妖狐の因子を持つ少女・熾天寺かがりが、村での迫害と天颶の襲来をきっかけに「こんな世界は壊したい」と願うところから始まる和風伝奇ファンタジー。彼女の願いに応じて、はるか昔に自らを封印した最強の聖仙・神津彩紀が覚醒し、かがりの式神として行動を共にする。物語は、村落の閉塞から榮凛島、朝廷、寺院、盈水院へと舞台を広げ、七凶人や各地の勢力との対立を描く。人の祈りが天の法則を書き換えるという前提のもと、妖狐・聖仙・五戒・朝廷が同じ世界の制度として並び、少女と聖仙の同行が世界変革の軸になる。全2巻で、その対立と移動の範囲が段階的に広がる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 仏教・道教・儒教・神話・SFを混ぜた、情報量の多い世界観が強い。
- 寇魔やOLI因子など、独自設定の作り込みが目を引く。
- 不遇な少女が前を向いて進む成長譚として読ませる力がある。
- 重い題材に対して、ギャグや掛け合いで息抜きを入れる構成が効いている。
- 先の展開や次巻への引きが気になる作りになっている。
こんな人におすすめ
- 設定の濃い異世界・和風中華・神話モチーフが好きな人。
- バトルだけでなく、宗教観や死生観の要素も楽しみたい人。
- クセの強い主人公やヒロインでも勢いで読める人。
- シリアス一辺倒より、コメディ混じりの重厚ファンタジーを求める人。
- 多少の読みづらさより独創性を優先したい人。
人を選ぶポイント
- 設定説明が多く、序盤は飲み込みにくい。
- キャラの内面描写が薄いと感じる箇所がある。
- ギャグとシリアスの切り替えが合わない人には雑に映る。
- 展開にご都合主義や力関係の分かりにくさを感じる場面がある。
- 主人公やヒロインの癖が強く、好みが分かれやすい。
テンポ・読後感
- 序盤は情報量が多く、世界観に慣れるまで少し時間がかかる。
- 慣れてくると一気読みしやすい勢いが出る。
- 重い状況が続くが、会話や変態寄りのノリで緩和される。
- シリアスとコメディが交互に来る、落差のある読後感。
- 物語全体は熱量高めで、中二心を刺激する雰囲気。
キャラクターへの評価
- かがりは不遇でも折れにくく、応援したくなる芯の強さがある。
- 彩紀は頼もしさと変態性が同居していて、印象がかなり強い。
- ヒロインの可愛さやもふもふ感を推す声が目立つ。
- かがりより妹キャラのほうが魅力的と見る読者もいる。
- キャラ全体に浮いて見える、成熟しきっていないと感じる受け止め方もある。
巻一覧
この巻のあらすじ
こんな世界はぶっ壊してやる—— 妖狐の因子を持つ少女・熾天寺かがりは、村を襲う天颶や心ない人間たちから迫害され、この世界の全てを忌み嫌っていた。 そんな彼女の願いに応じ、はるか昔に自らを封印した最強の聖仙・神津彩紀が覚醒する。五彩の覇者と呼ばれ、全能の薬神でもある彼の姿は—— 全 裸 だ っ た 。 「間一髪だったな」流れるように神州刀を振り回し、敵を殲滅した彩紀は告げる。 「どうやら俺はお前の式神、平たく云えば奴隷になってしまったようだ。お前の願いはなんだ──」 最強のエロ聖仙と灼熱の狐耳少女による、世界変革の物語が始まった。 ——人の祈りは、天の法則を書き換える。 第26回電撃小説大賞《銀賞》受賞作!
この巻のあらすじ
弁財天と寿老人を退け、榮凛島の崩落を食い止めた神津彩紀と熾天寺かがり。 これで平穏な生活をおくれるかと思いきや──2人の家は燃やされていた。 犯人は七凶人の大黒龍僖。新たな彩皇に狙われた2人の元に、朝廷からの使者、稲名田湯津香がやってくると、七凶人に対抗するため協力を持ちかけられる。 さらに、新たな仲間を求めて人間の楽園と呼ばれる『盈水院』を統べる大僧正、毒針倶舎奈のいる寺院を目指すことに。 しかし盈水院で待ち受けていたのは、嘘をつかないと、酒を飲まないと、人を殺さないと死んでしまうという、仏教の五戒を破らなければならないという奇妙な町と怪しい住人たちで──。
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