『女神様の料理帖』は、都内の出版社で料理情報誌『食彩記』を担当する編集者・栗原綾乃が、食物の女神・花比売と契約して動く現代グルメファンタジー。重度の食品アレルギーで食を避けてきた綾乃は、女神と一心同体になったことで食べることを前提にした生活へ変わり、編集部の仕事や取材先で起こる食べ物がらみの案件に向き合う。編集長のための特別メニュー、老舗和菓子屋の名物饅頭の再現、焼き鳥屋の立て直しなど、店や人の事情に関わる出来事を通して、仕事と食の問題が並行して進む。社内では社長の息子・新藤悠弥も関わり、綾乃、花比売、新藤のやり取りを軸に、食をめぐる現代の職場と現場がつながっていく。

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  • AI分析(あらすじ)

    現代の出版社ものに関心がある人、料理情報誌や食関連の案件を追う構成を読みたい人、女神との契約設定が入る物語に興味がある人。

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作品の魅力

  • 食物アレルギーを軸に、食べることのありがたさや「誰かのために作る」意味がじんわり伝わる。
  • 料理や食の問題を解く流れがあり、病院食・和菓子・寿司・屋台など題材の幅が広い。
  • 女神様との掛け合いが印象に残り、古風で可愛い存在感が作品の個性になっている。
  • 仕事ものとしても読めて、編集部や職場の人間関係のやり取りがテンポよく進。
  • 2巻以降は恋愛や逆ハー要素が強まり、軽快さやにぎやかさが増している。

こんな人におすすめ

  • 食べ物系ライトノベルやキャラクター小説が好きな人。
  • 仕事と食、両方の要素がある物語を読みたい人。
  • 女神や契約もののファンタジーを軽めに楽しみたい人。
  • 恋愛の進展より、会話の掛け合いや周囲のキャラを楽しみたい人。
  • さくっと読める作品を探していて、多少のご都合主義は気にしない人。

人を選ぶポイント

  • 重度アレルギーを職場に伝えない設定に引っかかる声が目立つ。
  • 医療・安全面の描写より物語の勢いを優先していて、現実感は薄め。
  • アレルギー描写への受け止め方によっては、設定に強い違和感が出やすい。
  • 主人公の立ち回りや鈍さに、感情移入しにくい場面がある。
  • 1巻は特に設定の粗さが気になりやすく、2巻以降のほうが読みやすいと感じる人がいる。

テンポ・読後感

  • さらっと読める軽快さがあり、テンポは比較的速い。
  • 食のエピソードごとに話が進み、短編連作のような読み味。
  • 前半は主人公の事情や設定に引っかかりやすいが、進むほど面白くなる構成。
  • 女神とのやり取りや周囲の会話で、明るくにぎやかな雰囲気が強い。
  • 仕事寄りの回は面白さが増し、恋愛色が強まる巻ではラブコメ感が前に出る。

キャラクターへの評価

  • 綾乃は一生懸命で勢いがあり、強引さと鈍さが同時に目立つ。
  • 食べられるようになってからのはっちゃけた感じや食べっぷりが好評。
  • 花比売は可愛い、古風、ミニサイズで印象的。
  • 新藤や城戸など職場の男性陣は、振り回されつつも魅力が立つ。
  • 同僚や上司は個性が強く、会話の掛け合いでキャラが立っている。

巻一覧

女神様の料理帖
2018年5月 ISBN 9784094065176
この巻のあらすじ

ちっちゃな女神様と一緒にグルメなお仕事!

栗原綾乃は編集者だ。文芸作品の担当になりたくて憧れの出版社に就職したけれど、仕事で致命的なミスをして、有無を言わさずとばされた先は、よりによって料理情報誌『食彩記』の編集部だった。実は綾乃は重度の食品アレルギーもちで、数ある編集部の中でもここだけは避けたかったのが……。 絶対絶命の綾乃は、これまでのアレルギー人生を呪いつつ、夢うつつの境で食べ物への恨みつらみを盛大にぶちまける。するとその言葉を聞きつけた通りすがりの女神『花比売(はなひめ)』が、「食の素晴らしさを教え、改心させてやる」と綾乃に契約を持ちかけてきた。 強引な展開に困惑するしかない綾乃だったが、一心同体となった花比売のおかげか、あれほどひどかったアレルギー症状が消えてしまって万々歳。しかし自分の中に居候している女神のぶんも大量のカロリー摂取が必要らしく、食べても食べても、すぐにお腹がすいて仕方がない。しかし女神は「美味しいものでなくてはイヤ」と言うし……。かくして、ちっちゃい女神様と元アレルギー体質編集者の、グルメ追及二人三脚生活が始まった!

女神様の料理帖 恋の予感と思い出ごはん
2018年9月 ISBN 9784094065626
この巻のあらすじ

気になる人と食べたい、美味しいごはん!

都内にある出版社で編集の仕事をしている栗原綾乃は、ワケあって食物の女神様「花比売(はなひめ)」と運命共同体のような関係にある。実はかつて重度の食物アレルギーだった綾乃が、今はなんでも食べられるようになったのは、花比売が綾乃の命を繋いでくれるおかげ……なのだが、その代償として綾乃はつねにこの高飛車なグルメ女神のために、美味しいものを食べなければいけない身体になってしまったのだ。 綾乃の属する料理情報誌『食彩記』の編集者は癖のあるメンバーばかり。中でも、社長の息子でルックスも最高だが中身は最低の残念イケメン・新藤悠弥は、やたら綾乃にちょっかいをかけてくるので辟易している。でも妙なスキルの高さで綾乃をフォローしてくれたりもするので複雑……。かくして編集部の内や外で起きる食べ物がらみの事件を解決するため、綾乃は花比売や新藤とともに東奔西走。たとえば、糖尿病治療入院中の病院を脱走した編集長のために特別メニューを開発、老舗和菓子屋さんの後継者問題にからんで名物饅頭を再現、経営不振の焼き鳥屋さんに起死回生の策を授ける、等々。綾乃は早くもおなかいっぱいの予感で……!?

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