ゼルティバッソ紋章国の東端にある蛮都ニルイーストを舞台に、王国直下の常駐治安騎士団が、実は「悪逆騎士団」と呼ばれる危険な集団として動く物語。団長は立場を隠すダークエルフの貴人アリシア、そこへ元暗殺者の少年コルナルドが加わる。拷問騎士、淫蕩騎士、醜悪騎士など癖の強い団員たちが、街の治安維持だけでなく、魔獣退治、森林開拓団や冒険者ギルドとの利害調整、非合法な新組織との対立に関わり、暴力と欲望が渦巻く街の秩序を塗り替えていく。作品は、悪によって悪を裁くという発想を軸に、騎士団の正体、街の支配層、犯罪者が集まる土地柄、外部勢力の侵入が重なる構図で進む。各巻では個別の事件を扱いながら、団の役割と街の勢力図が少しずつ広がっていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 悪を悪で裁くダークな設定が強く、暴力と欲望が支配する街の空気が作品の軸になっている。
- 拷問騎士や淫蕩騎士など、肩書きも含めて癖の強いキャラが立っていて印象に残る。
- 時系列を前後させながら人物紹介と事件をつなぐ構成が、最後に全体像へ収束する作りとして受け止められている。
- ブラックラグーン系のファンタジー、猥雑で血なまぐさい群像劇として楽しむ読み方が合う。
- えげつない特技や身近な物を拷問器具に変える発想など、露悪的な見せ場がはっきりしている。
こんな人におすすめ
- ダークファンタジーやエログロ寄りの作風を抵抗なく楽しめる人。
- 善悪の単純な対立より、悪人だらけの街での抗争や群像劇を読みたい人。
- 個性的なキャラクターの掘り下げや、危うい関係性を重視する人。
- ブラックラグーン系の空気感や、荒々しいノワール感が好きな人。
- 露悪的でもテンポよく読めるラノベを探している人。
人を選ぶポイント
- 悪逆と銘打ちながら、受け止め方によっては悪さがやや薄く見える。
- 序盤は単発エピソード感が強く、話のつながりが見えにくい。
- 登場人物が多く、誰に焦点が当たっているか掴みにくい場面がある。
- 露骨な暴力、性、醜悪さが前面に出るため、好みはかなり分かれる。
- 物語のひねりや「正」の描写を求めると、物足りなさが残る。
テンポ・読後感
- 文章は読みやすく、展開もテンポが良い。
- 序盤はやや散らばって見えるが、中盤以降に話がつながってくる。
- 緊迫感は強く、血なまぐさいのに勢いで読ませるタイプ。
- 陰鬱さとカッコよさが同居していて、空気はかなり黒い。
- 個別キャラの見せ場が入ると一気に引き込まれる。
キャラクターへの評価
- ヒオは拷問の技術を軸にした存在感が強く、恐ろしさと哀しさが同時に残る。
- ローズリリィは妖艶さと静かな怒りが印象的で、描写をもっと見たいと感じられている。
- アリシアは邪悪さと団長としての魅力が両立していて、目を引く中心人物になっている。
- コルは新入りとして入り口になりやすく、周囲に可愛がられる立ち位置が好評。
- ベルガランは過去や関係性の掘り下げで評価が上がり、男性側の見せ場として印象に残っている。
巻一覧
この巻のあらすじ
代々の紋章王が統治するゼルティバッソ紋章国の東端、ニルイースト。そこは脛に傷持つ犯罪者たちや、一攫千金を夢見る荒くれ者たちが集い、暴力と欲望が支配する街。そんな蛮都の風紀を守るべき王国直下の常駐治安騎士団だったが、しかし彼らこそが一番危険で邪悪な存在であった。――人呼んで、悪逆騎士団。誰もが目を奪われる美貌と、誰もが畏れる暴威を振りまく女エルフの団長アリシア。彼女に捕らわれて、新たな団員として暮らすことになった元暗殺者の少年コルナルド。そして拷問騎士、淫蕩騎士、醜悪騎士という出鱈目な団員たちによって繰り広げられる狂乱の事件とは――。「まったく私達はとんでもない悪党だな」悪によって悪を裁く、退廃のダークファンタジー登場!
この巻のあらすじ
世間から忌避されるダークエルフにして、ゼルディバッソ紋章国の中枢にも関わる貴人。それこそが悪逆騎士団の長・アリシアの正体。やんごとなき身分にありながらその立場を隠し、アリシアは今日も今日とて暴力と悪徳を振りまきながらも、蛮都の治安を守り続けていた。そんな鬼畜エルフ・アリシアが率いる悪逆騎士団の面々が向かったのは、森の魔獣退治。目的は魔獣の被害に苦しめられる善良なる冒険者たちを救うため……などではもちろんなく、森林開拓団と冒険者ギルドに恩を売って金儲けするため。だが森を探索中のコルが遭遇したのは、捜し物をしているという謎の全裸幼女で……? さらに蛮都では非合法な手法で勢力を伸ばす新組織が出現。宣戦布告を受けた悪逆騎士達が迎え撃つ!
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