静岡の駿府公園で身元を失ったまま目を覚ました「ぼく」が、大学生の開登とともに手がかりを集め、自分の来歴をたどっていく現代恋愛ミステリー。舞台は静岡の街と公園周辺で、異世界や特殊能力ではなく、日常の景色の中に秘密が置かれている。主人公は記憶の空白のなかで教師としての過去を思い出し、同時に助けたい子どもの存在にも向き合う。開登は人助けを好む人物として行動を共にし、会話や移動の積み重ねが二人の関係を変えていく。記憶の断片と現在の行動が結びつくたび、主人公が抱えていた事情が輪郭を持つ。一冊のなかで、過去の探索と人物関係の変化を並走させる構成。

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  • AI分析(あらすじ)

    記憶喪失から始まる恋愛ミステリーを読みたい人、現代日本を舞台にした秘密探しに関心がある人。

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読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 人助けを軸にした連作短編が、終盤で一本の物語としてつながる構成。
  • 霊や記憶、後悔をめぐる仕掛けがあり、読み進めるほど見え方が変わる展開。
  • 静岡の街並みや日常の空気感が入り、舞台のイメージがしやすい。
  • 悲しさだけに寄らず、温かさや読後のほっこり感が残る。
  • 伏線回収や別視点の反転で、読み返したくなる作り。

こんな人におすすめ

  • 連作短編の形で少しずつ謎がつながる物語が好きな人。
  • 恋愛要素とミステリ要素の両方を楽しみたい人。
  • 優しい雰囲気の中に、最後のひと押しがある作品を求める人。
  • 先の展開を考えながら読むのが好きな人。
  • 静岡を舞台にした物語に親しみを持てる人。

人を選ぶポイント

  • 仕掛けや流れが早めに読めてしまう人には、驚きが弱く感じられる。
  • 1話ごとの掘り下げが浅いと物足りなさが残る。
  • どんでん返しや死者の多い展開が好みでない人には合わない。
  • 似た系統の作品を読んでいると、既視感を覚えやすい。
  • ミステリのトリック重視で読むと、見せ方の軽さが気になる。

テンポ・読後感

  • 各話は読みやすく、サクサク進む軽快さがある。
  • 前半は穏やかで温かく、後半で一気に印象が反転する。
  • しんみりする場面があっても、全体は優しく透明感のある読後感。
  • 途中に「ん?」と引っかかる箇所が散りばめられている。
  • 最後は切なさと救いが同時に残る。

キャラクターへの評価

  • 開登は、人のために動く優しさが印象に残る主人公。
  • ふわっとした雰囲気やはかなさがあり、守りたくなるタイプとして受け止められている。
  • 自分の気持ちや大切なものに向き合っていく姿が見どころ。
  • 相手役の可子は、物語の印象を反転させる存在として強く残る。
  • 周囲の教師、学生、ネイリスト、動物なども、それぞれの後悔が短く印象づけられる。

巻一覧

透明なきみの後悔を見抜けない
2019年7月 ISBN 9784065156018
この巻のあらすじ

あなたは見抜けますか?彼の秘密、彼女の真実――静岡書店大賞<映像化したい文庫部門>受賞の著者が紡ぐ、世界がめまぐるしく反転する感動の恋愛ミステリー気がつくと駿府公園の中央広場にいた。ぼくは――誰なんだ?記憶を失ったぼくに話しかけてきた、柔らかな雰囲気の大学生、開登。人助けが趣味だという彼と、ぼくは失った過去を探しに出かける。心を苛む焦燥感。そして思い出す。ぼくは教師で、助けたい子がいるんだ! だが、ぼくの過去には驚きの秘密が……!?本当の自分が見つかる、衝撃と感動が詰まった恋愛ミステリー。

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