東国から来た剣士センリと、最後の魔女と呼ばれる少女テアを中心に、旅の途中で起こる出会いと追跡を描く剣と魔法のファンタジーです。二人は暗殺者部隊や魔術軍、教団の思惑に巻き込まれながら、各地を移動していきます。舞台には職人の街、信仰の強い街、魔物のいる城などがあり、勢力同士の関係と個々の人物の動きが物語を動かします。センリは剣士として、テアは狙われる魔女として立場が分かれつつ、旅の中で関係が変化していきます。全3巻でまとまる構成です。続編や外伝の情報はありません。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- テアとセンリの掛け合いが軽妙で、すれ違い気味の会話そのものを楽しめる。
- 旅や戦いの場面に緊張感があり、会話のゆるさとの落差が読みやすい。
- ミュゼやイオなど脇役の存在感が強く、主役以外の人物にも目が向く。
- 世界観や設定に惹かれ、続きや後日談を読みたくなる余韻が残る。
- じれったい関係性や無自覚な好意の空気感が好みの読者に刺さる。
こんな人におすすめ
- じれじれした恋愛未満の空気を楽しみたい人。
- 掛け合い重視で、会話のテンポを味わいたい人。
- 主役だけでなく脇役の魅力も重視する人。
- 1冊で完結感より、続きや余韻を求める人。
- まじめな二人と周囲の明るさのバランスが好きな人。
人を選ぶポイント
- 展開が急ぎ足で、心情描写や伏線の積み上げが物足りなく感じやすい。
- 物語の規模に対して巻数や尺が足りず、消化不良が残りやすい。
- 魔術や設定の説明がさっぱり入りにくいと感じる読者がいる。
- 物語の途中で終わった印象があり、完結感を重視すると不満が出やすい。
- 期待したほど壮大さや派手さがなく、小粒にまとまった印象になりやすい。
テンポ・読後感
- 全体は読みやすくテンポがよいが、後半は駆け足気味。
- 会話は軽快で、緊迫した場面との落差が印象に残る。
- 恋愛面はじわじわ進むというより、唐突さと照れくささが先に立つ。
- 物語の空気は明るめで、重さよりも親しみやすさが前に出る。
- 余韻はあるが、もっと長く見たかったという惜しさが残る。
キャラクターへの評価
- センリは朴念仁で不器用だが、頼もしさと苦労性が強く印象に残る。
- テアは意地っ張りで素直じゃない一方、内省できるところが好まれている。
- 二人は噛み合わなさそうで噛み合う関係として見られている。
- ミュゼやイオは好感度が高く、主役以上に印象を持っていかれる場面がある。
- 脇役にも個性があり、変態気味の人物や暗殺者側の面々まで含めて記憶に残る。
巻一覧
この巻のあらすじ
東国からやってきた剣士・センリは、旅の途中で幼い少女・テアを助ける。ところがそこから事態は一変! 突然「最後の魔女」を探しているという凄腕の暗殺者たちに襲われ、一触即発の状況に。そこへ響き渡った少女の叫びは「あたしのダーリンだけは助けてください!」……いつのまにやら夫婦にされて、センリとテアは二人で旅を続けることになり――!? この出会いは偶然か、必然か。第11回えんため大賞ガールズ部門奨励賞受賞、運命の輪が巡りだす、魅力溢れる剣と魔法のファンタジーが登場!!
この巻のあらすじ
東国の剣士・センリと最後の魔女・テアは、一緒に旅を続け、活気溢れる職人の街・ファブリカにたどりつく。そのとき、ずっと二人をつけてきた特殊暗殺部隊のイオが目の前に現れ、テアを連れ去ってしまう! 慌てるセンリだったが、彼めがけ「オヤジのカタキ!」と叫びながら剣を振り上げた青年が走ってきて――!? 一方、アステイユから呼び出しを受けたアルクは、魔物だらけの城の中で謎の美少女・ルーチェと出会う……。第11回えんため大賞奨励賞受賞作、運命の輪が巡る渾身の第2弾登場!!
この巻のあらすじ
善き獣教団の信仰根強いペンドルムの街へやってきたセンリとテア。そこに待ち受けていた特殊暗殺部隊の面々と複雑な再会を果たすが、彼らのはからいにより、二人はようやく「共にいよう」と約束をする。ところが、ミュゼの義弟であるフィーノが突然部隊から離反! センリを罠にかけ、テアを連れ去った先は“最後の魔女”をつけ狙う魔術軍将軍・イージェンスの屋敷だった!! 明らかになる企み、テアの影で蠢く“呪”……そして、引き離されたセンリとテアの運命は!? ついに感動のフィナーレ!
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