見知らぬ空間に集められたクラスメイトや教師たちが、生き残りを懸けたゲームに挑むデスゲーム作品。中心にいる新井和馬は、その状況を絶望ではなく、気に入らない相手を排除する機会として受け止め、鉄山徹子と組んで頭脳戦に臨む。物語は、閉鎖空間でのゲーム進行、参加者同士の利害、宗教団体やギャンブルを含む別種のゲームへと広がっていく。各巻で異なる舞台とルールが提示され、人物関係と謎が段階的に変化していく構成になっている。続編や外伝の情報はなく、本編3巻でまとまっている。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- クズで性格の悪い主人公が、命がけの場で遠慮なく動く破天荒さが強い。
- デスゲームや心理戦の中で、口八丁や嘘、詐欺めいた立ち回りが効いている。
- 叙述トリックやどんでん返しの仕掛けがあり、終盤のひっくり返しを楽しめる。
- タイトルや表紙の尖り方そのままの、悪趣味さと勢いを売りにした読後感がある。
- シリーズを通して、主人公のクズっぷりを見届ける中毒性がある。
こんな人におすすめ
- ひねくれた主人公や悪役寄りのキャラが好きな人。
- デスゲーム、頭脳戦、心理戦の作品を読み慣れている人。
- きれいな友情や熱血より、毒のあるノリやブラックな笑いを求める人。
- 先の読めない展開やトリック重視のライトノベルを楽しみたい人。
- 多少雑さがあっても、勢いとキャラの強さを優先したい人。
人を選ぶポイント
- ゲームの仕組みや勝ち筋が既視感ありで、意外性が弱いと感じやすい。
- 叙述トリックは解説込みで納得するタイプで、単体だと分かりにくい部分がある。
- 登場人物や問題数が多い巻では、展開が雑で作業感が出ることがある。
- 終盤のオチや後味がかなり好みを分け、共感するとモヤモヤしやすい。
- 巻によっては緊張感や盛り上がりに差があり、勢いが落ちると感じることがある。
テンポ・読後感
- 冒頭から引きが強く、テンポよく読み進めやすい。
- ゲーム中は嘘と駆け引きが連続し、二転三転する展開が多い。
- 読後感は軽快というより、毒気と不穏さが残る。
- 巻によっては説明や構成がやや込み入るが、全体としては勢い重視。
- クズ主人公の暴走を楽しむノリが強く、熱量は高め。
キャラクターへの評価
- 主人公は性格最悪だが、頭の回転と口のうまさで印象に残る。
- 他人を信用しない冷たさや、周囲を巻き込む攻撃性が際立つ。
- 露悪的でも妙に筋が通って見える場面があり、嫌いになりきれない。
- ヒロインや周辺人物も一筋縄ではいかず、腹黒さや掴みどころのなさが目立つ。
- キャラの魅力は強いが、巻によって描写の濃淡に差がある。
巻一覧
この巻のあらすじ
新井和馬は気が付くと見知らぬ空間にいた。突如現れた『ナナシ』により、クラスメイトや教師たちと生き残りを懸けたゲームをさせられることを告げられた和馬は、そんな絶対絶命の状況を心底歓迎していた。気に入らない奴を、全て殺してやれると。彼は超高校級の女優・鉄山徹子をパートナーに、その悪辣な頭脳を武器としてゲームに臨むのであったー。HJ文庫大賞受賞作。
この巻のあらすじ
電脳ランドでのデスゲーム後、様々な人に傷痕を残しながらも平然と過ごしていた新井和馬。そんなある日、彼は鉄山徹子に孤島で行われるギャンブルゲームへと誘われる。人間の人生をいともたやすく壊す大金を賭け、和馬と徹子はチーム『クズ』として島へと乗り込むのであった。あの最凶のクズコンビが帰ってきた!!爽快頭脳バトルサスペンス第2回戦!
この巻のあらすじ
宗教団体『良き人々の集い』で定期的に行われているレクリエーションゲーム『すっぱいブドウ』。そのゲームの場には、武田ツバサと鉄山徹子の姿があった。教祖の発言により、突如デスゲームと化した『すっぱいブドウ』。ゲームが進む内に明かされる様々な謎。ツバサと徹子はこの状況を乗り切ることが出来るのか。そしてその時、最凶のクズ、和馬の居場所とは――。
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