事故死した腐女子の大神那央が、嫌々遊んでいた乙女ゲームの世界で悪役令嬢クラティラスとして生きることになる物語。舞台は、攻略ルートによって運命が分岐するゲーム的な貴族社会で、クラティラスには破滅の定めがあるとされる。中心人物の那央は、その立場を受け入れつつ、ヒロインをいじめる代わりにBLの話題を広め、女子たちとの関係を築いていく。物語は、悪役令嬢としての立場と前世の趣味がぶつかる状況を軸に進み、ゲーム世界の人間関係を組み替えていく構成になっている。単巻作品としてまとまっており、悪役令嬢ものと百合・BL要素を組み合わせた内容が中心。第1回ファミ通文庫大賞ゲームノベル特別賞の受賞作。なお、現時点の情報では続編・外伝・短編の展開は示されていない。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 乙女ゲーム転生×悪役令嬢×腐女子ネタを掛け合わせた、かなり振り切った設定が強い。
- BLを“布教”して生存ルートを探る発想が突飛で、先が読めない勢いがある。
- 主人公と百合男子の掛け合いが特に評判で、会話劇のテンポが良い。
- 序盤の違和感が後半で効いてくる構成や、伏線っぽい回収に手応えがある。
- 表紙・口絵・挿絵の完成度が高く、ビジュアル面の満足度も高い。
こんな人におすすめ
- 腐女子ネタやBL妄想を笑って楽しめる人。
- 悪役令嬢ものの王道より、ギャグ寄り・暴走寄りの作品を読みたい人。
- 軽妙な掛け合いとテンポのいい会話劇が好きな人。
- 百合っぽい空気感や、男女の恋愛よりキャラ同士の関係性を楽しみたい人。
- 先の展開が気になるタイプのコメディ転生ものを探している人。
人を選ぶポイント
- 主人公の言葉づかいや腐女子テンションがかなり強く、序盤で合わない可能性がある。
- BL要素は実際の恋愛描写というより妄想・布教が中心で、そこに乗れないと厳しい。
- 王道の「悪役令嬢とヒーローの恋」を期待すると方向性が違う。
- 文章のノリや暴走気味の語り口に好き嫌いが出やすい。
- じっくりした恋愛ものより、コメディ色の強さが前面に出ている。
テンポ・読後感
- 序盤は癖が強く、ノリに慣れるまで引っかかりやすい。
- 百合男子が出てから一気に加速し、会話の勢いで読ませる。
- 全体はテンポ重視で、萌え語りやギャグの密度が高い。
- シリアスな死の回避設定はあるが、空気感はかなり軽快。
- 途中から「続きが気になる」引きが強くなる。
キャラクターへの評価
- 主人公は破天荒で、痛さも含めて強烈な印象を残す。
- 百合男子キャラとの相性が良く、気のおけない掛け合いが魅力になっている。
- 周囲の女子を巻き込んでいく流れが、最初は無理やりでも次第に関係性の変化として読める。
- 王子や周辺キャラは、恋愛相手というより物語を動かす存在として見られている。
- 挿絵で映えるキャラデザへの満足感が高く、ビジュアル込みで印象が強い。
巻一覧
この巻のあらすじ
大神那央は自他共に認めるBL大好き女子ーーいわゆる腐女子である。 しかし十九歳になってすぐに事故死。そして生まれ変わったものの、そこはなんと嫌々プレイしていた乙女ゲームの世界だった。おまけにポジションはヒロインをいじめ倒すライバルの悪役令嬢。 (ちなみにこの悪役令嬢のクラティラス・レヴァンタ、どのルートを辿っても必ず死ぬという運命にある) クラティラスとして生きることになった那央は悲惨な未来を受け入れ、可憐なるヒロイン・リゲルをいじめ……たりせず、彼女を始めとする女子達にBLの素晴らしさを布教し、同志の輪を広げていくのだったーー。
第1回ファミ通文庫大賞ゲームノベル特別賞、受賞作!
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