幼少から武道を修めた遠野一二三が、異世界へ呼び出されて始まるダークファンタジーシリーズ。舞台は魔物が跋扈し、人間同士の争いも続く世界で、一二三は人を殺すことへの抵抗が薄い価値観と鍛え上げた武技を武器に、各地の戦いへ関わっていく。物語は、敵対勢力との衝突、領地運営、王国の体制変化、獣人・エルフ・魔族との接触へと広がり、複数の人物の思惑が交差する群像的な展開を見せる。シリーズ全体では、一二三とオリガ、イメラリアを軸に、戦乱の中で世界の在り方が変わっていく流れが描かれる。9巻構成で、異なる勢力との関係が段階的に積み上がっていく。
短く言えば、異世界に呼び出された武闘派の男が、戦いと政治の両面で存在感を強めていく物語。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 召喚された主人公が、理屈より実力で場をひっくり返す展開が強い。
- 王族や権力側を容赦なく崩していくため、カタルシスが大きい。
- 一二三の戦闘力と判断の速さが際立ち、無双ものとして読みやすい。
- 国造りや戦争、内政の火種まで含めて話が広がり、先の展開を追いたくなる。
- 表紙やタイトルの印象と中身の勢いが合っていて、作品の顔が立っている。
こんな人におすすめ
- 召喚・異世界・主人公最強系をまとめて楽しみたい人。
- きれいごとより、理不尽への反発や報復の爽快感を求める人。
- ダーク寄りでもテンポ重視で読み進めたい人。
- 戦争、内政、国取りの要素が入る作品が好きな人。
- ひねった善悪観や、悪役寄りの主人公に惹かれる人。
人を選ぶポイント
- 主人公の殺し方がかなり直接的で、人を選ぶ。
- 王族や敵役が単純に見えやすく、知略戦を期待すると物足りない。
- 設定に強引さやツッコミどころを感じる場面がある。
- 展開が豪快なぶん、細かな整合性より勢いが前に出る。
- 序盤は単調に感じる人もいて、好みが分かれやすい。
テンポ・読後感
- 進行は速く、序盤から大きく話が動く。
- 物理で押し切る場面が多く、勢いのある読み味。
- 重さはあるが、読後感はスカッとしやすい。
- シリアスと荒っぽいユーモアが混ざった空気感。
- 戦闘と国政の両方が動き、にぎやかで落ち着かない熱量がある。
キャラクターへの評価
- 一二三は、理屈抜きで危険な強さと行動力を持つ主人公として印象が強い。
- ただの暴力装置ではなく、自分の欲望に正直な点が魅力として受け取られている。
- オリガやアリッサ、イメラリアは、周囲の変化や成長を見せる存在として注目されている。
- 奴隷組は関係性や復讐の流れ込みで印象に残りやすい。
- 王族や貴族は、強さや賢さよりも小物感が目立つ受け止め方が多い。
巻一覧
この巻のあらすじ
幼少から様々な武道を修練してきた遠野一二三(とおのひふみ)は、ある朝、稽古中に異世界へ旅立つことになった。現代日本で人を殺したいという欲求を溜め込んでいた一二三は、魔物が跋扈し、人間同士の争いもある世界だと聞いて、異世界で生きていく事を決める。人間の限界まで鍛えた武技と、苦もなく人を殺せる歪んだ倫理観を持った、恐ろしい男が異世界へと呼び出された……。
この巻のあらすじ
オリガとカーシャの敵(かたき)の一人を始末し、さらに黒幕を探すべく敵地ヴィシーへ乗り込む一二三たち。道中出会ったヴィシーの兵士アリッサが不当にも逮捕されたところを見かけた一二三は、更なる戦いの匂いを嗅ぎつけてアリッサ救出へと動き出す――。
この巻のあらすじ
フォカロルの領主となった一二三は、文官奴隷たちを使い、街を上手く発展させて次なる戦いへと備えていく。一方、一二三の脅威を取り除くべく動き始めるイメラリアの騎士たち。オリガと袂を分かったカーシャ。様々な人々の運命を巻き込み、果たして状況は一二三の望む、全ての人々が生きるために知力と武力を競い合う世界へと向かい始める――。
この巻のあらすじ
敵討ちは終わったが、自分を地獄の底から救い上げてくれた一二三を慕い、ついていくことを決めたオリガ。彼女は一二三の望みをかなえるべく、次なる戦いに向けて準備を始めることに。そして一二三は、理性を無くす魔法具は戦いをつまらなくすると断じ、開発したホーラントを潰すことを決める。一方、イメラリアはついに女王として立つことを決意し、国民へ宣言するー。
この巻のあらすじ
イメラリアの戴冠も済み、女王国として歩み始めたオーソングランデ。一二三召喚からの国内の激動も、ようやく落ち着きを見せ始めた。一方一二三は、国外へとその食指を伸ばし始め、荒野の方にいるという獣人を、次のターゲットに定める。そのため、フォカロルの領主代理を探すことになったが、その手段とは一二三が結婚するというもので――。
この巻のあらすじ
情報を頼りに魔族が住むという森の奥へと足を進める一二三だが、そこで長年魔族を封じてきた種族、エルフと接触する。魔法を得意とし、森と生きて長い間停滞を続けていた彼らに、交渉と戦闘の末変化を植え付ける一二三。そして、エルフの結界を抜けて魔族の領域へと到達した彼は、そこで待ち受けている死力を尽くした戦いに心を躍らせる――!!
この巻のあらすじ
荒野での獣人、エルフ、魔人との接触を済ませ、フォカロルへと戻ってきた一二三。そのタイミングで、ホーラント王が崩御。各国の好戦派が動き出し再び戦乱の気配が漂ってきた。そして、国内の反女王反一二三派の勝手な行動に業を煮やした女王・イメラリアが、ついに前線へと赴くことに――!? 大人気異世界ダークファンタジー第7巻!!
この巻のあらすじ
獣人族とエルフがオーソングランデにやってきた。一二三を頼り、観光気分でやってきたうえに友好を求めるレニたち。彼女たちに対して融和政策を選んだイメラリアだが、ウェパル率いる魔人族は、人間との敵対を選ぶ。そんな折、都市国家ヴィシーは内部から崩壊し、戦乱は他国をも巻き込んでいく。さらには混迷を深める状況の最中、一二三が突然隠居を宣言し――!?
この巻のあらすじ
街を追われた獣人とエルフたち。世界にその存在を知らしめた魔族たち。それら多様な勢力と王国の、今後の世界の在り方を決める会談が始まる。そしてそれを機に、一二三、オリガ、イメラリア、それぞれの願いが複雑に絡まり、『英雄』という形をとって歴史の礎となる。人間の限界まで鍛えた武技と、苦もなく人を殺せる歪んだ倫理観を持った、恐ろしい異世界の勇者が行く末とは――。
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