現代日本で死を迎えた伯爵家の次男トゥリウスが、剣と魔法の世界に生まれ変わり、「もう死にたくない」という一心で錬金術にのめり込む物語。世間では軽んじられる錬金術を、死の回避につながる手段として追い、洗脳や改造、人体解剖まで含む危険な研究を重ねるうちに、周囲からは異端として扱われていく。やがて彼は痩せた領地の再建を任され、奴隷の少女ユニ、剣士ドゥーエ、ダークエルフのドライ、魂の魔法に通じる学友シャールらと関わりながら、生存のために力を蓄える。伯爵家の家督争いを軸に、森の奥のエルフの隠れ里や魔物の脅威、重税を敷く代官の問題へと話が広がり、研究と統治の両面から生き残りを探る構成になっている。
構造レビュー
作品Q&A
このラノでノミネートされたことはありますか? シリーズ全体
質問を投稿するにはログインしてください。
質問を投稿
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 不老不死への執着を軸にした、かなり黒い異世界転生ものとして読める。
- 倫理観の外れた錬金術や人体改造、洗脳などの踏み込みが強い。
- 主人公の一直線さと、周囲が怯える温度差が印象に残る。
- ダークでも文章は読みやすく、構成のうまさで先へ進ませる。
- ただの無双ではなく、後味の悪さやねっとりした面白さが残る。
こんな人におすすめ
- ぬるい異世界転生に飽きて、もっと容赦のない話を読みたい人。
- ダークファンタジーやピカレスク寄りの主人公が好きな人。
- 研究・領地経営・勢力拡大の過程を追うのが好きな人。
- グロや非道な描写にある程度耐性がある人。
- 主人公をヒーローとしてではなく、悪役目線で楽しめる人。
人を選ぶポイント
- 洗脳、人体改造、人体実験などの描写が多く、かなり後ろ暗い。
- 爽快な勧善懲悪や強いカタルシスは期待しにくい。
- 事件の起伏より、淡々とした進行や地固めが中心の巻もある。
- ダークさの反復で新鮮味が薄く感じられることがある。
- 主人公の倫理観に乗れないと、ただ不快に映る可能性がある。
テンポ・読後感
- 全体は淡々としていて、日常の中に不穏さが埋もれるような空気。
- 侵略や襲撃の場面では一気に重く、容赦のない展開になる。
- 文章は比較的読みやすく、テンポの良さで引っ張る。
- 重苦しいのに妙に先が気になり、ページを進めやすい。
- 後味は苦いが、暗さそのものに引き込まれる感触がある。
キャラクターへの評価
- トゥリウスは不老不死への執着が強く、邪道をまっすぐ突き進むタイプ。
- 罪悪感の薄さや倫理の欠落が、悪役としての存在感を際立たせる。
- ユニは主人への忠誠が印象的で、冷たい話の中で感情の軸になっている。
- ドゥーエは葛藤や心労が見えやすく、周囲の温度差を受け止める役回り。
- 仲間や脇役が増えるほど、作品全体に不穏さと賑やかさが同居する。
巻一覧
この巻のあらすじ
伯爵家の次男トゥリウスは、現代日本で死を迎え、剣と魔法が支配するファンタジー世界の子どもに生まれ変わった転生者だった。
そんな彼の願いはただ一つ。「もう、二度と死にたくない」――。一度その恐ろしさを経験しただけに、人より余計に死ぬのが怖い。
寿命も病気も人に殺されてしまうのも、絶対に嫌だ。
そんな妄執に囚われている彼は、極めれば不老不死をも実現できるという魔法≪錬金術≫にすがりつく。
だが、錬金術は誇大なホラ話として世間から軽んじられている魔法。その上、トゥリウスが行う錬金術研究の内容は、常軌を逸していた。
洗脳、改造、人体解剖……繰り返される異常な実験の数々に、周囲から恐れられ忌み嫌われていくが、彼はまるで気にしない。そんなある日、トゥリウスは彼を嫌っていたはずの兄から奇妙な命令を受けることに――?
山下 湊(ヤマシタミナト):北海道札幌市在住。本作にてデビュー。
しの とうこ(シノトウコ):イラストレーター。『薬屋のひとりごと』(ヒーロー文庫)などのラノベ作品、『ダブルクロス The 3rd Edition』などのTRPG関連書籍などで装画、挿絵を担当。
この巻のあらすじ
死から逃れる為、不老不死の実現を求めて錬金術に没頭し、凄惨な実験を繰り返していたトゥリウス。
彼はある日、その行いを嫌悪する兄・ライナスによって、領主就任の名目で王都から追い出されてしまう。
与えられた領地は痩せ、民は困窮し、統治に当たっていた代官たちは重税を掛け私腹を肥やしているという、伯爵家領のお荷物のようなものだった。
領地経営に失敗したり不穏な動きを見せれば、伯爵家当主となった兄に粛清される。
トゥリウスは自分の生存の為、荒れ果てた領地の改革に手を尽くす。
彼に付き従うのは、奴隷の少女・ユニ、剣士・ドゥーエ、そして不思議な運命に導かれ、彼の下に加わる新たな仲間たち。
人間の手によって部族を滅ぼされた、ダークエルフの女性・ドライ。
トゥリウスのかつての学友で、彼の研究には欠かせない魂に関する魔法の専門家・シャール。
追放されたはずの片田舎の土地で、トゥリウスは着々と力を蓄えていく。
ただ生き残りたいだけの弟と、その所業を許せない兄。
二人の対立は伯爵家の中の問題を飛び越えて、更なる波乱を起こす。
その渦中に、多くの人々の運命を巻き込みながら――。
山下 湊(ヤマシタミナト):北海道札幌市在住。本作にてデビュー。
しの とうこ(シノトウコ):イラストレーター。『薬屋のひとりごと』(ヒーロー文庫)などのラノベ作品、『ダブルクロス The 3rd Edition』などのTRPG関連書籍などで装画、挿絵を担当。
この巻のあらすじ
「残念だけど、僕にも出来ることと出来ないことがあるんだよね」
絶望の中で救いを求める少年に対し、錬金術師トゥリウスは宣告する。
――大陸東方の樹海の奥。
そこにはエルフたちの小さな隠れ里が、凶悪な魔物や
欲深い冒険者から逃れるようにして、ひっそりと存在していた。
ある日、男勝りなエルフの少女バーチェは、里の掟を破り単身で狩りに赴く。
しかし彼女は、迂闊に獲物を深追いしたことで、
強力な魔物サイクロプスに遭遇してしまった。
絶体絶命の窮地に陥るバーチェ。
あわやというところで彼女を救ったのは、
ドライと名乗る謎の女ダークエルフだった。
その日を境に、彼女を取り巻く環境は一変するのだが―――。
山下 湊(ヤマシタミナト):北海道札幌市在住。本作にてデビュー。
しの とうこ(シノトウコ):イラストレーター。『薬屋のひとりごと』(ヒーロー文庫)などのラノベ作品、『ダブルクロス The 3rd Edition』などのTRPG関連書籍などで装画、挿絵を担当。
星評価・感想
構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。 構造レビューを書く
感想を投稿するにはログインしてください。
-
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3
