江戸の片隅で妖怪の子預かり屋を営む青年・弥助と、彼に育てられる千吉を中心に、妖怪たちの子育てや奉行所まわりの出来事を描く和風妖怪ファンタジーです。人間と妖怪が同じ町で暮らし、子を預ける・育てる・探すといった日常の営みの中に、不思議な事件や奉行所の仕事が差し込まれます。物語は弥助と千吉の暮らしを軸に、妖怪の子、双子、奉行所の面々、大妖たちへと関係が広がっていきます。第3巻は短編集で、日常の小話をまとめた構成です。第4巻以降は久蔵や十郎をめぐる事情も加わり、周辺人物の関係が少しずつ前景化します。第2部としてまとまった連作です。妖怪の子預かり屋を営む弥助と、養い子の千吉を中心に、江戸の町で起こる妖怪の子育てや奉行所まわりの出来事を描く和風ファンタジー。子妖の預かり、修業、短編の日常話、周辺人物の事情が重なり、妖怪社会の人間関係が広がっていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 妖怪たちの暮らしや人間関係を、短編で気軽に味わえる。
- 弥助、千吉、双子を中心にした家族感や相思相愛の空気が強い。
- 月夜公、朔ノ宮、津弓、久蔵など脇役まで個性が立っていて読ませる。
- ほっこりする日常回と、少し切ない話や緊張感のある事件回の振れ幅がある。
- 挿絵や新しい妖の登場が、シリーズを追う楽しさにつながっている。
こんな人におすすめ
- 妖怪ファンタジーの日常回と事件回の両方を楽しみたい人。
- 子どもや家族のやりとり、育てる/育てられる関係が好きな人。
- かわいさだけでなく、少しシリアスな余韻も欲しい人。
- 短編中心で読みやすい巻を求める人。
- キャラ同士の掛け合いを重視して読む人。
人を選ぶポイント
- 千吉のわがままさや弥助への執着が強く、好みが分かれる。
- 事件の背景や人間側の事情に、重さや後味の悪さが残る回がある。
- シリーズ途中からだと、前作までの関係性を知っている前提の濃さがある。
- 収録話によっては弥助の出番が少なく、好みのキャラの登場量に差がある。
- すっきり完結より、次巻への持ち越し感が強い巻もある。
テンポ・読後感
- 短編ごとに空気が切り替わり、テンポよく読める。
- 全体はほのぼの寄りだが、要所で不穏さや切なさが差し込まれる。
- 生活感のある妖怪たちのやりとりが中心で、にぎやかさがある。
- 餅つきや茶飲み話のような日常回は特に軽やか。
- 事件回はハラハラ感があり、巻の終わりに続きが気になる作り。
キャラクターへの評価
- 千吉は可愛いが、自己中心的で強い執着を見せる場面が目立つ。
- 弥助は成長して頼もしさが増し、受け止め役として見られている。
- 双子の天音・銀音は愛らしく、千吉とのきょうだい感が好評。
- 月夜公は格好よさや可愛さが両方あり、印象に残りやすい。
- 朔ノ宮、津弓、久蔵、玄楽など脇役の魅力がシリーズの厚みになっている。
巻一覧
この巻のあらすじ
〈妖怪の子預かります〉シリーズ第2部開幕! 妖怪の子育ては楽じゃない! 訳あって妖怪の子預かり屋を営む青年弥助。 養い子の千吉と子妖怪たちが 巻き起こす騒動に大忙しの毎日だが・・・・・・。 可愛くてちょっぴり怖い妖怪ファンタジイ。
江戸の片隅で妖怪の子預かり屋を営む若者がいた。その名は弥助。妖怪に育てられたのだが、ある事件で育ての親を失い、かわりに授かった赤ん坊千吉を、懸命に育てている。子供を預けに来る妖怪たちも訪れ、騒ぎの絶えない毎日だ。そんなある日、弥助の大家、久蔵の双子の娘が、不気味な黒い影に掠われた。捜索は、妖怪奉行所西の天宮の奉行で、犬神の長、朔ノ宮の手に託されることに……。大人気〈妖怪の子預かります〉第二部開幕。
この巻のあらすじ
こんなの修行じゃない! 大好きな兄のために妖力修行を始めた千吉だったが、 術らしい術は教えてもらえず雑用ばかりの毎日に、 不満が爆発寸前。そんなある日・・・・・・ 可愛くてちょっぴり怖い妖怪ファンタジイ。 〈妖怪の子預かります〉シリーズ第2部
千吉は大好きな兄、弥助を守るために力がほしいと、共に育った半妖の双子と一緒に妖怪奉行所西の天宮のお奉行に弟子入りした。ところが雑用ばかりで一向に術らしきものを教えてくれない。のんびりやの双子とは対照的に、千吉の苛立ちはつのるばかり。そんなある日、弥助に子妖を預けた化け獺が消えた。兄との時間を邪魔されて腹が立った千吉は、双子を巻き込んで化け獺を捜す決心をする。好調〈妖怪の子、育てます〉シリーズ第2弾。
この巻のあらすじ
千吉、妖怪の子を預かる おなじみの妖怪たちのほっこりする 日常が綴られた短編集。 可愛くてちょっぴり怖い妖怪ファンタジイ。 〈妖怪オリジナルキャラクター〉大賞の 妖怪が登場する作品二編を収録 〈妖怪の子預かります〉シリーズ第2部
江戸の片隅で養い子の千吉と暮らす青年弥助は、実は妖怪の子預かり屋だった。そんな弥助の家の外にそっとたたずむひとりの妖怪、人恋しそうな妖怪を弥助は家に招き入れるが……「軒先にたたずむもの」、石地蔵そっくりの妖怪が子供たちを預けにきた、だが三人の兄弟は仲が悪く喧嘩ばかり……「仲の悪い三兄弟」等、妖怪たちのにぎやかで不思議な日常を描いた短編9編を収録。可愛くてちょっぴり怖い、お江戸妖怪シリーズ第3弾!
この巻のあらすじ
おとっつぁん、会いたかった‼ 双子の愛娘の目の前で 久蔵に飛びつくひとりの少女。 なにやら訳ありらしい久蔵の態度に 大騒動の予感が…… 〈妖怪の子預かります〉シリーズ第2部 大人気、お江戸妖怪ファンタジイ第4弾
「おとっつあん! 会いたかった!」おまきと名乗る少女は久蔵に飛びついてそう叫んだ。目に入れても痛くない双子の愛娘の目の前での出来事に呆然とする久蔵。だがよくよく話を聞いてみると、母親はかつて一緒に暮らしたことがある芸者。いろいろ事情はありつつも、まったく身に覚えがないわけでもない。とはいえ娘として迎え入れることはできないと、いったんはおまきを返したが……。久蔵の隠し子騒動に端を発した事態は、千吉や玉雪、果ては大妖たちまで巻きこむ大事に発展する。好調、お江戸妖怪ファンタジイ〈妖怪の子、育てます〉第4弾!
この巻のあらすじ
なんで打ち明けてくれなかった‼ 力の結晶をもった十郎が消えた 奉行所の烏天狗たちが行方を追うが…… 〈妖怪の子預かります〉シリーズ第2部 大人気、お江戸妖怪ファンタジイ第5弾
妖怪をさらうやつらの手から弱い妖怪を護るために大妖(たいよう)の力を集めて作った結晶を、仲人屋(なこうどや)の十郎(じゅうろう)が奪って行方をくらました。なぜ自分に何も言ってくれなかったのか。あせびは恋人の裏切りに打ちのめされ家にこもってしまう。月夜公(つくよのぎみ)配下の烏天狗(からすてんぐ)達は必死で十郎の行方を捜していたが、一向に見つからない。一方千吉(せんきち)は師匠朔(さく)ノ宮(みや)のもとで千里眼(せんりがん)の修業をしていた。人気シリーズ第5弾。
■目次 「行方知れずの仲人屋(なこうどや)」 「十日の記憶」 「思わぬ助っ人」
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