華麗なる絵魂術師の面倒事
- 著者
- 尾嵜橘音
- イラスト
- —
- レーベル
- メディアワークス文庫
- 刊行年
- 2014
- 巻数
- 2巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- Kindle Unlimited: 1巻まで
『華麗なる絵魂術師の面倒事』は、襖絵や屏風絵を描いて各地を巡る画学生・舟木和豊を中心にした和風伝奇シリーズ。和豊は、描いた絵に魂を与え、逆に生きているものの魂を絵に封じる「絵魂術」を幼少期に身につけたが、その力を隠して暮らしている。旅のお供は、喋る学生帽と無邪気な愛弟子・サナ。訪れた土地では事件や伝承めいた出来事が起こり、和豊は絵魂術を使いながら人や土地の事情へ関わっていく。恩師の影や天女伝説のような言い伝えも重なり、絵と魂、旅先の出来事がつながっていく。各地を移動しながら、画業と異能の秘匿、同行者との関係が物語の軸として積み重なる。一つの場所に留まらず、村や町ごとの騒ぎに触れつつ、そこで出会う人物や事情が次の出来事へつながる構成になっている。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 絵に魂を吹き込む「絵魂術」の発想が印象に残る。
- 大正時代の空気とファンタジーが混ざった雰囲気が読みやすい。
- 事件を絵魂術でほどいていく流れに、ミステリ寄りの面白さがある。
- 和豊、サナ、学生帽の三人組の掛け合いが目を引く。
- 師匠や周辺人物の謎が次巻への引きになっている。
こんな人におすすめ
- 大正ロマン風の異能ファンタジーが好きな人。
- 旅しながら各地の面倒事を解決する連作短編が好みの人。
- 絵や美術モチーフの作品に惹かれる人。
- キャラ同士の軽口や掛け合いを楽しめる人。
- 謎や伏線を追いながら続巻を待てる人。
人を選ぶポイント
- サナの幼い言動や空気を読まない振る舞いがかなり目立つ。
- 秋間など、事態をこじらせる新キャラにストレスを感じやすい。
- 師匠の無茶ぶりや周辺人物の厄介さが強く、落ち着かない。
- すっきりしない終わり方や、肩すかしに感じる展開がある。
- 絵魂術の万能感が薄く、設定の特別さが弱いと受け取られやすい。
テンポ・読後感
- 連作短編でテンポは軽め、各話ごとに事件が進。
- 文章は読みやすく、時代物としての雰囲気も追いやすい。
- 騒がしい人物が多く、全体の空気はにぎやかで落ち着きにくい。
- 解決は爽やかに終わる話もある一方、もやっと残る話もある。
- 絵の具現化という設定は美しいが、運用はまだ荒削りに見える。
キャラクターへの評価
- 和豊はおっとり寄りだが、頼りなさと魅力が同居している。
- サナは天真爛漫を通り越して、イライラの原因になりやすい。
- 学生帽や和成は存在感が強く、意外性や渋さで印象に残る。
- 秋間は鬱陶しいが、物語をかき回す役としては強烈。
- 師匠は姿が見えないぶん謎が強く、厄介さへの期待と不安がある。
巻一覧
この巻のあらすじ
各地を訪れながら襖絵や屏風絵を描き、生計を立てる画学生の舟木和豊。彼は、不思議な力を持っている。 描いた絵に魂を“与え”、また生きているものの魂を絵に“封じ込める”こともできる「絵魂術」。この怪しの術を幼少時代に会得した和豊だが、能力はひっそりと隠しながら暮らしてきた。 旅のお供は、不思議な“喋る”学生帽、無邪気な愛弟子・サナ。そんな三人(?)が赴いた先で何故か次から次へと事件が舞い込んでくる。その陰に見え隠れするのは、かつての恩師の姿で――!? 優しく、心温まる人情物語の幕開け。
この巻のあらすじ
画学生の舟木和豊は「絵魂術」という怪しの術を使って、様々な事件を解決してきた。だが、その最中に新聞記者の秋間という超クセの強い男に“喋る”学生帽の存在を知られ――また面倒なことが増えてしまった! スクープに命を懸ける男・秋間は、どこに行っても現れ、私生活まで付けまわしてくる。うんざりした和豊は、訪れていた村で噂されている「天女伝説」の話題で秋間の気を逸らそうとするものの……天女に会いたいと、秋間と出かけたはずのサナが忽然と消えてしまって――!? 天女伝説の謎とサナ救出のために、和豊が立ち上がった!
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