軽音部で音を出せず居場所を失った兎田晃吉が、漫研部長の兎毛成結奈と出会い、部室を練習場所にしながら自分の表現を探していく青春ノベルです。舞台は学園内の部活と部室で、ギター演奏と漫画制作という異なる創作活動が交差します。中心人物は、演奏の場を求める兎田と、原稿の持ち込みがうまくいかず悩む兎毛成の二人です。物語は、行き場のない状況から互いの事情を受け止め、創作と挑戦を通じて前へ進む流れで進みます。シリーズは現時点で1巻構成で、単巻の物語としてまとまっています。受賞作として紹介されており、本文ではカラーイラストと挿絵の収録も明記されています。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 逆境に置かれた主人公が、見下しや理不尽に対して真正面から反撃していく熱量が強い。
- バンド、文化祭、ライブの流れがわかりやすく、勢いで読ませる王道の下剋上感がある。
- 才能や努力、居場所のなさを抱えた人物の感情がストレートに伝わり、刺さる人には深く刺さる。
- まっすぐな台詞や勢いのある場面が印象に残り、読後に元気をもらえた。
こんな人におすすめ
- 学校や人間関係でくすぶっていて、反骨心を刺激されたい読者。
- バンドもの、青春もの、少年漫画的な熱さを求める読者。
- 才能・努力・コンプレックスを扱う物語に反応しやすい読者。
- きれいにまとまった静かな話より、感情を前に出す作品が好きな読者。
人を選ぶポイント
- 反発や復讐の色が濃く、爽やかな学園音楽ものを期待すると印象が違う。
- 主人公側の理屈や勢いが強く、相手側に肩入れすると飲み込みにくい場面がある。
- 展開や伏線の作り込み、文章の細かい粗さを気にすると引っかかりやすい。
- 終盤の着地は好みが分かれ、すっきり完結した読後感を求めると物足りなさが残る。
テンポ・読後感
- 序盤から勢いがあり、感情の高ぶりで一気に押し切るテンポ。
- 中盤は反逆の熱さと仲間集めの高揚感が続き、ライブ周辺で盛り上がりやすい。
- 全体として直球でスカッとするが、細部は粗削りで荒さも残る。
- 読後感は爽快寄りだが、完全に割り切れない余韻や消化不良感も混じる。
キャラクターへの評価
- 兎田は内気さや居場所のなさを抱えつつ、ギターへの執着で踏ん張る主人公として見られている。
- 兎毛成は勢いを引っ張る存在として印象が強く、物語の推進力になっている。
- 先輩やクラスメイトなど周囲の人物は、悪役寄りに見えたり立場の描き方が気になったりする。
- 主人公たちの「持つ/持たざる」の対比がはっきりしていて、感情移入のしやすさは人によって分かれる。
巻一覧
この巻のあらすじ
第5回小学館ライトノベル大賞・ガガガ賞!
「気が散るから出てってくんない? “歩くギタースタンド”くん」 軽音部のイケメン部長・志鷹に「音出し」を拒否され、物置部屋をギターの練習場所に選んだ兎田晃吉(うさぎだ・こうきち)。
電源がないので適当な歌詞を生音にのせ、ひとりテンションMAX!! ギターを思いっきりぶん回して、 「ビシィィッ!」 ポーズを取ったァ! ……ところを、漫研の部長・兎毛成結奈(ともなり・ゆうな)に見られて滝汗。
原稿の持ち込みが上手くいかず落ち込んでいた兎毛成は、兎田の事情を聞き、漫研の部室を練習場所として使わせることにするが……。 このふたりの出会いが、新しい才能を開花させる! 叫べ! 跳べ! いざリベンジ!!
『Kanon』『AIR』『CLANNAD』『リトルバスターズ!』『Angel Beats!』など、数々のヒット作を生み出した、Key(株式会社ビジュアルアーツ)の麻枝准氏が「受賞作中で一番のカタルシスが味わえる作品」と賞賛! 「第5回小学館ライトノベル大賞」にてガガガ賞を受賞した、まっすぐな青春ノベル登場!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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