放浪中の少女ニアナは、隣国の「文化委員」ネイシスと出会い、味覚音痴で精霊の加護を自称する変わり者の彼と、美術品の買取交渉を手伝うことになる。やがて二人は王宮に乗り込み、亡国の王女と騎士を名乗る大芝居を打つ。物語はその騒ぎの後も、革命の余波、王都で起きる連続失踪事件、王子兄弟や半竜をめぐる事情へと広がり、ニアナが交渉や演技だけでなく、事件の調査にも踏み込んでいく。続編では、離れていてもつながる心に戸惑いながら、偽の結婚式まで用意して犯人を誘い出そうとする流れが描かれる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- ニアナとネイシスの掛け合いが軽妙で、夫婦漫才のようなテンポが楽しい。
- 口が立つヒロインと、無表情気味で変わり者のヒーローの凸凹感がはっきりしている。
- 事件や宮廷まわりのごたごたに、陰謀やミスディレクションが絡んで先が気になる。
- 『灰と王国』を読んでいると世界のつながりやその後が見えて、楽しみが増す。
- 恋愛一辺倒ではなく、相棒感や成長の描写を味わえる。
こんな人におすすめ
- ツン気味のヒロインと寡黙なヒーローのやり取りを楽しみたい人。
- 甘さ控えめでも、関係性の変化やじわじわ近づく感じが好きな人。
- 『灰と王国』から続けて読みたい人、関連作の補完を求める人。
- コメディ寄りの異世界ファンタジーや、会話の面白さを重視する人。
- 物語の設定を自分でつなぎながら読むのが苦にならない人。
人を選ぶポイント
- 単体だと世界観や前提がつかみにくく、入りにくさがある。
- 竜や設定の説明が薄めで、物足りなさを感じやすい。
- 恋愛の甘さは控えめで、ラブ要素を強く期待するとずれる。
- 物語の規模は大きく広がりすぎず、後日談・補完寄りに感じやすい。
- 挿絵や描写の印象差が気になる人もいる。
テンポ・読後感
- 会話の切れ味で読ませる軽快さがある。
- 事件や陰謀の流れは徐々に複雑になり、終盤でまとまっていく。
- 全体は読みやすいが、説明を追いかける場面では少し組み立てが必要。
- しっとりした恋愛より、コミカルさと相棒感が前に出る。
- 余韻はあるが、派手に盛り上げるタイプではない。
キャラクターへの評価
- ニアナは口達者で機転が利き、したたかさと可愛げが同居している。
- ネイシスは寡黙で不思議、でも気遣いのズレや真面目さが魅力になっている。
- 二人とも素直ではないのに、距離が少しずつ縮まる感じが見える。
- 脇役の王子や騎士団長も、からかいがいのある存在として印象に残る。
- ネイシスの感情表現や成長を面白がる反応が目立つ。
巻一覧
嘘つき姫と竜の騎士
この巻のあらすじ
わけあって放浪中のニアナは、隣国の<文化委員>なる青年ネイシスと出会う。美術品の収集をしているという彼は、煌めく金髪で極度の味覚音痴、自称“精霊の加護を受けている”変わり者。興味を持ったニアナは、得意のおしゃべりで買取交渉の助手をすることに! そんな2人が王宮に乗り込み「亡国の王女と騎士」のふりをして、大芝居を打つことになり……!? 演技派乙女の革命劇、開幕!
嘘つき姫と竜の騎士 〜大舞台の後始末〜
この巻のあらすじ
革命騒ぎ後、ネイシスと別れたニアナは<離れていても繋がる心>の絆に戸惑いながらも平和な日々を過ごしていた……が、ある日謎の連続失踪事件が発生! どうやら王都には不穏な影が――。王子兄弟、そして駆けつけたネイシスと共に解決に乗り出したニアナは、犯人を誘い出すため、偽・結婚式を提案し!? <人と半竜>2人の想いの結末は? 演技派乙女が未来を選ぶ、書き下ろしの続編登場!
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