『忘却探偵』は、睡眠のたびに記憶が途切れる名探偵・掟上今日子と、事件に巻き込まれやすい青年・隠館厄介を軸にした現代の推理シリーズ。美術館や探偵事務所、講演会、旅先、海外の街まで舞台を広げ、今日子は限られた記憶の中で手掛かりを拾い、厄介は同行や捜査の補助に回る。扱う題材はアリバイ、密室、暗号、誘拐、監禁、怪盗、殺人などで、短編寄りの話と長めの話が混在する。事件の入口は美術品、結婚話、脅迫電話、旅行、海外支局と変化し、各話で忘却という条件が捜査の段取りにどう影響するかを描く。今日子の推理と厄介の立ち位置が、事件ごとに組み替わっていく点も見どころになる。
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 今日子の記憶喪失を前提にした、毎回リセットされる推理の発想が新鮮。
- どこへ行っても動じない強さと、振り回されても崩れないキャラクター性が強い。
- 厄介や守との掛け合いが軽妙で、事件より会話劇を楽しめる。
- 旅先や移動中に事件が起こる構成が多く、短編でもテンポよく読める。
- 本格ミステリの筋より、言葉遊びやシリーズ独特のノリを味わう読み方が合う。
こんな人におすすめ
- 今日子の強烈なキャラを中心に楽しみたい人。
- 論理の厳密さより、勢いと会話の面白さを重視する人。
- 短編集をさくさく読みたい人。
- シリーズを追って、登場人物同士の関係の変化を楽しみたい人。
- 多少の強引さや無理筋も作風として受け止められる人。
人を選ぶポイント
- 謎解きの整合性や本格ミステリ性はかなり軽め。
- 事件の動機や結末が弱く感じられる巻がある。
- 言葉遊びや講釈が多く、話が進んでいる実感を持ちにくいことがある。
- シリーズ前巻の内容を忘れていても読める一方、積み重ねを知っているとより楽しい。
- 旅もの・移動ものは好みが分かれやすい。
テンポ・読後感
- 1話ごとの切り替わりが早く、全体としては軽快。
- 事件は起こるが、解決の爽快感より会話の勢いが前に出る。
- ふわっとした不条理感と、コメディ寄りの空気が続く。
- 旅先で次々に謎へ巻き込まれるため、展開は途切れにくい。
- すっきりしない終わり方でも、シリーズの味として受け止めやすい。
キャラクターへの評価
- 今日子は不安に飲まれず、強気でマイペースな印象が際立つ。
- 振り回す側でありながら嫌味が薄く、愛嬌のある小悪魔として見られている。
- 厄介は冤罪王として定着していて、出番が少なくても存在感が強い。
- 守はボディーガード役として苦労が多く、読者目線のツッコミ役にもなっている。
- 警察関係者や語り手役が、今日子とのやりとりでキャラ立ちしている。
巻一覧
この巻のあらすじ
美術館で警備員を務める青年・親切守。彼が警護するエリアには訪れるたび、決まってある絵の前で立ち止まる白髪の美女がいた。彼女は掟上今日子。またの名を、忘却探偵。二人は警備員と観覧客のはずだった。美術品を巡る、数々の難事件が起こるまではーー。
企む芸術家。立ちはだかるは、記憶を持たない名探偵。
美術館で警備員を務める青年・親切守。 彼が警護するエリアには訪れるたび、 決まってある絵の前で立ち止まる白髪の美女がいた。 彼女は掟上今日子。またの名を、忘却探偵。 二人は警備員と観覧客のはずだった。 美術品を巡る、数々の難事件が起こるまではーー。 第一章 鑑定する今日子さん 第二章 推定する今日子さん 第三章 推薦する今日子さん
この巻のあらすじ
掟上今日子ーーまたの名を、忘却探偵。すべてを一日で忘れてしまう彼女は、事件を(ほぼ)即日解決!あらゆる事件に巻き込まれ、常に犯人として疑われてしまう不遇の青年・隠館厄介(かくしだてやくすけ)は今日も叫ぶ。「探偵を呼ばせてくださいーー!!」スピーディーな展開と、忘却の儚さ。果たして今日子さんは、事件の概要を忘れてしまう前に解決することができるのか?
掟上今日子(おきてがみきょうこ)--またの名を、忘却探偵。 すべてを一日で忘れてしまう彼女は、事件を(ほぼ)即日解決! あらゆる事件に巻き込まれ、常に犯人として疑われてしまう不遇の青年・ 隠館厄介(かくしだてやくすけ)は今日も叫ぶ。 「探偵を呼ばせてくださいーー!!」
スピーディーな展開と、忘却の儚さ。 果たして今日子さんは、事件の概要を忘れてしまう前に解決することができるのか?
この巻のあらすじ
中学生がビルから飛び降りた自殺未遂事件。現場に居合わせた二十五歳の青年・隠館厄介は、生来の冤罪体質が災いし、容疑者とされてしまう。現場には少女が書いたとされる遺書が残されていてーー。今日子さんは厄介の疑いを晴らし、事件を解決できるのか?
冤罪体質の青年・厄介。あらゆる災いが降りかかる彼に、今度は少女が降ってきた! 眠るたびに記憶を失う忘却探偵の、タイムリミットミステリー!
中学生がビルから飛び降りた自殺未遂事件。 現場に居合わせた二十五歳の青年・隠館厄介は、生来の冤罪体質が災いし、容疑者とされてしまう。 現場には少女が書いたとされる遺書が残されていてーー。 今日子さんは厄介の疑いを晴らし、事件を解決できるのか? 第一章 入院する隠館厄介 第二章 依頼する隠館厄介 第三章 案内する隠館厄介 第四章 拝聴する隠館厄介 第五章 待機する隠館厄介 第六章 対面する隠館厄介 第七章 再訪する隠館厄介 第八章 質問する隠館厄介 終章 執筆する隠館厄介
この巻のあらすじ
完全犯罪を目指さない男・鯨井。彼が「アリバイ証言」に選んだ美女は、最悪にも一日しかその記憶がもたない白髪の名探偵だった……。忘却探偵が殺人事件の証人となる「掟上今日子のアリバイ証言」ほか、西尾維新の筆が冴えわたる忘却探偵シリーズ最新短編集!
鯨井留可がアリバイ工作のために声をかけた白髪の美女は最悪にも、眠るたびに記憶を失ってしまう忘却探偵・掟上今日子だった……。 完璧なアリバイ、衆人環視の密室、死者からの暗号。 不可解な三つの殺人事件に、今日子さんが挑戦する!
忘却探偵シリーズ『掟上今日子の備忘録』10月より日本テレビ系列にて連続ドラマ化決定! 第一章 掟上今日子のアリバイ証言 第二章 掟上今日子の密室講義 第三章 掟上今日子の暗号表
この巻のあらすじ
眠るたび記憶がリセットされる名探偵・掟上今日子。引き受けた事件は即日解決の彼女のもとに、今日も悩める刑事からの難題が舞い込んだ。呼び出されたのはなぜか、事件現場ではなく遊園地。依頼は、ある事件の容疑者より速く、巨大な脱出ゲームをクリアすることで……?美人でおしゃれでお金が大好き。忘却探偵・今日子さんのタイムリミット・ミステリー!
眠るたび記憶がリセットされる名探偵・掟上今日子。 引き受けた事件は即日解決の彼女のもとに、今日も悩める刑事からの難題が舞い込んだ。 呼び出されたのはなぜか、事件現場ではなく遊園地。依頼は、ある事件の容疑者より速く、巨大な脱出ゲームをクリアすることで……? 美人でおしゃれでお金が大好き。忘却探偵・今日子さんのタイムリミット・ミステリー! 第一話 掟上今日子の誰がために 第二話 掟上今日子の叙述トリック 第三話 掟上今日子の心理実験 第四話 掟上今日子の筆跡鑑定
この巻のあらすじ
忘却探偵・掟上今日子、「はじめて」の講演会。檀上の今日子さんに投げかけられた危うい恋の質問をきっかけに、冤罪体質の青年・隠館厄介は思わぬプロポーズを受けることとなり……。美しき忘却探偵は、呪われた結婚を阻止できるのか!?
忘却探偵・掟上今日子、「はじめて」の講演会。檀上の今日子さんに投げかけられた危うい恋の質問をきっかけに、冤罪体質の青年・隠館厄介は思わぬプロポーズを受けることとなり……。 美しき忘却探偵は、呪われた結婚を阻止できるのか!? 序章 掟上今日子の講演会 第一話 隠館厄介、取材を受ける 第二話 隠館厄介、嫌われる 第三話 隠館厄介、脅される 第四話 隠館厄介、好かれる 第五話 隠館厄介、断る
この巻のあらすじ
退職願を胸ポケットに忍ばせ、波止場警部は揺れていた。彼女の最後の事件は、公園の噴水に浮かび上がった水死体。しかしその不可解さゆえ、名高い忘却探偵・掟上今日子と協力捜査することになり……。辞めたがりの刑事と仕事中毒の名探偵。奇妙なタッグが謎に挑む!
退職願を胸ポケットに忍ばせ、波止場警部は揺れていた。 彼女の最後の事件は、公園の噴水に浮かび上がった水死体。 しかしその不可解さゆえ、名高い忘却探偵・掟上今日子と協力捜査することになり……。 辞めたがりの刑事と仕事中毒の名探偵。奇妙なタッグが謎に挑む! 第一話 掟上今日子のバラバラ死体 第二話 掟上今日子の飛び降り死体 第三話 掟上今日子の絞殺死体 第四話 掟上今日子の水死体
この巻のあらすじ
「掟上今日子は預かった。返してほしければ、十億円用意しろ」置手紙探偵事務所唯一の従業員・親切守が受けた、突然の脅迫電話。天涯孤独の忘却探偵を救い出せるのは自分だけ。今日子さんのような推理力はもたないけれど、彼には今日子さんとの「記憶」がある。手探りで捜査を開始する守。一方、今日子さんは犯人のもとで目を覚ましてーー?純白の名探偵&青年警備員VS. 漆黒の誘拐犯! 頭脳戦の結末は!?
シリーズ最新刊!
誘拐された忘却探偵。 ボディガードの僕には、 毎日が“彼女を守るラストチャンス”
「掟上今日子は預かった。返してほしければ、十億円用意しろ」 置手紙探偵事務所唯一の従業員・親切守が受けた、突然の脅迫電話。天涯孤独の忘却探偵を救い出せるのは自分だけ。今日子さんのような推理力はもたないけれど、彼には今日子さんとの「記憶」がある。手探りで捜査を開始する守。一方、今日子さんは犯人のもとで目を覚ましてーー? 純白の名探偵&青年警備員VS. 漆黒の誘拐犯! 頭脳戦の結末は!? 序 章 黒の誘拐犯 第一話 赤の脅迫電話 第二話 橙の監禁 第三話 黄の問題集 第四話 水の捜索 第五話 青の脱出劇 第六話 藍の取引 第七話 紫の解決編 終章 白の帰宅
この巻のあらすじ
強盗殺人事件の容疑者として逮捕された忘却探偵・掟上今日子。現場で血まみれの凶器を握りしめて眠っていたところを発見された彼女は、事件の記憶を忘れていた。檻の中から事件の調査をしたいと申し出た今日子さんに対峙するのは、「冤罪製造器」の異名をもつ強面の警察官・日怠井。警察官の矜持と葛藤しながら彼が選択したのは、「忘却探偵の専門家」隠館厄介に協力を仰ぐことで…?
強盗殺人事件の容疑者として逮捕された忘却探偵・掟上今日子。 現場で血まみれの凶器を握りしめて眠っていたところを発見された彼女は、事件の記憶を忘れていた。 檻の中から事件の調査をしたいと申し出た今日子さんに対峙するのは、「冤罪製造器」の異名をもつ強面の警察官・日怠井。 警察官の矜持と葛藤しながら彼が選択したのは、「忘却探偵の専門家」隠館厄介に協力を仰ぐことで…? 序章 掟上今日子の逮捕劇 第一章 掟上今日子の取り調べ室 第二章 隠館厄介の今日子さん講義 第三話 掟上今日子の留置場 第四話 隠館厄介のジャーナリズム 第五話 掟上今日子の電気椅子 第六話 隠館厄介の面会室&第七話 掟上今日子の秘密の暴露 第八話 掟上今日子の公務執行妨害罪&第九話 隠館厄介の不法侵入罪 第十話 掟上今日子の相棒&第十一話 隠館厄介の相棒 第十二話 隠館厄介の出頭&第十三話 掟上今日子の可視化 終章 掟上今日子の釈放
この巻のあらすじ
「エッフェル塔を頂戴します。--怪盗淑女」大胆不敵な犯行予告を阻止するため、パリに招かれた忘却探偵の掟上今日子。しかし怪盗の真のたくらみは、今日子さん自身にエッフェル塔を盗ませることで……!?奪われた記憶と華麗なる罠。助手役を担う隠館厄介は、怪盗の魔手から今日子さんを救えるか!?
「エッフェル塔を頂戴します。--怪盗淑女」 大胆不敵な犯行予告を阻止するため、パリに招かれた忘却探偵の掟上今日子。 しかし怪盗の真のたくらみは、今日子さん自身にエッフェル塔を盗ませることで……!? 奪われた記憶と華麗なる罠。 助手役を担う隠館厄介は、怪盗の魔手から今日子さんを救えるか!? 一日目 二日目
すべての巻を見る(全14巻)
この巻のあらすじ
『學藝員9010』と称する人物が、ウェブ上に爆破予告を投稿した。猶予は9時間。火薬探知犬と盲導犬を左右に司る爆弾処理班のエース『両犬あざな』こと扉井あざなが捜査を進める中、容疑者となった隠館厄介の依頼により、忘却探偵・掟上今日子も参戦するがーー。
忘却探偵の最速の推理をもってしても、このタイムリミットには間に合わない!?
この巻のあらすじ
掟上今日子――彼女の記憶は眠るたびにリセットされる。その特性をいかし、彼女は「忘却探偵」として活動していた。そんな今日子が営業活動と称し、ボディーガードの親切守を引き連れて旅にでる。目的地もとくに決めていないという。依頼があって動くわけではないこの旅、果たしてどんな事件が待ち受けているのか。
この巻のあらすじ
推理力を奪われた今日子さんのため、相棒・厄介(やくすけ)が奔走! シリーズ最大の敵にどう挑む? タイムリミットミステリー!
「天井に書かれていた文字。あれを書いたのは私だ」
殺人未遂事件の容疑者にされた青年・隠館厄介。 いつも通り忘却探偵・掟上今日子に事件解決を依頼するも、 その最中、今日子さんが狙撃されてしまう。 一命を取り留めた彼女だったが、最速の推理力を喪失する。 犯人を追う厄介の前に現れたのは、忘却探偵の過去を知る人物だったーー。
この巻のあらすじ
ニューヨーカー憩いの場・セントラルパークで殺人事件が発生! 凶器は、忍者の暗殺道具『手裏剣』。目撃情報からニューヨーク市警の刑事が訪ねたのは、忘却探偵・掟上今日子(おきてがみ・きょうこ)が新たに構えた「置手紙探偵事務所ニューヨーク支局」だった。憧れのニューヨーク市警に容疑者として目を付けられてしまった今日子さんは、自らの疑いを晴らし、事件を解決することができるのか? 彼女の過去を知るFBI捜査官ホワイト・バーチも暗躍し……? 忘却探偵、謎解きの舞台はついに世界へ!
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