還りの会で言ってやる
判定なし
基本情報
- 著者
- 八重野統摩
- イラスト
- —
- レーベル
- メディアワークス文庫
- 刊行年
- 2012
- 巻数
- 1巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- Kindle Unlimited: 1巻まで
現代を舞台に、いじめを見過ごしてきた少年・沖永創吾、いじめられている幼なじみの柚舞、そして宇佐部と名乗る男の三者を軸に進む物語。創吾は、いじめをする側だけでなく、それを見過ごす側にも責任があると理解しながらも、柚舞の状況に向き合えずにいた。そこへ現れた宇佐部は、柚舞をダメ人間と断じ、『ダメ人間社会復帰支援サークル・還りの会』を名乗って二人を巻き込む。表向きの支援と、いじめへの復讐の企てが重なり、同世代の関係が揺れ始める中で、謎を含んだ空気が物語全体を包む。創吾の後悔と柚舞への視線、宇佐部の言葉が交差し、日常の会話が一気に緊張を帯びていく構成になっている。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- いじめと幼なじみの関係を軸に、青春の痛さとままならなさを軽快に読ませる。
- 主人公の一人称の内心ツッコミや、少し不器用な行動が読みどころになる。
- 還りの会のメンバーが個性的で、大学生や脇役まで含めてキャラの立ち方が強い。
- まっすぐな青春だけでなく、関係性の重さや割り切れなさが差し込まれる。
- ミステリ寄りの仕掛けや後半のつながりで、読み進めるほど印象が変わる。
こんな人におすすめ
- いじめ問題を扱っていても、重すぎない青春ラノベを読みたい人。
- キャラ同士の掛け合い、主人公のモノローグ、軽妙な文体が好きな人。
- 幼なじみものや、恋愛未満の距離感を楽しみたい人。
- きれいごとだけではない、少しビターな青春を求める人。
- ライトノベルらしいテンポの良さと、少しの謎解き要素を両方欲しい人。
人を選ぶポイント
- いじめ描写はあるが、かなりライトに読めるため、重厚な社会派を期待すると物足りない。
- 後半のミステリ的な流れや展開のまとめ方に、好みが分かれやすい。
- 主人公の言い回しや考え方が合わず、入り込みにくい人もいる。
- 物語の着地点や設定の扱いに、やや綺麗すぎる・チープと感じる部分がある。
- シリーズ続編を期待して読むと、単巻完結で寂しさが残る。
テンポ・読後感
- 全体はサクサク読める軽快なテンポ。
- 重い題材のわりに、会話と地の文は明るめで読みやすい。
- 序盤は王道の流れ、後半で見え方が変わる構成。
- 青春の熱さと、少しビターな空気が同居する。
- 読後感は爽やか寄りだが、引っかかりや余韻も残る。
キャラクターへの評価
- 主人公は傍観から動き出すタイプで、空回り気味の不器用さが目立つ。
- 幼なじみのヒロインは、主人公との距離感が近く、感情の向きが気になる存在として見られている。
- 宇佐部は勢いがあり、物語を引っ張る存在感が強い。
- ハルさんは印象が強く、可愛さや個性で記憶に残る。
- 脇役まで含めてキャラの魅力が高く、続きが欲しくなる受け止め方が多い。
巻一覧
還りの会で言ってやる
この巻のあらすじ
いじめをする奴は、もちろん最悪だ。だが、いじめを見過ごす奴だって最悪だ――。おれ・沖永創吾はそのことを理解していながら、幼なじみである柚舞がいじめられている事実を見過ごしてきた。 だが、そんな情けない自分に終止符を打とうとした矢先、宇佐部と名乗る男がおれ達の前に現れる。そいつは柚舞をダメ人間だと堂々と口にしたあと 『ダメ人間社会復帰支援サークル・還りの会』 だなんてふざけた集団を作っておれ達を引きずり込み、いじめをしている連中への復讐を企み始めるのだが ――。 青春が熱を帯び、人を狂わせ、謎がほのめく物語。
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