大学を卒業して就職せずラノベ作家になった久太と、漫画家として活動する漆、そして久太の母・涼花が、3人で奇妙な同居生活を送る現代の物語。久太と漆は高校からの同級生だが、恋人でも親友でもない距離にあり、その関係には高校生の冬に起きた出来事が結びついている。創作の仕事と日常が重なる中で、過去に触れながら現在の関係を見つめ直していく構成で、前作『サムウェア・ノットヒア』に連なる要素を持ちつつ、独立した一作として読める。

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  • AI分析(あらすじ)

    現代の同居劇や、同級生同士の関係が過去の出来事とつながる話に関心がある人。

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 前作と独立して読める手応えがありつつ、呼応する構成も楽しめる。
  • 孤独、非行、就活、卒論、家族関係など重い題材をまとめて扱う密度の高さ。
  • 物語の後半で救いや再生へ向かう流れが印象に残る。
  • じわじわ引き込まれ、読み終えたあとに強く残る余韻がある。

こんな人におすすめ

  • 重めの人間ドラマや喪失と再生の物語が好きな人。
  • 前作を読んでいて、対になる読み味を確かめたい人。
  • こじれた関係性や、面倒くさいほど感情が揺れる恋愛劇を楽しめる人。
  • 読後に体力を使うタイプの濃い作品を求める人。

人を選ぶポイント

  • テーマがかなり重く、孤独や虐待、自殺、家族の問題などが続く。
  • すぐに気持ちよく進む展開より、じっくり向き合う読書になる。
  • 主人公の言動や変化に戸惑う場面がある。
  • すっきりした恋愛小説を期待すると、湿度の高さが強く感じられる。

テンポ・読後感

  • 序盤から重い要素を積み重ねていく、ずしりとした空気感。
  • 先が気になってページを追う引力が強い。
  • 感情の揺れが大きく、読後に消耗感と満足感が同時に残る。
  • 終盤で救いが見えるため、暗さだけで終わらない。

キャラクターへの評価

  • 主人公とヒロインは一筋縄ではいかず、もどかしさや面倒くささが目立つ。
  • 登場人物の抱える事情が重く、関係性のこじれが物語の核になっている。
  • 主人公の豹変ぶりに戸惑う声がある。
  • 50代半ばの男女の回顧録的な恋愛として受け止められている。

巻一覧

僕はまだ、君の名前を呼んでいない 〜lost your name〜
2017年6月 ISBN 9784839963675
この巻のあらすじ

大学を卒業し、就職することなく何となくラノベ作家になった久太と、マンガ家になった漆は、久太の母・涼花と3人で奇妙な“同居”生活を送っている。二人は高校からの同級生だが、恋人同士ではなく、よくある男女間の親友ともまた違った関係だった。彼らを結びつけているのは、高校生の冬に起きたある事件だったーー。筆者の処女作で泣けると評判だった『サムウェア・ノットヒア』に連なる物語だが、完全に独立した作品として、あなたに喪失と再生の物語を捧げる。

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