ランジーン×コード
- 著者
- 大泉貴
- イラスト
- しばの番茶
- レーベル
- このライトノベルがすごい!文庫
- 刊行年
- 2010-2012
- 巻数
- 6巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- Kindle Unlimited: 1巻まで
- Audible
- 4巻
遺言詞によって脳が変質し、人間とは異なる形で世界を認識するコトモノが存在する現代を舞台に、武藤吾朗〈ロゴ〉が各地で起こる事件を追うシリーズ。コトモノの存在は27年前に公になり、社会は共存を模索しているが、襲撃事件や〈破詞〉の出現、コトモノだけの楽園をめざす構想などで対立が深まる。ロゴは幼なじみの真木成美、母・凛子、コトモノの少女由沙美やダリと関わりながら、個別の事件を手掛かりに、記憶、家族、記録、言葉の意味をたどっていく。途中には夏休みを描く短編巻も挟まれ、日常と事件の両方から人物関係が見えてくる。各巻では、録号やコトモノート、破詞化などの用語が加わり、言葉が存在や認識にどう作用するかが少しずつ示される。事件の対象は町や学校に閉じず、社会の不安や家族の選択にもつながっていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 言葉が脳や認識に作用する独自設定が強く、コトモノの発想自体に引き込まれる。
- 現代舞台の能力バトルとして、設定の組み合わせや用語体系にオリジナリティがある。
- ロゴ、由沙美、キツネ、ダリなどの関係が進むほど物語の厚みが増す。
- 終盤に向けて展開がまとまり、盛り上がりや熱さを感じやすい。
- 世界観やテーマが、共存や違いの受容といった方向に広がっていく。
こんな人におすすめ
- 独自設定のSFファンタジーや能力バトルをじっくり味わいたい人。
- 用語や世界観を読み解く手応えを楽しめる人。
- キャラ同士の葛藤や関係の変化を重視する人。
- 物語が進むほど面白くなるタイプのシリーズを追いたい人。
- ラノベらしい軽快さより、設定の濃さを優先して読む人。
人を選ぶポイント
- 専門用語や固有名詞が多く、初見では把握しづらい。
- 抽象的な説明や比喩が多く、文章のリズムに引っかかりやすい。
- 場面転換が唐突に感じられ、流れをつかみにくい箇所がある。
- キャラクターの魅力や心理描写が薄く映る場面がある。
- 1巻時点では難解さが前に出やすく、読み返し前提になりやすい。
テンポ・読後感
- 序盤は設定説明の密度が高く、読み進めるのに力が要る。
- 途中からは状況がつながり、テンポよく読める巻もある。
- 終盤は一気に盛り上がり、熱量や爽快感が出やすい。
- 全体の印象はシリアス寄りで、軽いノリよりも重さが勝つ。
- 作品の手触りは硬めだが、世界観に慣れると読みやすさが増す。
キャラクターへの評価
- ロゴは葛藤しながら進む主人公として見られ、巻が進むほど印象が強まる。
- 由沙美は勇気ある決断や居場所を選ぶ姿が評価されやすい。
- キツネは場面を動かす存在として好意的に受け止められている。
- ダリは意外性やロゴへの感情が印象に残りやすい。
- 母親や敵側の一貫した動きが、物語の緊張感を支えている。
巻一覧
この巻のあらすじ
コトモノー遺言詞によって脳が変質し、通常の人間とは異なる形で世界を認識するようになった者たち。27年前にその存在が公になって以降、社会は人間とコトモノとの共存を模索し続けていた。そして現在ー全国各地でコトモノたちが立て続けに襲われるという事件が発生。事件を追う武藤吾朗(ロゴ)は、犯人が6年前に別れた幼なじみ・真木成美であることを知るー。遺言詞の文字が綴る、ヒトとコトモノの幻想詩。第1回『このライトノベルがすごい!』大賞大賞受賞。
この巻のあらすじ
〈ホワイト・ラビット〉をめぐる事件が終結して1ヶ月。“くるみの家”に引き取られた由沙美を、ロゴたちは温かく迎える。そんな折、都内に〈破詞〉と名乗る謎の集団が出現。踊りを通じて他のコトモノを次々と〈破詞〉化させていく彼らの正体、それはコトモノという存在を根底から揺るがすものだった……。自ら「詞を破る者」を名乗る彼らに、ロゴの『言葉』は通じるのか!? ——『このライトノベルがすごい!』大賞・大賞受賞作の待望の第2弾です。
この巻のあらすじ
ロゴの母親・凛子が記録したコトモノート「リンコノート」。ロゴたちは、その情報を記憶する〈録号〉というコトモノの少女から、情報を引き出すという依頼を受ける。彼女から情報を引き出し始めるロゴだったが、ノートに触れた瞬間、ロゴのコトモノ・ダリに大きな異変が起こる。同じころ、〈録号〉の命を狙うコトモノたちが襲来。果たしてロゴたちは危機を脱することができるのか。そして異変の正体とは? このラノ大賞・大賞受賞作第3弾です。
この巻のあらすじ
我輩はデカルト、高貴なる猫だ。愚かな人間どもは我輩を“人形遣い”などと呼ぶがね。同居人に泣きつかれ、プールなるところへ来てみたはいいが、なんだこの退屈で騒がしい場所は。そう思わないかね、由沙美嬢。…どうした?そんな険しい顔をしてー真夏のプールを舞台に女のバトルが勃発する!?「猫と水着と白兎」ほか、夏休みの一幕を描いた4編を収録。ロゴの幼なじみ・成美の過去も明かされる、言葉と幻想の物語・骨休めの3.5巻。
この巻のあらすじ
夏の終わり、世間ではコトモノによる事件が続発、人々の間で不安の声が高まっていた。そんな折、社会から離れたコトモノだけの楽園を作るという計画“ノアの方舟”が提唱される。提唱者は、10年前にロゴのもとを去った、彼の母親だったーー。人とコトモノとの摩擦が強まる中、ついに暴動が勃発。そこにキツネが巻き込まれーー『狂乱家族日記』の日日日氏も応援! 第1回『このラノ』大賞・大賞受賞作、シリーズ最新刊が2カ月連続刊行!
この巻のあらすじ
凛子の罠の前に、由沙美は倒れた。絶体絶命のロゴを救ったのは、一度は敵として対峙した幼なじみ、成美だった。迷いながらも走り続けるロゴは、闇の中に答えを見出せるのか。炎に飲まれたキツネの運命は。そして、凛子の真の目的とは。すべての謎が明らかになるとき、『物語』に終わりを告げる、最大最後の敵が現出するー!人とコトモノの未来は、どこへ向かうのかー遺言詞の文字が綴る『言葉』の神話、驚天動地のクライマックス。
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