〈魁〉王朝の崩壊後、中原では五つの王国とその王・謀士たちが覇権を争う。耿淑夜は、一族を滅ぼして公位を奪った耿無影への因縁を抱えながら、亡命と再結集を繰り返す戦乱に巻き込まれていく。段大牙、赫羅旋、魚支吾らも加わり、連衡の交渉、王位継承、国境戦が次々と結びつく群像戦記として進む。旧王朝の空白を埋める同盟と対立が、各国の利害と個人の恩讐を重ねながら中原全体へ広がっていく。

構造レビュー

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  • AI分析(あらすじ)

    王朝崩壊後の諸国抗争、軍略、謀士同士の交渉を追う物語が好きな人

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読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 中国風の架空戦記として、国同士の争いと政治の駆け引きが前面に出る。
  • 主人公側だけでなく、仇敵や対立する側にも事情や魅力がある。
  • きれいごとでは済まない政治や戦の不条理が、物語の軸として印象に残る。
  • 王位や覇権をめぐる動きがあり、先の展開を追いたくなる引きが強い。
  • 歴史ファンタジーらしい重さの中に、読み進める楽しさがある。

こんな人におすすめ

  • 中華風ファンタジーや架空戦記が好きな人。
  • 政治劇、権力争い、国の成り立ちに興味がある人。
  • 善悪が単純でない人物関係を楽しみたい人。
  • 序盤から世界観と対立構図をじっくり味わいたい人。

人を選ぶポイント

  • 序盤は導入色が強く、物語の全体像はまだ見えにくい。
  • 戦や政治の話が中心で、軽快な冒険譚を期待すると重く感じやすい。
  • 理想論よりも現実的な判断や不条理が目立つ。
  • 登場人物の立場が複雑で、単純な勧善懲悪では読めない。

テンポ・読後感

  • 序章から始まるため、立ち上がりはじっくりめ。
  • 国が割れていく流れに合わせて、緊張感が徐々に高まる。
  • しっとりした重厚さと、戦乱前夜のざわつきが同居する。
  • 先が気になる引きがあり、読み進める推進力は強い。

キャラクターへの評価

  • 主人公たちは魅力があり、感情移入しやすい。
  • 仇敵側にも背景や覚悟が感じられ、単なる悪役に見えない。
  • 王としての器や資質が問われる人物像が印象的。
  • 友情や仲間関係が、状況次第で敵対に変わりうる緊張をはら。
  • しぶとく生き残る小者や、早く退場しがちな有能な人物など、人物の対比が強い。

巻一覧

五王戦国志 1 乱火篇
1992年10月 ISBN 4125002118
この巻のあらすじ

自らの一族を滅して公位を簒奪した耿無影。実の兄のように慕っていた彼を一族の仇と狙う耿淑夜。二人の確執を核に中原全体に戦いの火の手が上がる。ヒロイック・ファンタジー第一巻。

五王戦国志 2 落暉篇
1993年3月 ISBN 4125002312
この巻のあらすじ

巨鹿関の戦いから半年。義京の尤家に匿われ傷を癒す耿淑夜だが、時代は彼を否応なく戦乱へと巻き込んで行く。〈魁〉国王・夏長庚弑逆の報せに、中原はついに諸王乱立の時代へ。

五王戦国志 3 埋伏篇
1994年9月 ISBN 4125002983
この巻のあらすじ

義京の乱と魁王朝の滅亡から三年。強大な国力を誇る〈征〉王・魚支吾は中原の覇権を手中に収めたかにみえた。だが、封土を失い、亡命の日々を無為に過ごす段大牙と淑夜の許に〈衛〉王・耿無影から連衡の誘いが。そして赫羅旋が居を定めた西方にも公位継承を巡る動乱の嵐。戦の予兆をはらんだ中原の風は宿命の対決へと漢(おとこ)たちをかりたてる。激動は天意か。崩壊の後に、再建の物語がはじまる――

五王戦国志 4 黄塵篇
1995年5月 ISBN 4125003491
この巻のあらすじ

大国の中原制覇を阻むため、とが結ぶ盟約交渉の席で二人は再会を果たした。王・耿無影と無冠の謀士・耿淑夜。かつて兄と慕い、やがて仇と憎んだ無影が明かす、思いもかけぬ真実に、堅くしこった淑夜の心は溶けていく。だが恩讐の歳月はもはや後戻りできぬほど二人を隔て、戦場へと風が漢たちを駆り立てる。

五王戦国志 5 凶星篇
1996年9月 ISBN 4125004315
この巻のあらすじ

王朝最後の血縁、伯段大牙は、北方諸国を統べる王として、西国との決戦に挑んだ。頼みの謀士耿淑夜と引き離されたまま、かつては窮境を共にした赫羅旋とついに干戈を交える。の滅亡から五年。天空には帝位剥奪を示す孛星が不吉に輝いていた――。

五王戦国志 6 風旗篇
1997年6月 ISBN 4125004781
この巻のあらすじ

〈琅〉に破れ流謫の身となった、元〈奎〉王、段大牙のもとへ〈琅〉の謀士、耿淑夜と国相、赫羅旋が現れる。旧知の二人の説得に、〈魁〉の末裔は遺臣を引き連れ〈琅〉軍に加わることを決意。――対するは〈征〉、目指すは巨鹿関――。中原の大地に蹄の音が響く。

五王戦国志 7 暁闇篇
1998年4月 ISBN 4125005214
この巻のあらすじ

中原制覇に王手をかけた〈征〉王の急死。千載一遇の好機と、眠れる大国〈衛〉が遂に攻勢に出た。動乱の炎は騎馬国〈琅〉にも飛び火、王の血を継がぬ新王が立つ――その名は赫羅旋。

五王戦国志 8 天壌篇
1998年7月 ISBN 4125005419
この巻のあらすじ

覇王の星を手中にせんとした〈衛〉王・耿無影のもとに、騎馬国〈琅〉より突然の宣戦布告。優勢誇る衛軍の7万に対し、手勢半分の琅軍は、しかし、慧眼の謀士と旧王朝の末裔、そして異民族にして傭兵出身の王が、統率された兵と知力と果断さで挑む。〈魁〉王朝の崩壊から8年──5人の王の時代は掉尾の一戦を迎える。【巻末に外伝「雪花譜」を収録】

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