速水莉莉が、弟を探す途中で出会った双子の“あやかしのお医者さん”とともに、傷ついた妖怪や付喪神、幽霊に関わる事件を解いていく和風伝奇シリーズ。舞台は現代の街と、雑居ビルにある双子の事務所を中心とした人知れないあやかしの世界で、日常に潜む異変が物語の入口になる。中心人物は、弟を捜す莉莉、兄の晴、幽霊の弟・嵐で、彼らは治療や相談を通じて人とあやかしの縁を扱う。各巻では個別のあやかしの事情が描かれ、莉莉自身の過去や家族、双子の因縁にも触れていく。シリーズ全体では、街の事件と人物同士のつながりが少しずつ広がっていく。続編・外伝・短編の区分は提示されていない。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- あやかしを退治する話ではなく、傷ついた存在を癒す医療寄りの切り口が新鮮。
- 人間とあやかしの距離感や、寄り添うことの意味を考えさせる場面が多い。
- 莉莉、晴、嵐、リヒトの関係がシリーズの軸になっていて、絆や掛け合いが印象に残る。
- 付喪神や烏、狐、猫など、モフモフ系のあやかしが出る回は特に親しみやすい。
- 事件が解決したあとに、ほっとできる着地の巻が多い。
こんな人におすすめ
- あやかしものや和風ファンタジーが好きな人。
- バトルよりも、癒しや関係性の変化を楽しみたい人。
- 師弟関係、家族のような絆、執着の強いキャラ同士のやり取りが好きな人。
- 物語の空気感を重視して、ゆっくりシリーズを追いたい人。
- モフモフした妖や可愛い相棒キャラに惹かれる人。
人を選ぶポイント
- 文章が回りくどい、読みにくいと感じる人がいる。
- 主人公の莉莉は不安定で、好感を持ちにくい。
- キャラ同士の執着や共依存めいた関係が強く、重さを感じやすい。
- 事件の解決よりも関係性や心情の比重が高く、派手さは控えめ。
- シリーズが進んでも、双子の過去や秘密はすぐには明かされない。
テンポ・読後感
- 全体はさらっと読める巻が多く、重すぎない雰囲気。
- 1話ごとの事件はまとまりがよく、読み終わりに落ち着きがある。
- ゆるい空気の中に、執着や不穏さが少しずつ混ざる。
- モフモフや可愛い小ネタで和む一方、感情面はわりと濃い。
- シリーズ後半は新章感や次の展開への期待を残す流れが目立つ。
キャラクターへの評価
- 莉莉は成長が見える一方、力の使い方に迷いや危うさもある。
- 晴は厳しめに見えて、弟子や周囲にかなり甘い。
- 嵐は毒舌や不機嫌さが目立つが、根っこの優しさが気にされている。
- リヒトは可愛さと健気さで強く印象に残る存在。
- 脇役の妖や術者も、それぞれの執着や事情が濃く描かれる。
巻一覧
この巻のあらすじ
肝試しを境に居なくなってしまった弟を捜すため、速水莉莉は不思議な事件を解くという噂を頼ってある雑居ビルへやって来た。彼女を迎えたのは双子の兄弟。不機嫌な兄の桜木晴と、弟の嵐は陽気だけれど幽霊で……!?
この巻のあらすじ
傷ついた“あやかし”を癒すため、不思議な“お医者さん”の双子・晴と嵐に弟子入りした莉莉。日常に潜むあやかしに気づくようになった彼女は、訪れた図書館で、本から文字が消えるという奇妙な出来事に遭遇し……?
この巻のあらすじ
あやかしのお医者さんである双子、晴と嵐と、弟子入りした莉莉。彼らとともに傷ついたあやかしを癒すなかで、弱い者を放ってはおけない二人の人柄を知っていく。 年明け、莉莉が出会ったのは助けを求める小学生。その子は弱りきった白いカラスを抱きしめ、救ってくれと懇願する。カラスはあやかしで、本来は人の姿にもなれるというが、今は力なく死さえ覚悟していた。双子と莉莉が診ていくと、実は人間からの呪いのためと分かる。そして呪いの影響は、あやかしと深い縁を結んだ小学生にまで及びはじめていてーー? 其の一 烏天狗と金平糖 其の二 白い妖狐と押しかけ弟子
この巻のあらすじ
あやかしのお医者さんである双子・晴と嵐の元で学ぶ莉莉。展示会の手伝いで、使われぬまま封印された妖刀の付喪神・兼光に出会う。その周囲に、あやかしを消そうとする謎の術者が現れ――?
この巻のあらすじ
全てのあやかしを消そうとする術者・吉野と対峙した莉 莉。彼こそが、晴が長年捜し、止めようとしていた相手 だった。莉莉と双子は吉野が“呪い”をまき散らそうと していると知り、止めようと動くが――?
この巻のあらすじ
【季節外れの雪を目にした莉莉は凍傷を負ったあやかしを癒し……?】 あやかしのお医者さんである双子・晴と嵐と、弟子の莉莉。 彼女は双子とともにあやかしを消そうとする術者・吉野と対峙した。莉莉は危険に晒されながらも、無事に街のあやかし達を救い、吉野をも彼自身の憎しみから解放できた。 平穏が戻った初夏。莉莉は季節外れの雪を見る。直後に行き倒れていた木霊・つづらに出会うが、彼女は夏にもかかわらず手酷い凍傷を負っていた。治療のため彼女に触れると、現れた“療符”によってつづらが莉莉の亡き祖母と面識があるとわかりーー?
この巻のあらすじ
【莉莉と暮らす猫又・リヒトと“最初の主”の縁がいまだ繋がっているとわかり、異変がーー?】 あやかしのお医者さんである双子・晴と嵐と、弟子の莉莉。 季節外れの雪という異変を解決した夏も終わり、莉莉の高校卒業が近づく季節。双子の事務所に、莉莉のクラスメイトの村沢から「夜な夜な現れる死んだ猫の霊」にまつわる相談が持ち込まれた。 莉莉は、村沢と死んだ猫の霊のために心を砕く。この出来事をきっかけに、しだいに莉莉と暮らす猫又・リヒトの過去が明らかになって……。莉莉にリヒトを遺してくれた祖母、そして、リヒトの最初の主との繋がりとはーー? 大人気、あやかしシリーズ第7巻!
この巻のあらすじ
あやかしのお医者さんである双子・晴と嵐と、弟子の莉莉。彼女は、仔猫の姿で戻ってきたリヒトとともに、双子の事務所に通う穏やかな日々を過ごしていた。 大学に進学した莉莉は、ひどい寝不足に悩まされる青年・御影浩輔と出会う。 彼の家は以前、あやかしにまつわる悩みをある婦人に助けられたという。しかし、解決したはずの悩みーー祖父の遺品である小夜啼鳥のオルゴールの唄声が失われる現象がふたたび起こっていた。莉莉と双子は、付喪神が関係していると気づいて……?
この巻のあらすじ
あやかしのお医者さんの弟子として、晴と嵐のもとへバイト通いを続ける莉莉。ある日珍しく客が訪れたと思ったら、なんと双子の祖父・忠彦だという。しかも傍らに連れた引っ込み思案の男の子を「私の子だ」と告げ!?
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