私立物部高校は、工学科や家政科など専門分野の学科が集まる高校で、主人公の千石新は英語の補習をきっかけに、同じく補習に来た狩谷や安心院聖歌たちと顔を合わせる。新は理屈で考えるオタク気質の生徒で、補習授業の場を通じて人のつながりが広がっていく。1巻では校内の機器トラブルと盗撮カメラの発信源を追い、2巻では中央図書館の地下に保管された絵画の消失をめぐって調査が進む。どの巻も、学校施設や人物の関係が手がかりになり、補習クラスの生徒たちが自分たちで状況を整理していく流れでまとまっている。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 補習クラスの面々が、それぞれ得意分野を持って謎に挑む学園ミステリとして読める。
- 日常の延長にある小規模な事件を、技術や知識を使って切り分けていく流れが楽しい。
- キャラクター同士の会話や掛け合い、ヒロインたちの可愛さが読みどころになっている。
- 仕掛けやトリックの発想、バグを修正する感覚の設定に惹かれる。
- 軽めのラブコメやジュブナイル寄りの空気を好む読者には入りやすい。
こんな人におすすめ
- 学園ものの雰囲気と、日常の謎を解くタイプのミステリが好きな人。
- キャラの個性や掛け合いを重視して読む人。
- 技術系・ものづくり系の設定に面白さを感じる人。
- 重厚さより、気軽に読めるラブコメやキャラノベを求める人。
- 低年齢向けの読みやすさや、やわらかい文体を好む人。
人を選ぶポイント
- トリックや構成に無理や雑さを感じる箇所がある。
- 余分なエピソードが多く、話の芯がぼやける印象を受けやすい。
- 一部の能力要素や浮いた展開が、日常系のまとまりを崩して見える。
- 盛り上がりや主人公の成長描写を強く求めると物足りない。
- 刺激の強い展開や濃いミステリを期待すると肩透かしになりやすい。
テンポ・読後感
- 全体のテンポは軽快だが、構成の粗さで間延びして感じる場面がある。
- 日常会話と謎解きが中心で、空気感はやわらかく親しみやすい。
- 事件の規模は小さめで、学園内の細かな違和感を追う読後感。
- メタ寄りの遊びは控えめで、比較的まっすぐな学園ラブコメ寄り。
- 作品の雰囲気は明るいが、展開のまとまり次第で評価が割れやすい。
キャラクターへの評価
- 主人公は技術やロボット工学の設定がある一方、活躍や前進が見えにくい。
- 補習クラスの仲間は個性が立っていて、役割分担の面白さがある。
- ヒロインは可愛い、印象に残る。
- 一部のキャラは設定や能力が浮いて見え、物語との噛み合いに差がある。
- キャラ同士の関係性が今後どう動くかに期待が向きやすい。
巻一覧
この巻のあらすじ
俺たちに見つけられないバグはない!
世界に通用する専門家を育てるというコンセプトの元、工学科や家政科という専門学科が集まった私立物部高校。ここに通う主人公・千石新は女性の胸のサイズまでロボット動作プログラムに使う方程式に当てはめて考えてしまうオタク生徒。 ある日彼は英語の授業で発音がうまくできなかったせいで、補習授業を受けることになってしまう。そこで彼は、本気で二次元キャラクターと結婚するため、数学を学んで二次元の世界に行こうと考えている残念イケメンの狩谷や、世界中の花嫁に自分の作ったウエディングドレスを着てもらう夢を持つ安心院聖歌たちと出会う。彼女と以前会っていた新は、ドキドキしながらも補習授業を受ける楽しみを見いだす。 そんな時、工学科で使っていたアナログのディスプレイがそろって故障してしまう事件が起きる。原因が盗撮カメラから発信させる違法電波であることをつきとめた新たちだったが、そのカメラは聖歌たちが使う家政科のロッカーに仕掛けられていた。学校にカメラのことを通報した新たちだったが、教師たちは何も行動を起こそうとしなかった。しびれを切らした新たちは独自に犯人を捕まえようとする。 新感覚のエンターテイメントミステリー、起動!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
消えた名画の謎に補習クラスが挑む!
新たちは補習授業で使っている中央図書館の地下に、今や世界的アーティストとなった学校の卒業生・綾羅木彩が高校生時代に描いた絵が保管されていることを知る。そしてその絵がフランスにある世界最高峰の美術館『ノーブル美術館』で開かれる彼女の個展で初公開されることになり、学芸員たちと彩が絵を搬送するため、物部高校へとやってくる。 なぜか新にちょっかいを出してくる彩に対して野菊や聖歌は気が気でない表情を浮かべる。そんな中、彩のイラストを搬送する作業が開始されることとなり、その警備に彩の絵画のモデルとなり、今は警察官に就職した一之瀬という男が現れる。しかし彼を見るなり彩はキツい言葉を吐き、一之瀬を拒絶する。 そんな最中、突然地下室から煙が上がり、それが収まるとそこにあったはずの彩の絵画が忽然と姿を消す。そして消失事件に巻き込まれたシャーリー先生が捻挫し、車いす生活を余儀なくされてしまう。自分たちの担任を傷つけられたことに憤りを覚えた新たちは、シャーリー先生を説得して犯人捜しに乗り出す。 果たして絵画を持ち去ったトリックとは? そして犯人も目的は? 新感覚ラブコメ×ミステリー第2弾に再ログオン!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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