『淡雪ロマンス』は、17歳の高校2年生・椎名果林が、行きつけのカフェの34歳店主・古村厚志に片想いする年の差恋愛小説。昭和62年刊の単巻で、東京のカフェから長野のペンションへ舞台が移る。果林は古村が東京を離れてペンション経営を始めると聞き、追うように現地へ行ってアルバイトを始める。年齢差のために気持ちを言い出せない果林と、別居中の妻の存在に向き合いきれない古村の間で、恋愛と生活事情が重なって進む。カフェの客と店主から、宿泊施設で働く側へ関係が変わる点も軸になる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- バブル期の空気感や当時の文化がそのまま味わえる。
- いま読むと古さも含めて面白い、時代資料のような読み味がある。
- 軽いノリや突き抜けた設定が、かえって印象に残る。
- 昔読んだ作品を読み返す楽しさがある。
こんな人におすすめ
- 80〜90年代の少女小説や当時の流行を懐かしみたい人。
- レトロな恋愛ものを、今の感覚との違い込みで楽しめる人。
- 作品の古さをマイナスではなく味として受け取れる人。
- 子どもの頃に読んだ本を再読したい人。
人を選ぶポイント
- 現代の感覚ではかなり古く感じる表現や価値観がある。
- バブルっぽい派手さや軽さが合わないと入りにくい。
- 恋愛の組み立てが今読むとやや突飛に見える。
- 作品のノリを楽しめないと、内容より時代感が先に立つ。
テンポ・読後感
- さらっと読める軽めのテンポ。
- 物語の重さより、時代の空気や小ネタの印象が強い。
- どこかケータイ小説的な読み口で、勢いがある。
- 懐かしさとツッコミどころが同居する雰囲気。
キャラクターへの評価
- 17歳の主人公の恋が、年上相手で印象に残る。
- 登場人物の関係性が、今の基準だとかなり大胆に映る。
- キャラの心理描写より、設定のインパクトが先に立つ。
- 人物像そのものより、時代を背負った存在感が強い。
巻一覧
この巻のあらすじ
●STORY:シャイで自己主張が苦手な椎名果林は、17歳の高2。密かに行きつけのカフェのマスターに恋をしている。その人は「古村厚志」さん。果林とは倍も年齢差のある34歳。だから果林は、告白する勇気が出せずにいたのだが。ある日、古村から「東京を離れて長野でペンション経営をすることになった」と聞かされて、一生の片想いに終わるかも、と覚悟の上で、古村を追ってゆく。カレのペンションでアルバイトを始めた果林。ところが、そこへ古村の別居中の妻が現れた!! 悩み揺れる果林の恋心に気づいていた古村だったが、年齢差のせいで素直に向きあえない。もどかしいオジサンと少女の関係にズバリ終止符を打ったのは、意外な人物で!? ●作品MEMO:講談社X文庫ティーンズハートにおける花井愛子の9作め。昭和62(1987)年12月新刊リリース。イラストレーションの文月今日子ファンの年齢層が、他のパートナー少女マンガ家のものより若干高いことから、物語の内容やディテール描写を「少しオトナ向け」に設定している。結果、ローティーンの読者たちからは「スキー場とかペンション なんて、わからない」や「30過ぎのオジサンに片想いってキモい!」などのブーイングレターが多く届いたが、ハイティーン女子には「辛口で面白かった」と好評だった作品。2019年電子版のオマケ“あとあとがき”は「イマドキ女子」をイメージしての書きおろし。40代でも50代でも楽しめるはず!? ●WELCOMEBACK:講談社X文庫ティーンズハート電子版では「WELCOMEBACK」をキーワードに昭和平成のヒット作品を順次収録、展開予定。その第1弾配信が、花井愛子の10作『1週間のオリーブ』『山田ババアに花束を』『またたびハウスSTORY』『ジュリエット宣言』『恋電話』『星の恋人たち』『10月のパイナップル』『恋曜日』『淡雪ロマンス』『銀色のボーイ』の同時配信。各作品への感想コメントや今後のラインアップ希望など大歓迎!! ぜひぜひお寄せください。 ●関連アイテム:『ときめきイチゴ時代〈ティーンズハートの1987-1997〉』『ムダな金はつかうな!』『ハナイ式ちょびっとダイエット〈50歳でもラクラクまにあう〉』
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