情報
本作は、天空に浮かぶ「世界時計」を境に、天獄と地国に分かれた世界を描くファンタジー恋愛譚。地国で暮らす死者の少年デッドは、常夜の空から降ってきたヒトの少女ファイと出会い、一目で恋に落ちる。二人は、世界の引力バランスがひっくり返る「天地返り」までの限られた時間をともに過ごし、地国のゾンビから彼女を守りながら、別れに向き合う。世界時計、天地返り、死者とヒトの断絶が、関係の進行と世界の変化を同時に動かしていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 天獄と地国、世界時計で区切られた二層構造の世界観が強い引きになる。
- 空から落ちてくる少女と死者の少年という、王道のボーイミーツガールが映える。
- 立場の違う二人が少しずつ距離を縮める過程が、純情で甘い。
- 童話っぽさ、ポエミーさ、セカイ系っぽさが混ざった独特の空気感がある。
- 風景や心情の描写が印象的で、綺麗さやロマンチックさを評価する声が目立つ。
こんな人におすすめ
- 王道の恋愛ファンタジーやボーイミーツガールが好きな人。
- セカイ系っぽい、世界観重視の物語を読みたい人。
- 切なさと温かさが同居するラブストーリーを求める人。
- 童話調、詩的な文体、独特の言い回しが好みの人。
- 単巻でまとまった読みやすい作品を探している人。
人を選ぶポイント
- 設定の説明や理屈がやや足りず、世界観の掘り下げ不足を感じやすい。
- 展開が淡白、あるいは単純に見えて物足りなさを覚える場合がある。
- 恋愛の進み方や感情の流れが合わず、入り込めない読者もいる。
- バイオレンスやホラー要素の受け止め方には好みが分かれる。
- 作品の魅力が文体や雰囲気寄りなので、派手な事件性を期待するとズレやすい。
テンポ・読後感
- 序盤は静かで淡々と進み、会話と心情描写で引っ張る。
- 中盤以降に関係性の温度が上がり、切なさと甘さが強まる。
- 全体は軽快さよりも、しっとりした余韻と寂寥感が残る。
- ホラーや残酷さが差し込まれても、空気はどこかシュールで柔らかい。
- 読後感は爽やか、綺麗、浄化されるといった受け止め方が多い。
キャラクターへの評価
- デッドは純粋で一途、恋心がまっすぐで好感を持たれやすい。
- ファイは探求心や行動力があり、物語を動かす存在として見られている。
- 二人の掛け合いと信頼の積み重ねが、この作品の核として受け止められている。
- クロスなど脇役の個性や喋り方も印象に残るが、好みは分かれる。
- ヒロインの可愛さや、相反する属性同士の組み合わせを推す声が多い。
巻一覧
君はヒト、僕は死者。世界はときどきひっくり返る
この巻のあらすじ
交わることのない、君と出会った。
天空に浮かぶ「世界時計」を境に分かたれた「天獄」と「地国」。地国で暮らす死者の僕はある日、常夜の空から降ってくる彼女を見つけた。 一目見た瞬間から僕はもう、恋に落ちていた。
彼女の名前はファイ。僕の名前はデッド。 彼女はヒトで、僕は死者。だからこの恋は、きっと実らない。 それでも夜空は今日も明るい。
二つの世界の引力バランスがひっくり返る「天地返り」の日まで、僕は地国のゾンビから彼女を守り、そしてきちんと「さよなら」を告げる。
これはやがて世界を揺るがすことになる、相容れない僕たちの物語だ。
第14回小学館ライトノベル大賞・ガガガ賞受賞作!!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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