売れないが野心は大きい新人女優ロッテシアが、舞台で死体役を得たことをきっかけに、役作りのため“悪”の伝説が残る地方へ向かうところから始まる恋愛ファンタジー。現地では吸血一族への生け贄として扱われ、血が超苦手な次期族長サーディと出会う。舞台で目立ちたい女優の仕事、吸血一族のしきたり、地方に残る伝承が重なり、思わぬ接点から関係が動いていく。ロッテシアは自分の名前を売ろうと行動し、サーディは族長として一族の事情に向き合う。二人の目的と立場が並走する構図で物語が進む。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 女優を目指すロッテシアの、夢に一直線でしぶとい行動力が印象に残る。
- 吸血鬼サーディの、普段の草食系・天然さと別の顔のギャップが楽しい。
- 追っ手や一族の事情、劇中劇めいた要素が入っていて、短編でも話題が多い。
- 前作『聖グリセルダ学院』の登場人物が顔を出し、シリーズ読者には小さな見どころがある。
- 恋愛だけでなく、オカルト寄りの空気や軽快な掛け合いも味わえる。
こんな人におすすめ
- 1冊で完結する読み切りを、勢いよくサクッと読みたい人。
- 夢を追う元気なヒロインや、ギャップのある青年キャラが好きな人。
- 前作シリーズを読んでいて、関連キャラの再登場を楽しみたい人。
- 少女向けラノベらしい甘さとテンポの速さを気軽に楽しみたい人。
人を選ぶポイント
- 展開がかなり急で、説明や掘り下げが足りないと感じやすい。
- 恋愛要素は控えめで、じっくりロマンスを味わう作品ではない。
- ヒロインの序盤の性格や言動に引っかかる人がいる。
- 吸血鬼ものとしての怖さや戦闘感は強くない。
- 前作キャラの扱いに期待すると、出番の少なさが気になる。
テンポ・読後感
- とにかく進みが速く、読み切りらしい勢いで最後まで走る。
- 軽めで甘い少女小説寄りの空気が強い。
- 前半はやや唐突でも、後半で面白さが乗ってくる構成。
- すっきり読める反面、物足りなさも残りやすい。
- かわいさと小気味よさはあるが、重厚さは薄い。
キャラクターへの評価
- ロッテシアは、前向きでたくましい一方、序盤はしたたかさや強引さが目立つ。
- 成長していく過程は好意的に受け止められている。
- サーディは、真面目で天然、さらに吸血時に雰囲気が変わるギャップが強み。
- もっと俺様っぽさや吸血鬼らしさを見たかった。
- 前作キャラのノンノやアマリアは、おまけ的な登場でも目を引いている。
巻一覧
ブラッディ・ハニー
この巻のあらすじ
肉食系新人女優×草食男子な吸血鬼!
売れないけれど野心はでかい女優ロッテシアは、大人気作家ノンノ原作の舞台に死体役で出演できることになり、「ここで目立ってヒロイン街道一直線よ!」と大張り切り。役作りのため、有り金をはたいて“悪”の伝説が残る地方を訪れたロッテシアだが、ひょんなことから吸血一族への生け贄となってしまった。しかし、ロッテを捧げられた次期族長サーディは血が超苦手で……!? そんな出会いが招いた恋の行方は!?
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
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