冬の全国大会で準優勝した蒼萩高校サッカー部が、部員の父が持つクルーザーで祝勝会を開いた夜、不可思議な歌と大きな揺れをきっかけに真夏の浜辺へ流れ着く。控え選手の陸を中心に、正ゴールキーパーの黒田玄翔、プロ入りが決まっている布施千隼、主将の藤枝昌紀ら、1・2年生やマネージャーを含む10人が、島の正体も救助の見込みも分からないまま隔離される。彼らは食料や安全の確保を進めつつ、季節が逆転した環境で、主力と控え、学年差に由来する焦りや疑心にも向き合う。現代の高校サッカー部を土台に、神隠しと無人島サバイバルが重なる構成。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- サッカー部の集団サバイバルと島の謎が同時に進む構成が引き込まれる。
- 冬の海から真夏の無人島へという状況の落差が強く、先が気になる。
- 極限状態での役割分担や対立が、青春ものとしても読みごたえを出している。
- 伝奇・ホラー・サスペンス・ボーイズラブ風の要素が混ざる独特の雰囲気がある。
- 部員一人ひとりの描写が丁寧で、人数が多くても把握しやすい。
こんな人におすすめ
- サバイバルや漂流ものが好きな人。
- 青春群像劇や部活メンバー同士の関係性を楽しみたい人。
- 謎解きや伝奇寄りの展開を求める人。
- ギスギスした空気や極限下の人間関係に惹かれる人。
- ライトノベルでも少し変化球の作品を読みたい人。
人を選ぶポイント
- 物語の雰囲気が一言で言い切りにくく、好みが分かれやすい。
- ホラー寄り、サスペンス寄り、青春寄りの印象が混ざっている。
- 部活ものとして期待すると、想像と違うと感じる場合がある。
- 人間関係の対立や不安定さが前面に出るため、重めの空気が苦手だとしんどい。
- 10人の集団で進むので、序盤は関係性の把握に少し集中が必要。
テンポ・読後感
- 謎が次々出てきて、先が気になって読み進めやすい。
- 展開は比較的テンポよく、一気読みしやすい。
- 極限状態の緊張感はあるが、全体の手触りはやや穏やか。
- 不穏さと青春感が同居していて、独特の読後感が残る。
- どこか狐につままれたような、説明しきれない不思議さがある。
キャラクターへの評価
- 控えめな立場の陸を軸に、部内の力関係や気持ちの揺れが見えやすい。
- スタメンとベンチの距離感が、集団の空気を複雑にしている。
- キャプテン、ストライカー、後輩など、立場ごとの考え方の違いが出る。
- 追い詰められるほど、嫉妬や焦り、不安が表に出てくる。
- 対立を経て、それぞれの本音や抱えていた思いが見えてくる。
巻一覧
この巻のあらすじ
冬の全国大会で準優勝という快挙を遂げた蒼萩高校サッカー部は、部員の父が持つクルーザーで祝勝会を開いていた。 みなが陽気に盛り上がるなか、控え選手だった陸は不思議な歌を聞いた気がした。 直後に大きな縦揺れがあり、甲板から海へ放り出され意識を失ってしまう。 そして目を覚ますと、陸は真夏の浜辺に倒れていた。 周囲にはチームメイトたちの姿もあった。 幼馴染みで正ゴールキーパーの黒田玄翔、卒業後プロ入りも決まっているストライカーの布施千隼、キャプテンで司令塔だった藤枝昌紀などのスタメン。 そして1、2年の部員やマネージャー。 合わせて10人が、気付けば季節も違う不可思議な浜辺で目を覚ましたのだ。 この島はどこなのか。助けは来るのか。なぜ季節が逆転しているのか。 それぞれに嫉妬や焦燥、不安に疑心を抱えたまま、無人島でのサバイバルが始まった!
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