華族の家で座敷牢に育った少女・せつなが、京の都であやかし警邏隊の藤十郎に嫁ぐところから始まる和風恋愛譚です。人とあやかしが共存する京を舞台に、身分差や周囲の視線、せつなの生まれつきの事情が二人の関係に影を落とします。物語は、婚家での暮らし、警邏隊や親族との関わり、あやかしとしての正体が露見する不安を軸に進みます。シリーズ全体では、夫婦としての距離を縮めながら、京の人間社会とあやかしの境界に関わる出来事へ広がっていきます。3巻構成で、二人の関係と周囲の事情が段階的に変化していきます。続編・外伝・短編の情報はありません。 短編の情報はありません。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 明治の京都とあやかし要素が重なる、和風恋愛ファンタジーの空気感が魅力。
- 不憫な境遇でも前向きに動くヒロインの健気さと、粘り強さ・図太さのバランスが読みやすい。
- 夫婦の距離が少しずつ縮まる過程や、互いを思いやる関係性がじんわり効く。
- 新選組を思わせる隊の面々や、家族のような人間関係が物語に温度を足している。
- 伏線やタイトル回収が後から効いてくる構成が印象に残る。
こんな人におすすめ
- 不憫ヒロインもの、健気な恋愛、じれじれ夫婦ものが好きな人。
- 和風・明治・京都・あやかしの組み合わせに惹かれる人。
- 事件よりも人物関係や家族の空気をじっくり味わいたい人。
- すれ違いから少しずつ歩み寄る展開を楽しみたい人。
- 続きが気になるシリーズものを追いたい人。
人を選ぶポイント
- 嫁いびりや身内の圧が長めで、読後感が重くなる巻がある。
- 夫の頼りなさや気遣い不足にモヤモヤしやすい。
- いちゃいちゃ成分は控えめで、甘さを強く期待すると物足りない。
- 舞台が実家側に寄る巻では、あやかし要素や動きが小粒に感じられる。
- 終盤が駆け足に見える箇所や、続き前提の余韻が残る。
テンポ・読後感
- 基本は読みやすく、するすると進むテンポ。
- 京都編は動きがあって明るめ、実家編は鬱々とした停滞感が強い。
- じれじれとした空気の中に、ところどころ可笑しみや救いが入る。
- 大きな山場はあるが、全体は派手さよりも積み重ねで読ませる。
- 最後はきれいにまとまる巻もある一方、次巻への引きが残る。
キャラクターへの評価
- せつなは不憫でも折れにくく、努力家で見守りたくなる。
- ただし意固地さや押しの弱さが目立つ場面もあり、好みが分かれる。
- 藤十郎は優しいが不器用で、頼りなさが気になる。
- 夫婦は互いを思いやっているのに、すれ違いが長引く印象。
- 脇役は頼もしい弟や家族的な隊員が好評で、逆に身内の圧は強く映る。
巻一覧
この巻のあらすじ
華族の父親に嫌われ、座敷牢で育った少女・せつな。京の都に住むあやかし警邏隊・藤十郎のもとへ嫁ぎ、徐々に二人は好き合うようになる。だがせつなには決して結ばれることのない、生まれもった運命があった。
この巻のあらすじ
藤十郎を婚家へ連れ戻ったことで、せつなは義祖母からもてなされ、義妹・奈緒も優しく、まるで自分の居場所ができたようだった。だが藤十郎から、奈緒とは関わるなと諭され、せつなはとっさに反発してしまうがーー?
この巻のあらすじ
藤十郎とともに京へ戻ったせつな。しかし、第八警邏隊には療養を終えた隊士・本条がいて、あやかしだと見破られてしまう。屯所を追われたせつなは、親戚の都子のもとに身を寄せることとなる。 せつなと藤十郎は密かに逢瀬を重ねるが、都子は離縁すべきだと言い出す。別の男性に嫁がせようと画策する都子に追い詰められる中、せつなは彼女の抱える秘密に気づく。--それは京をも揺るがす悲しい事件の始まりだった。 そして、せつなと藤十郎にも最大の危機が訪れる。二人が選ぶ未来はーー。 第一章 懐かしい人と土地と 第二章 咲宮家での暮らし 第三章 ふたりの秘密 第四章 突然の別れ 第五章 望まない結末 第六章 人とあやかしの世
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