平安京を舞台に、鳥や獣の声を聞き、人の過去未来を見る「青眼の力」を持つモグリの姫陰陽師・紫理と、官人陰陽師・遥貴が、あやかし退治や失踪事件、京を覆う禍々しい気配に向き合う和風伝奇。紫理が視た未来は、事件の調査だけでなく二人の関係にも影響し、依頼の祓い、恋人のふりでの潜入、葵祭をめぐる調査へと広がっていく。抑え込まれていた疫鬼や町の闇も前面に出て、個々の依頼から京全体の異変へ焦点が移る。中心には、互いを認め合いながら関係を深める二人があり、視えた未来とどう向き合うかがシリーズ全体の軸になる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 平安風の陰陽師世界と、あやかし退治を軸にした和風ラブファンタジーとして読まれている。
- 奥手で純真なヒロインと、美形で有能な相手役のじれったい関係が見どころになっている。
- 脇役の亀や藤原兄弟、玉女などの存在が、物語のアクセントとして印象に残っている。
- 軽めのコメディ感や小ネタが入り、重すぎない読み味を楽しむ人もいる。
- シリーズを追うほど、二人の関係や周辺人物の事情が気になってくる構成になっている。
こんな人におすすめ
- 平安もの、陰陽師もの、和風ファンタジーが好きな人。
- じれじれした恋愛や、奥手同士の関係に惹かれる人。
- キャラクターの掛け合いや脇役の存在感を楽しみたい人。
- 多少の違和感や粗さより、雰囲気重視で読める人。
- 続きが気になるシリーズものを追いたい人。
人を選ぶポイント
- 文体や文章が硬めで、読み始めに入りにくい。
- 現代的な言葉づかいが平安設定と合わず、違和感が出やすい。
- 展開が散らばって見えたり、テンポがゆるく感じられたりする。
- キャラの行動や小ネタが説明不足に映る場面がある。
- 挿絵のイメージと本文の印象が合わないと感じる人がいる。
テンポ・読後感
- 序盤は堅めで、慣れるまで少し時間がかかる。
- 恋愛は進みが遅く、じりじりした空気が続く。
- 事件や伏線が並行して動き、まとまりの弱さを感じる場面がある。
- コメディ寄りの軽さと、不穏さや切なさが混ざる。
- さらっと読める巻もあれば、読了に時間がかかる巻もある。
キャラクターへの評価
- ヒロインは健気でひたむき、恋には不器用で天然気味。
- ヒーローは美形で頼もしさがある一方、恋愛面では鈍さや焦れったさがある。
- 亀は可愛げがあり、出番や活躍をもっと見たいと受け止められている。
- 藤原兄弟や玉女、迦楼羅など脇役の印象が強く、物語の厚みを支えている。
- キャラ自体は好評だが、ビジュアルや会話の印象にズレを感じる人もいる。
巻一覧
この巻のあらすじ
鳥や獣の声を聞き、人の過去未来を見る――。「青眼の力」を持つモグリの姫陰陽師・紫理(ゆかり)は、今宵も人々に害をなすあやかしを追っていた。その物の怪を見とめた瞬間、ふいに凄腕美形の官人陰陽師・遥貴(はるたか)が現れて!? 後日、逃した物の怪の「祓」に協力することにした紫理は、依頼者・遥貴との間に驚きの「未来」を垣間見てしまい…!? 高め、認め合う絆、惹かれあう二人――。平安あやかし恋絵巻!
この巻のあらすじ
青眼の力で視た「未来」の通り、口づけを交わした紫理と遥貴。お互い認め、惹かれ合いながらも、紫理は初めての感情に戸惑っていた。一方、京の町は禍々しい空気に包まれつつあり……モグリ陰陽師の失踪事件が相次いでいる。胸を痛め、ひとり夜の京の見回りを続ける紫理。そんな中、葵祭が近づくにつれ怪異の続く桟敷屋に、二人は恋人のふりをして潜入調査を試みることになって――!?
この巻のあらすじ
青眼の力が視せた「未来」の中で、紫理は――遥貴と戦おうとしていた。遥貴への想いとは、相反する未来……。しかも、抑えこんでいた疫鬼に紫理の身体は侵食されつつある……。闇の力に満ちつつある京の町を救うため、動き出した二人。迦楼羅と右大臣との運命をかけた決戦の先に待つものは!? 今は仲間も、愛する人もいる…! 涙と誓いの完結編!! 甘々(ドタバタ!?)スペシャル番外編を収録。
星評価・感想
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