鹿野司がSFマガジンで続けてきた科学エッセイを、完全収録した一冊。AI、感染症、医療、情報技術といった現代の話題に加え、著者自身の父の看取りも取り上げる。専門知識を並べるだけでなく、技術や病気が人の暮らしに入ってきたときに何が起こるかを、著者の視点でたどる。各回は独立して読めるが、通して読むと、説明、社会の受け止め方、個人の記憶が同じ線上に置かれていることが見えてくる。用語解説、体験記、社会観察が交互に現れ、科学を題材にした随筆としてまとまっている。連載のテーマが変わっても、語り手の視点が全体をつないでいるため、話題ごとの差を追いやすい。

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  • AI分析(あらすじ)

    科学技術の話題をエッセイで読みたい人、AIや疫病を社会の文脈で追いたい人、著者自身の体験を交えたノンフィクションに関心がある人。

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • SF、科学、政治、経済、サブカルまで話題が広く、硬いテーマでも身近な例えで読みやすい。
  • 1990年代から2020年代までの長期連載を通して、時代ごとの未来予想や技術観の変化をたどれる。
  • 著者の知識量と洞察の深さが強く、独自の視点で作品や科学を語る読みごたえがある。
  • 権威的に押しつけず、読者が自分で考える余地を残す語り口が心地よい。
  • 巻末解説や関係者コメントも含めて、著者像を立体的に味わえる。

こんな人におすすめ

  • SFや科学読み物をまとめてじっくり味わいたい人。
  • 長文のエッセイやコラムを拾い読みしながら楽しめる人。
  • 作品論だけでなく、科学と社会のつながりに関心がある人。
  • 未来予測の変遷や、当時の空気感を読み比べたい人。
  • 著者の考え方や人柄まで含めて読みたい人。

人を選ぶポイント

  • 600ページ超の厚さで、通読にはかなりの体力がいる。
  • 連載の時期が長いため、内容の密度が高く一気読みは負担になりやすい。
  • 既読の抜粋版や連載を知っていると、完全版の情報量に圧倒されやすい。
  • 科学だけでなく幅広い話題を扱うので、純粋な理系解説本を期待すると印象が違う。

テンポ・読後感

  • ずっしり重い分量だが、語り口は平易で読み進めやすい。
  • 章ごとに拾い読みもしやすく、長編コラム集としての自由度がある。
  • 未来への希望や科学への信頼が前向きに響き、読後感は明るい。
  • 時期の違いで見方が変わるため、読みながら時代の流れを感じやすい。

キャラクターへの評価

  • 著者は知識豊富でも威圧感がなく、読者目線で語る印象が強い。
  • ぶれない思想や哲学を持ちつつ、楽観的で希望を手放さない人物像が浮かぶ。
  • SF者としても科学ライターとしても真摯で、対象への敬意がにじ。
  • 亡くなる直前まで書き続けたことへの敬意や惜しむ声が目立つ。

巻一覧

サはサイエンスのサ〔完全版〕
2024年9月 ISBN 9784152103604
この巻のあらすじ

第42回星雲賞ノンフィクション部門受賞のサイエンスライター、鹿野司による、2022年に逝去するまで続いたSFマガジン連載を全回収録。AI、疫病、そして自身の父の看取り体験まで、確かな知識と特異な視点に裏打ちされた知的好奇心を刺激する科学エッセイ集

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