晶にはなぜか精霊が宿っていなかったーー。
生家を追放された晶は、別の州へと出奔し、化生退治の部隊に所属する。強力な呪符が作れ、瘴気を跳ね返すなど、徐徐に明らかになる特異体質は、呪符使いの組合や有力貴族の女子剣士の度肝を抜いていく。さらに昇格のため渋々受けた儀式で、晶を”本当に加護しているモノ”が覚醒。だが同時に、都を呑み込む巨大な怪異が目覚めようとしていた……!
この巻のあらすじ
事件後、後見人となった少女、嗣穂(つぐほ)の絶大な権力に驚く晶。強力過ぎる寂炎雅燿(じやくえんがよう)に替わる武器として、数千万円は下らない新たな刀も授けられた。順調なようだが、玄生(げんせい)としての資金稼ぎも続けていたことを公安の陰陽師に追及され……?
何とか逃げ出す時に偶然出会った少年は、異能を持つ妖刀を盗み出してきたのだと言う。だが、それは行使者を蝕む、使用厳禁の精霊器だった。晶は、妖刀の浄化を手伝うことにするが、嗣穂が寄越した応援はーー例の陰陽師だった!
この巻のあらすじ
異国から訪れた金髪碧眼の少女ベネデッタら一行は、猩々を一刀両断するほどの精霊力を備えていた。精霊器に匹敵する武器をも持つ彼女らは、晶の特異体質にも気付いているようで、晶に波国で騎士にならないかと揺さぶりを掛け……?
一方、陸斗の故郷を占拠した謎の集団の蜂起を防ぐため、晶は諒太らと村へ。晶が土地神と話したことで、ベネデッタたちが高天原の神々の力を簒奪しようとしていることが発覚!
晶は、この土地と自らの誇りを賭けて刃を振るう!
この巻のあらすじ
聖教騒動は何とか収束したものの、黒幕・神父(ぱどれ)は行方知れず。背後では総隊長・万朶に怪しい影が見え隠れしていた。
一方防人として第8守備隊の一隊を任された晶は、神器の不調に悩まされていた。伯道洲から訪れていた剣聖・孤城、そして嗣穂も晶の精神を蝕む迷いに気づきつつあったが……? そんな中、晶は田舎めいた話し方の謎の少女・雪乃と偶然出会う。聞けば、滅んだはずの祖母の実家”夜劔”の家の出だという。雪乃は起こり得ないはずの百鬼夜行を予告しーー。
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