現代の高校を舞台に、ラノベ好きの長坂耕平が、データ分析と反復練習を手がかりに“ラブコメの状況”を現実へ組み立てていくシリーズ。ラブレターを起点に、共犯者を幼馴染として扱い、クラスの友人グループづくりや昼食の雑談、地域清掃、生徒会選挙、夏休みの対話など、学校生活の出来事を材料に関係を動かしていく。メインヒロインの過去と現在にも触れながら、恋愛イベントの設計そのものが物語の中心として広がる。さらに、誰をどの役割に置くか、どの場面をどう組み立てるかという発想で、クラスという場の空気や協力関係も扱う。日常の会話や学校行事を使って関係性を変化させる構図が、シリーズ全体の軸になっている。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 文化祭や生徒会選挙を軸に、ラブコメを「実現する」ための作戦と奔走が熱い。
- 予想を外す展開や、ラブコメ文脈を踏まえた裏切り方が印象に残る。
- キャラ同士の掛け合いが強く、耕平と彩乃、先輩や勝沼を含む関係の動きが見どころ。
- 分厚い巻でも文章の切れ目やテンポで意外と読みやすく、勢いで読ませる。
- 文化祭の集大成感や、オールスターが揃って盛り上がる最終局面の満足度が高い。
こんな人におすすめ
- 王道ラブコメをそのままではなく、計画・戦略・逆転劇つきで楽しみたい人。
- 学園祭や生徒会選挙みたいなイベント回が好きな人。
- ヒロイン同士の関係性や、主人公の泥臭い奮闘を追いたい人。
- じれったさや重さがあっても、最後に熱さやカタルシスが欲しい人。
- ラノベらしいメタ感や、他作品を連想する遊び心が好きな人。
人を選ぶポイント
- 巻によってはかなり重く、暗さや不穏さが前面に出る。
- 過去編や心情掘り下げが長く、スカッとした展開を求めると合わないことがある。
- 登場人物が多く、一人称や視点の切り替わりで少し混乱しやすい。
- 期待を外す終わり方や、読後感のざらつきが残る巻がある。
- 1巻ごとの温度差が大きく、好みが分かれやすい。
テンポ・読後感
- 分厚いのに一気読みしやすい、勢い重視のテンポ。
- 前半は仕込みや不穏さ、後半で一気に回収して盛り上げる構成が目立つ。
- コメディの軽さと、心理戦や葛藤の重さが同居している。
- 文化祭や選挙などのイベントで熱量が上がり、終盤は感情を強く揺さぶる。
- すっきり終わる巻と、モヤモヤを残して次巻へつなぐ巻の差が大きい。
キャラクターへの評価
- 耕平は無茶でも理想を実現しようとする行動力が強く、主人公力が高い。
- 彩乃は共犯者として支えるだけでなく、要所でヒロイン性や覚悟が際立つ。
- 芽衣は過去や価値観の掘り下げで存在感が強く、重さと魅力の両方を持つ。
- 勝沼は当初の敵役感が強いが、背景が見えると印象が変わりやすい。
- 7番さんや先輩陣は、脇でも印象を残し、推しが分かれやすい。
巻一覧
この巻のあらすじ
データでつくる最高の理想郷(ラブコメ)!
「ラブコメみたいな体験をしてみたい」
ライトノベルを嗜むすべてのラブコメ好きは、一度はこう思ったことがあるのではないだろうか? ヒロインとイチャラブしたり、最高の友人達と充実した学園生活を送ったり。
だが、現実でそんな劇的なことが起こるわけもない。 義理の妹も、幼馴染も、現役アイドルなクラスメイトもミステリアスな先輩も、それどころか男の親友キャラも俺にはいない。 なら、どうするか? 自分で作り上げるしかないだろう!
ラブコメに必要なのは、データ分析と反復練習! そしてーー
第14回小学館ライトノベル大賞、優秀賞受賞作。
ライトノベルに憧れた俺ーー長坂耕平(ながさかこうへい)が、都合良くいかない現実をラブコメ色に染め上げる!
【編集担当からのおすすめ情報】 青春ラブコメの新ステージ『ラブコメをつくる』に挑戦した本作! 良い意味でぶっ飛んだ現実的ラブコメづくりに注目です!!
この巻のあらすじ
第二章 サブキャラをラブコメ落ちさせよ!
トンデモ理論で共犯者・彩乃を『幼馴染』にでっち上げ、なんとか危機を乗り切った耕平。
作り上げた友達グループとの親交も順調。
「これで理想のラブコメができるはず!」いざ実現に向け行動を開始するーーが、クラスが全然ラブコメにノッてくれない!
1年4組を「ラブコメできるクラス」にするには、サブキャラたちの協力が必要。
『昼食時のオタトーク』『自由時間のバレーボール』『地域清掃ボランティア』さまざまなイベントを駆使して絆を深め、徐々にクラスを盛り上げていく。
だが、勝沼あゆみが不穏な動きを見せておりーー!?
ーーラブコメは『実現する』時代へ! 待望の第二弾登場!!
この巻のあらすじ
第三章 生徒会長ヒロインを確立せよ!
7月初旬、耕平はとあるラブコメを画策していた。 それは、日野春幸先輩の推薦人として“生徒会選挙イベント”を実現すること! 庶務・会計監査を務める彼女なら、必ず立候補するはず。 選挙を通じて、育まれていくヒロインとの関係。密かに芽生える恋心・・・・・・。 そんな妄想を胸に意気込む耕平だが、先輩は選挙に出馬しないつもりらしい!? あの手この手を尽くすが、なかなか意志は固いよう。すると、その様子を見た鳥沢から、ある頼み事を持ちかけられるーー。 さまざまな思惑が交差する、『実現する』ラブコメ第三弾!
この巻のあらすじ
これは、彼女が彼女になる前の話ーー。
激動の生徒会選挙は、だれも予想しない結末で幕を閉じた。 「こんなはずじゃなかった」耕平は混乱し、後悔し、それでもみなの想いが、成し遂げたい理想があるから、次の策を必死に考える。だが彼の前に、“メインヒロイン“が姿をあらわす。 「こんな現実でもーー認めるしか、ないんだよ」彼女の口から語られるのは、かつてあった、そしてこれから起こるであろう“現実“の話。--清里芽衣という一人の少女の、過去と現在の話。 『実現するラブコメ』は、現実の大きな壁に阻まれる。
この巻のあらすじ
“共犯者”に必要な、たった一つのもの。
“メインヒロイン”の衝撃の告白からしばらく経ち、夏休みに突入。彩乃は計画中止の宣言を受け、『DRAGON CAFE』にて呆然自失としていた。 耕平とは、あれからまともに連絡が取れていない。どうしたら良かったのか、これからどうすれば良いのか、全然わからない。 するとカフェのマスターから「友達と腹を割って話したら、光明が見えるかもしれない」とアドバイスを受ける。 真っ先に思い浮かんだのは、二人の“ヒロイン”だったーー。 大人気の『実現するラブコメ』第5弾! ラブコメのない、静かな夏がやってくる。
この巻のあらすじ
そして、ラブコメは実現する。
一通のラブレターから、物語は始まった。幼馴染をでっち上げ、ポンコツギャルの素を暴き、迷える先輩の背中を押してーー。残るは、ひとりぼっちのメインヒロイン。みんなを笑顔にしたいと願い、裏切られ、理想に絶望した彼女だけ。道は険しく、壁は厚く。立ちはだかる現実は、かつてなく強大でーー。だけど俺には、あいつがいてくれるから。あいつと一緒だから、どこまでも戦える。さぁ、覚悟はいいか? 今こそ、俺たちのハッピーエンドを成し遂げよう! 『実現するラブコメ』これにて完結。
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